格闘技徒然草

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UFC235:メインイベント・ジョン・ジョーンズ vs. アンソニー・スミス

ライトヘビー級タイトルマッチ5分5R。

JJは唯一喫した敗戦(垂直肘を放ったことによる反則負け)から、ノーコンテストを挟んで14連勝中。ノーコンテストになったコーミエ戦も、勝ったが試合後に薬物違反が判明したもの。1位アンデウソンの16連勝に迫っている。2014年以降は年1試合の試合ペースになっていたが、前回の試合から2ヶ月弱というインターバルでの防衛戦。2011年にはライアン・ベイダーに勝った直後、ラシャド・エヴァンス負傷欠場の代役として翌月のタイトルマッチ挑戦が決定し、一ヶ月半の試合間隔で王座を獲得している。

スミスは昨年6月にライトヘビー級に階級を上げ元王者エヴァンスに秒殺KO勝利。さらに1ヶ月半のインターバルで同じく元王者のショーグンをKO。3ヶ月後には前タイトル挑戦者のオズデミアに勝利と、実質5ヶ月だけの実績でタイトル挑戦権を手に入れた。

牽制のローを入れたスミス。JJは蹴りのフェイント。大振りのワンツーを出したが空振り。バックスピンキック。スミスもパンチを出すが距離があり届かない。踵落としを見せたJJ。じわじわ出ていくJJ。スミスの右をかわした。JJ左ハイ。ボディ。スミスの左ハイ。キャッチしたJJがテイクダウンを狙うがケージを背負うスミス。JJ肩パンチ。引き剥がしたスミス。じわじわ出るJJ。スミス出られない。JJのサイドキックがボディにヒット。左ハイ。軽くヒット。関節蹴り。またサイドキック。ホーン。

1RJJ。スミス出られなかったが、2Rから覚悟を決められるか。

2R。スミス出てきた。しかしJJの前蹴り。ハイ。攻撃をもらい後退するスミス。JJ回転肘。そのまま押し込み肩パンチ。離れた。ワンツーで出たスミス。またワンツー。しかしJJがプレスしてケージを背負わせると、前蹴り、関節蹴り、ハイと蹴りを入れていく。タックルのフェイントから左ストレートがヒット。翻弄されているルイス。ワンツーを出したスミス。JJの前蹴りに右を合わせた。攻撃を受けてケージまで下がるスミス。ボディへの攻撃をちょっと嫌がっているか。残りわずかで組みに行ったJJ。両脇を差したスミスだがホーン。

2RJJ。攻められると厳しいスミス。時間が経つほど削られるので、もう勝負するしかない。

3R。JJタックル。受け止めたスミスだがボディに膝を入れるJJ。押し込んだ。テイクダウンを狙いながら膝を入れる。尻クラッチから抱え上げて投げた。インサイドからすぐパウンド。スミス亀になる。上から体重をかけて立たせないようにしているJJ。スミスはJJの左腕を掴んで防御。膝を入れるJJ。残りわずかでシングルレッグに入ったスミスだがホーン。

3RJJ。

4R。JJ、ジャンピング関節蹴り。空振りしたがスミス後退。ボディにサイドキック。ケージを背負ったスミスに肘を入れる。せめて濃いとアピールするスミスだが自ら出ることはできない。JJ飛び膝から押し込む。足をかけて簡単に倒されたスミス。JJ膝立ちのままパンチを入れていく。スミスは頭を抱えて防ぐだけ。もう心が折れているか。バックに回ったJJ。パウンドを入れていく。なんとか立ったスミス。後方に投げようとしたJJだが足をかけてなんとか防いだスミス。しかし前に倒される。バックから肘を入れていくJJ。パウンド。残り1分。脇腹に膝。座った体勢のスミスのボディに膝。頭部にヒット。しかし片手がついている状態のスミスの頭部に膝を入れてしまい減点2。新ユニファイドでは片手のみついている場合はスタンドだが、ネバダ州アスレチックコミッションはグラウンドについては旧ルールを適用しており、片手でもついていればグラウンドとなり、頭部への足での攻撃は反則。再開後、すぐホーン。

4Rは10-8で減点があり8-8。

5R。スミスようやく覚悟が決まったのか下がらずパンチで打ち合う。JJタックル。切ったスミス。しかしまたJJがじわじわ出るとケージまで下がる。肘を入れて押し込んだJJ。スミスはJJの腕を両手で掴んでディフェンス。防ぐだけで何もできないスミス。もはや攻める気はない。JJも無理にフィニッシュは狙わない。会場はブーイング。最後に飛び膝を見せた。タイムアップ。

判定48-44の3-0でJJ勝利。