地元カナダ・オンタリオ州出身のガニヨンは一時は4連勝しランキングにも入っていたが、ヘナン・バラォンに肩固めで敗れた後、2年のブランク明けでマシュー・ロペスに判定負けし連敗中。そこからさらに負傷により2年半のブランクがあり、現在4年半白星がない。12勝中、チョークでの勝利が10個あるフィニッシャー。
ブライアン・ケレハーの代役としてUFCデビューするのは地元のコール・スミス。カナダのBFLなどで6戦全勝・5フィニッシュ勝利。キャリアわずか3年で、まだローカルレベルの相手としか戦っていない。タイでもトレーニングしており、ムエタイのキャリアもある。また、タイでボクシングの試合に出場し、デビュー戦で後に日本で小原圭太とWBOアジア太平洋王座決定戦で対戦するサダム・キェッヨンユッに判定勝ちしている（地元カナダでの2戦目は3勝1敗の相手に判定負け）。PRIDEのテーマで入場するスミス。
プレスするガニヨン。ケージ際に下がったスミスにタックル。スミスはキムラに捕らえて耐える。スタンドでバックに回るガニヨン。なおもキムラを放さないスミス。反転して逆にタックルへ。ガニヨンがケージで耐える展開に。尻もちまでつかせたスミスだが、ケージを使って立つガニヨン。放さずダブルレッグに入るスミス。ガニヨンは首をギロチンに抱えるが、スミスが引き剥がして離れた。ローを蹴って出ていくスミス。ガニヨンがフックを振り回すが距離がありヒットせず。飛び込んで左右のフックを打ち込むガニヨン。組み止めたスミスがケージに押し込みボディに膝。肘。離れてロー連打。ホーン。
1Rスミス。
2R。ローが効いてきてるガニヨン。間合いを詰めてフックを打ち込むがスミスは距離を取りロー、ミドル。飛び込んでの肘。前に出て肘を放ったガニヨンがそのままケージに押し込むが、スミスが肘を打ち返し、ガニヨンがガードを固めたところでバックに回る。そのまま後方に倒れ込み四の字バック。チョーク。防いでいるガニヨン。今度はフェイスロックに。これも外すガニヨン。反転しようとしたが回りきれず。残り10秒でバックからマウントに移行しようとしたスミスだが一瞬早くガニヨンが上に。しかしホーン。
2Rスミス。
3R。プレスしていくガニヨンだが、スミスは距離を取り逃げる。が、ガニヨンの肘が入りぐらついた！ガニヨンすかさず上になりマウント！腕十字！しかし抜けた。が、今度は得意のギロチン！引き込み全力で絞める。首を抜いて脱出したスミス。ガニヨンオモプラッタに捕らえるが外された。ギロチンで消耗したのか亀で止まっているガニヨン。スミスがバックに回る。バックマウントでチョーク。喉元に腕が入ったがなんとか外したガニヨン。時間がない。タイムアップ。
3Rは判断が分かれるかもしれない。
29-28×2、30-27の3-0でスミスがUFCデビュー戦勝利。
3Rはピンチに陥ったが、寝ても立っても攻勢だった。
