格闘技徒然草

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UFC on ESPN3:第10試合・デミアン・マイア vs. アンソニー・ロコ・マーティン

ウェルター級。マイア12位。

一度はタイトルに挑戦したマイアだが、レスラー相手に3試合連続一度もテイクダウンを奪えないまま判定負け。崖っぷちで迎えた前回は、UFC2勝1敗のライマン・グッドにテイクダウンからのチョークで圧勝。パターンにハマれば強い。

マーティンはノーランカーだが、直近8試合で7勝1敗。特にウェルター級に上げてからは4戦全勝。UFCデビュー当初はグラップラーの印象だったが、グラップラー同士の対戦では打撃勝負で打ち勝てるくらい打撃が向上している。前回は柔術世界王者のセルジオ・モラエスにスタンドの打撃でポイントを稼ぎ判定勝ち。ミネソタ出身の地元ファイターだが、オッズではマイアが優勢。

間合いを詰めるマイア。マーティンはサークリングし距離をキープ。タックルを相当警戒している。マイアシングルレッグ。倒した。ケージを背負って寝かされないようにしているマーティンだがマイアレッグマウントに。パンチを入れつつ寝かせようとする。座った体勢で身動きが取れないマーティン。背中を向けるとチョークのえじきになるのでそれだけは防いでいるが何もできない。残り1分でようやく立った。入れ替えてケージに押し込む。離れた。もう時間がない。パンチ、飛び膝を放つマーティンだが届かず。ホーン。

1Rマイア。一本負けは防いだマーティンだが1Rは落とした。

2R。タックルを切るマーティン。さらにタックルに入るマイア。切りきれなかったマーティンだがスクランブルで返して立とうとする。が、またケージ際で座った体勢にされる。上から押さえつけて立たせないマイア。なんとか立つマーティンだがすぐにまた倒されレッグマウントを許す。ついに寝かされたマーティンだがすぐにまたケージを背負う。レッグマウントからパンチを入れていくマイアだがレフェリー無情のブレイク。マイアすぐタックルから引き込んでスイープから上を取ろうとするが、潰されて逆にマウントを取られる。チョークを狙うマーティンだがマイアすぐ反転。ホーン。

2Rマイア。

3R。KOするしかないマーティン。ジャブ、ハイ。しかしタックル警戒でなかなか出られない。マイアはもう無理をする必要はない。距離を取ってパンチをもらわない位置をキープ。マーティンも強く出られないため見合いが続く。マーティンが出たところにマイアはタックルを合わせる。切るマーティンだがタックル警戒によりますます打撃で踏み込めなくなる。残り1分。右をヒットさせたマーティン。マイア高速サークリング。追いかけてパンチを入れたマーティン。マイアタックルから引き込んでガードで凌ぐ。ガードに入ってパウンドを入れるマーティンだがタイムアップ。

三者29-28でマイア計算通りの逃げ切り判定勝ち。