ライトヘビー級。テイシェイラ9位、クリロフ13位。
来月40歳になるテイシェイラ。UFC5連勝でJJのタイトルに挑戦したが完敗。その試合から10戦では5勝5敗でじわじわランキングを下げ、ここ2試合はノーランカー相手にオッズも僅差になるほど評価が下がっている。2試合とも勝ったが、打撃を効かされてからの逆転一本勝ち。今回も最新のオッズでは下位ランカー相手にアンダードッグ。
クリロフはUFCと契約更新がまとまらず、ロシアのFNGを主戦場に連勝していたが、昨年のロシア大会で復帰。ローカルで連勝したことで期待されていたが、いきなり4位のブラホヴィッチと対戦すると、テイクダウンされ一方的に攻められ一本負け。4月の2戦目も、1RはOSPからテイクダウンを奪われ劣勢だったが、2Rに逆にタックルからテイクダウンするとバックマウントからのチョークで一本勝ちした。
テイシェイラシングルレッグ。切れずにテイクダウンを奪われたクリロフ。ハーフ。パウンドを打ち込むテイシェイラ。マウントを狙ったところで返そうとしたクリロフだが、返しきれずバックマウントに。テイシェイラはバックからパウンド。クリロフ、腕を押さえてパウンドを防ぐと、尻を浮かせて股下から抜けた。逆にマウント。パウンド。テイシェイラタックルから立とうとしたが、クリロフがスタンドでチョークのセットアップをしてそのままバックに。体が伸びて苦しい体勢だったがテイシェイラなんとか外して立った。スタンドで膝を入れるクリロフ。離れた。打撃戦。テイシェイラのパンチでバランスを崩すクリロフ。テイシェイラがパンチで出る。クリロフも打ち返したところでホーン。
1Rはテイシェイラか。クリロフのチョークもニアフィニッシュと言えなくもなかったが。
2R。プレッシャーをかけるテイシェイラ。クリロフはフットワークを使い距離を取る。パンチをもらったクリロフ、背中を向けて距離を取る。テイシェイラがプレスしつつタックルに入るが切られた。クリロフの左ハイがヒット。一瞬動きが止まるテイシェイラだが再び出ていく。パンチからのタックルを切ったクリロフ。逆にダブルレッグ。テイクダウン。残り30秒。肘を入れていく。ホーン。
2Rは最後のテイクダウンもありクリロフ。
3R。タックルに入ったクリロフだがテイシェイラギロチンで引き込む。ボディシザースを外したクリロフ。そのまま腕を外して解除。上になるとバックを狙うが、前に落とされ逆に下になる。テイシェイラパスしてマウントを狙うが、その瞬間に反転したクリロフ。そこに腕十字。しかし外したクリロフが立つとまたタックルへ。テイシェイラまたギロチン。しかし足の絡みがハーフで浅く、すぐに外される。残り1分。肘を入れるクリロフが肩固め狙い。自ら放してパウンドに。が、テイシェイラがディープハーフからスイープ。上を取り返した。タイムアップ。
判定また割れた。29-28、28-29。29-28のスプリットでテイシェイラ勝利。