ライトヘビー級。
ヒルは昨年7月のコンテンダーシリーズで勝利しUFCと契約すると、翌月の上海大会でデビュー予定だったが、ビザが取得できず欠場。5ヶ月越しでのUFCデビューとなる。ここまでMMA6戦全勝。ローカル時代は前の試合に出場したダクアン・タウンゼントに勝利している。恵まれた体格を活かし、学生時代はバスケ、アメフトを経験。高校時代はチェス部に入っていた。
柔道バックボーンのストシッチはミルコのスパーリングパートナーだった選手。UFCデビュー戦は柔道の投げからのパウンドでKO勝ちしたが、そこから2連敗中。
組もうとしたストシッチを引き剥がしたヒル。ストシッチどんどん間合いを詰めてくるが、ヒルが左ストレート、テンカオを打ち込んでいく。左右のパンチ連打で出るストシッチ。ケージまで下がらせて押し込むが組ませず離れるヒル。ヒル左ミドル。左ボディ。ガードを固めて出るストシッチ。ヒルが首相撲から膝を入れようとしたが、ストシッチにテイクダウンされ下に。ストシッチ立ち上がりスクート。ヒルの立ち際にパンチを打ち込む。ヒルワンツー。前に出ていくストシッチだが、リーチ差があり、間合いに入る前にヒルのパンチを貰う。ストシッチも左フックをヒットさせた。ホーン。
1Rヒル。
2R。ヒルの右ボディに左フックを合わせたストシッチ。軽快にパンチを打ち込んでいくヒル。ストシッチシングルレッグ。こらえたヒルがテンカオからパンチを打ち込み攻勢。下がるストシッチ。動きも落ちてきた。前蹴り・ワンツーを入れるヒル。ストシッチのタックルは切られる。ボディブローを打ち込むヒル。手数で圧倒するヒルだが、ストシッチも頑丈なのか耐えている。ストシッチ、蹴りに合わせたタックルでテイクダウン。残り時間わずかだったが、ヒル自ら立ち上がり脱出。ホーン。
2Rヒル。
3R。ロー、ハイを蹴るヒル。ワンツー。ストシッチは間合いに入ることさえ出来ない。タックルで飛び込んだ。テイクダウン。パウンド。顔面にヒットしている。ヒルケージで立った。支釣込足でテイクダウンを狙ったストシッチだが倒せず離れた。またヒルが蹴りを入れていく。ストシッチタックル。テイクダウン。が、押さえ込まれる前に立つヒル。また距離を取りパンチ・テンカオを入れるヒル。ストシッチタックル。テイクダウンし今度は押さえ込んだ。しかし残り1分。ケージで立つヒル。ストシッチはなおもテイクダウン狙い。今更テイクダウンしたところでどうにもならないと思うが…。倒したと同時にタイムアップ。
課題や未知数な部分も多いが、とりあえず初戦は及第点の内容。