ヘビー級。
かつてのランカー・ロズウェルだが、全盛期に禁止薬物使用が発覚し約3年のブランク。ブランク明けは2勝2敗だが、勝っても負けてもパッとしない内容。今年10月に40歳となる。5月8日にフィリップ・リンスとの試合が組まれていたが、リンスが計量後に体調不良となり今大会に延期。結局今回もまた欠場となり、UFC初参戦のアスカー・モゾロフとの対戦が組まれたが、今度はモゾロフがビザの問題で出場できなくなり、クリス・バーネットがUFC初参戦を果たした。
クリス・バーネットはIGFのレギュラー外国人として活躍。スーパーヘビー級の体格ながら意外にも軽快な動きを見せ、着ぐるみ入場というギャップもあり人気を博したが、RIZINには1戦のみでスプリット判定負けで二度と呼ばれず。その後はROAD FCに出場すると、無差別級トーナメントでルーマニアの元柔道オリンピック代表・アレクダンドル・ルングにパウンドでKO勝ち。しかしその後トーナメントは自然消滅となり、バーネットはヘビー級(265ポンド)に落としてアメリカを主戦場としていた。これがメジャー初登場。
UFCでは残念ながらスポンサーのVENUMの服の着用が義務付けられており、着ぐるみ入場はNG。
身長が低いバーネット。ロズウェルとの身長差がかなりある。ヘビーまで落としたあgまだ腹回りはタプタプ。ずんぐりむっくりの体型ながら、軽快なフットワークからパンチを打ち込んでいくバーネット。しかしロズウェルがじわじわプレスしていきケージに詰める。右ボディ。サークリングするバーネット。飛び込んでのパンチからバックキック。しかしロズウェルの右をもらう。組んでいったバーネットだが潰され下に。ハーフ。足のロックを外したロズウェルがマウント。残り1分。うつ伏せになったバーネットにフェイスロック。足のロックがなく外され逃げられる。バーネット立つとパンチを振り回す。ロズウェル首相撲から膝。クリンチアッパー連打。ホーン。
1Rロズウェル。序盤、らしい動きは見せていたバーネットだが、両者だいぶ消耗した。
2R。スーパーマンパンチを打ち込むバーネットだが、もう動きが読まれている上に序盤のスピードがない。ローを蹴られる。バーネット、疲れでパンチが手打ちだが前に出ていく。背中を向けて距離を取る。スローな左右のフックを振り回すがパンチを貰い、タックルに入るも切られた。がぶったロズウェルがギロチン。疲れもあり動けないバーネット、逃げられずタップ。
ヘビー級でも中堅からやや下に落ちたロズウェルだが完勝。バーネットは準備期間がなかったのも厳しかったか。スタミナが切れてからはもう勝ち目なかった。