女子ストロー級。
ブラジルのカルネロッシはここまでUFC2連続フィニッシュ勝利。打撃はあまり上手くなく、スタンドでパンチを貰う場面も多いが、構わず圧をかけていく。14勝中9KO、2一本勝ちとフィニッシュ率が高い。29歳。21歳の時にMMAデビュー戦で敗れたが、その時のキャリア1勝0敗の対戦相手が、のちにUFCデビューし、現在ランキング9位のアマンダ・ヒバス。
メキシコのゴディネスはUFC2勝2敗。昨年10月にはUFC史上最短、中6日間での連戦で階級上のフライ級に挑んだが、フィジカルに押されて完敗。前戦はローマ・ルックブンミー相手に逆にフィジカル優位を活かしてテイクダウンを奪う展開で判定勝ち。柔道バックボーンのグラップラー。
組みついていったカルネロッシだが、ゴディネスがテイクダウン。カルネロッシがシングルレッグを仕掛けるがゴディネスはバックを狙っていく。たすきでクラッチしたゴディネス。カルネロッシ立ったが、後方に倒され寝かされる。ハーフからパウンド・肘。下になったカルネロッシは身動きがとれないまま時間がすぎる。ホーン。
1Rゴディネス。
2R。飛び込んで右を入れたゴディネス。カルネロッシ効いた！すかさず追い打ちのパンチを入れたゴディネス。タックルにつなげてテイクダウン。うつ伏せになったカルネロッシの脇腹に膝を入れると両足フックしバックマウント。反転しようとしたカルネロッシだが、ゴディネスが上になりハーフ。上からパウンド。ハーフからアメリカーナを狙う。防いでいるカルネロッシだが防戦一方の展開が続く。パウンド・肘を入れつつ足を抜いたゴディネス。カルネロッシ亀に。またパウンドを入れられると向き直るカルネロッシ。ハーフだが今度はゴディネスが肩固め。ハーフの足が抜ければ決まりそうだったが、抜けた瞬間に肩固めが外れた。がぶりの体勢に。立ったカルネロッシ。ホーン。
2Rゴディネス。カルネロッシは何も出来なかったので10-8あってもおかしくない。
3R。逆転を狙ってスタンドで出て行くが、大振りのパンチを放ったところでゴディネスのタックルで倒され下に。亀になるカルネロッシにバックからパウンドを入れる。スクランブルから足関を狙おうとしたカルネロッシだがゴディネス冷静に対処し足を掴ませない。ケージ際まで移動したカルネロッシ。ケージを背に座った体勢。パンチを入れていくゴディネス。カルネロッシ立ったが、ゴディネス放さず。タックルからリフトしてテイクダウン。ハーフから肘を落としていくゴディネス。亀になるカルネロッシをがぶると、バックに回りパンチを入れる。カルネロッシが立つとゴディネスその瞬間にタックルで倒しテイクダウン。パウンドを入れる。タイムアップ。
30-27、30-26×2の3-0でゴディネス勝利。
オッズでフェイバリットだったゴディネスだが、ここまで一方的な展開になるとは予想外。テイクダウンされると何もされてもらえなかったカルネロッシ。ここまで組みに差があると、打撃を入れるチャンスもない。
