格闘技徒然草

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UFC289:第7試合・マルク・アンドレ・バリオー vs. エリク・アンダース

ミドル級。

地元カナダのバリオー。UFCデビューから3連敗、さらに4戦目はKOしたものの、汚染されたサプリメントのせいでドラッグテストにかかりノーコンテストと4戦して0勝だったが、そこから6試合で4勝2敗と盛り返してきた。レスリングがバックボーンで、15勝のうち10のKO勝ちがある。今回の相手アンダースには、UFCデビューの2019年以来ずっと対戦をアピールしてきていて、今回ようやく実現する。対戦アピールした理由は悪意があるからではなく、アンダースの戦い方が好きだからとのこと。33歳。

アンダースは無敗でUFCと契約し、デビューから2連勝でいきなりメインでリョートと対戦するという特別扱いだったが、そこからは負け越しでUFC7勝7敗1分け。階級をライトヘビーに上げたり戻したりで便利屋のような扱いをされ、デビュー当初の豪快なKO勝利からは遠ざかっていたが、昨年12月の前戦ではカイル・ドーカスをパウンドラッシュで下し、3年半ぶりのKO勝利。しかしあと5戦、UFC20戦となったところで引退するつもりと事前インタビューで語っている。36歳と若くなく、父親としての役割に移動したいとのこと。

バリオーが右ミドルから右ストレートをヒットさせダウン奪取!近づいてパンチを落とすバリオー。アンダース立ち上がりボディに膝を入れるが、バリオー肘を返す。アンダースも肘。首四つの展開で両者肘・膝を撃ち合う。離れたが、アンダースすぐにまた組んで四つから膝。肘。クリンチアッパー。パンチを打ち込み離れたバリオー。しかしアンダース下がらないすぐに詰めていく。組んで膝。左右のパンチを打ち込む。バリオーまた右ミドルから右ストレート。すぐにプレスして距離を詰めるアンダース。タックルに入りケージに押し込むと、放して左右のフックを打ち込む。すぐまた詰めるアンダース。首相撲から膝。バリオーも肘・膝を返す。アンダースまたタックルへ。テイクダウンを狙うがアンダースこらえた。離れる。残りわずか。また出ていくアンダースだが、バリオーが左をヒット。ホーン。

1Rバリオー。

2R。またミドルを入れたバリオー。アンダース詰める。タックル。パンチで引き剥がしたバリオー。アンダースも左ミドルを入れた。アンダースが前蹴りを放ったがローブローに。再開。詰めるアンダース。バリオー下がってケージ際をサークリング。ケージに詰まったバリオー。また右ミドルを入れたバリオー。アンダース下がらない。アンダースパンチからタックルに入りケージに押し込む。シングルレッグに切り替えてテイクダウン。足と首を抱えてコントロールし立たせない。バリオーケージを使って立った。離れた。アンダース右ミドル。バリオーが膝を出したがまたローブロー。減点なく再開。アンダースタックルでケージに押し込むが、バリオー引き剥がし離れた。アンダース組んで膝・肘。引きはがすバリオー。残り1分。僅差の展開だが、アンダース下がらずパンチをヒットさせる。残り10秒で距離を取るアンダース。ホーン。

2Rほぼ五分だが、ややアンダースか?

3R。バリオーがプレスしてきた。アンダースのシングルレッグを引きはがす。右ミドルから右ストレート。アンダース詰めてケージを背負わせると組み付こうとするが、パンチを打ち込み引き剥がしたバリオー。アンダースタックルに。ケージに押し込む。ボディに膝を入れる。バリオーまた右ミドルから右ストレートをヒット。距離を取りサークリングしつつ手を出す。詰めてきたアンダースにワンツーを入れる。手数を増やしてきたアンダース。パンチから肘を入れた。アンダースまた出ていくが、手が出ていない。ジャブ、右ストレートを入れるバリオー。アンダースまた出ていく。出てきたところにパンチを合わせるバリオー。ジャブがヒット。右ハイ。アンダースが下がる。バリオー逆に詰める。右ミドル。アンダースまたタックルから組もうとするが引きはがすバリオー。タイムアップ。

判定三者フルマークでバリオー勝利。