格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

PFL Battle of the Giants:ラフェオン・スタッツ vs. マルコス・ブレノ

バンタム級

元Bellator暫定王者スタッツ。レスリングで大学時代にD-2で2度優勝。ローカル12勝1敗の戦績で2019年からBellatorに参戦し、2022年から開催されたバンタム級GPでは、王者ペティスの欠場で一回戦のフアン・アーチュレッタ戦が暫定王座決定戦となり、3RKO勝ちで王座獲得。準決勝はダニー・サバテロにスプリット判定勝ちで王座を防衛したが、決勝ではパッチー・ミックスにスタンドのヒザでKOされて王座から陥落した。再起戦となった昨年11月のサバテロとの再戦では、テイクダウンされてもスクランブルで逃れる展開で判定勝ちして返り討ちに。35歳。

ブラジルのブレノはBellator1勝1敗。負傷選手の代役として、いきなりBellatorバンタム級GPに出場予定(怪我で欠場)だったジョシュ・ヒルと対戦。打撃で攻め込み、2Rにはテイクダウンから上をキープし判定勝ち。昨年4月の2戦目はバンタム級GPベスト4のダニー・サバテロと対戦し、テイクダウンからバックを奪われる展開で一方的な内容となり、2Rにチョークで一本負けしている。26歳。

パンチを積極的に打ち込んでいくブレノ。圧されてケージまで下がったスタッツ。タックルに入るが切られた。またパンチで出る。右がヒット。ローシングルに入ったブレノだが切ったスタッツ。ケージを背負うスタッツ。右ボディから左を入れたブレノ。またローシングル。足を引き抜いたブレノ。なおもケージ際から出さない。右をボディ・顔面に入れる。ワンツーから右ボディ。左ミドルを入れたスタッツ。またタックルへ。今度は小手に巻いて凌ぐブレノだが、しつこく仕掛けてスタンドバックについたスタッツ。テイクダウン。残り40秒。ケージ際で押さえ込むスタッツだが、そこからのパウンドはない。ハーフでしたから抱えるブレノ。ゴング。

1Rブレノ。

2R。ジャブの刺し合い。左ミドルを入れたスタッツだが、ブレノも三日月蹴りを返す。またパンチで詰めてくる。ミドルからワンツー。スタッツ1Rほどには下がらない。パンチの手数が減っているブレノ。逆にスタッツがパンチで出てケージを背負わせるとタックルへ。スタンドバックに。片膝をついたブレノ。立ったが投げて前に崩すスタッツ。座った体勢で正対したブレノだが、立ち際にまたバックを取られる。サイドで押さえ込んだスタッツ。ハーフにしたブレノだが、上半身を完全に制圧されている。肩固めを狙うスタッツだが、ブレノがクローズドガードに切り替えて解除。パウンドを入れるスタッツ。ヒジ。ゴング。

2Rスタッツ。ブレノ、サバテロ戦と同じく1R打撃で押したところから、2Rにテイクダウン→ポジションを取られる展開に。

3R。ワンツーを入れるブレノ。パンチで前に出るが、スタッツのパンチもヒット。左ミドル。さらに左ストレートを打ち込む。またブレノが出て右ミドルから左を入れるが、スタッツがパンチを返し下がらない。ブレノ逆にタックルでテイクダウン。ギロチンに抱えるスタッツだが外れた。ハーフに。しかし反転して上を取り返したスタッツ。またガードに戻したが、立ってガードから抜けたスタッツがバックに。四の字バックからチョーク。タップアウト!

ブレノ、序盤の打撃のプレッシャーが後半なくなり、またも逆転負け。