格闘技徒然草

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UFC on ESPN+103:第7試合・ダレン・エルキンス vs. ダニエル・ピネダ

フェザー級

大ベテランのエルキンスはフェザー級史上単独1位となる27戦目。キャリアが長いだけあって、テイクダウン数・判定勝ち数・サブミッション・アテンプト・トップポジションタイム・コントロールタイムなどがUFCフェザー級1位。ニックネームが「ダメージ」だが、勝っても負けても相手よりダメージを負う激闘型のスタイルのため、一時ダメージが蓄積して4連敗を喫した。その後も明らかに打たれ弱くなっているものの、直近では4勝2敗と勝ち越し。40歳で、カブ・スワンソンに次ぐフェザー級2位の年長。

ピネダは2020年にUFCと再契約後、2勝3敗1NCで、現在アレックス・カサレスとナザニエル・ウッドに連敗中。勝った2戦はいずれもパフォーマンス・オブ・ザ・ナイト受賞、負けた試合でも1度ファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞している。バックボーンはレスリング・柔術。28勝すべてがフィニッシュしての勝利(9KO・19一本勝ち)で、判定勝ちはなし。39歳。

バックスピンキックを入れたピネダ。エルキンスニータップ。倒されながら首を抱えてギロチンに入るピネダ。しかし足のロックを外したエルキンスが倒しきって上に。密着したままパウンド。ケージ際に移動したピネダ。体を起こして立つが、放さずテイクダウンを狙うエルキンス。ピネダまたギロチン。下になってこらえるエルキンスだが、しつこくギロチンへ。外れたが上を取ったピネダ。エルキンスの蹴り上げをサバいてパスしたピネダ。足関を狙ったが、逆にバックを取られた。しかしピネダはスクランブルで上を取り返すとマウント!パウンド・ヒジ。ヒジが入っている。ホーン。

1Rピネダ。

2R。パンチで出るピネダ。カーフキック。もらってスリップダウンしたエルキンス。出てきたエルキンスにボディブロー。サークリングするエルキンスを追うピネダ。ワンツーがヒット。アッパー。クリンチアッパーを入れるエルキンス。ピネダの裏拳をかわしてタックルに入る。ピネダまたギロチンに抱えたが、押さえ込んで外したエルキンス。背中を向けたピネダのバックに回るが、振りほどいて立ったピネダ。詰めるピネダ。アッパーをヒット。パンチからヒジで出る。エルキンスのタックルは切った。またタックル。またギロチンを掛けるピネダ。外れたが三角へ。しかしこれも凌いだエルキンス。エルキンスガードからパウンド。インサイドから強烈なヒジ連打。ホーン。

2Rエルキンス。

3R。エルキンスタックル。ボディロックからテイクダウンを狙うがすべって倒せず。またタックルで飛び込む。バッククリンチからグラウンドに引き込もうとしたが、すべって下に。スクランブルで返そうとするエルキンス。離れた。立つとまたタックル。切ったピネダ。エルキンス立ってパンチを入れる。スピードが落ちているエルキンス。ピネダのカーフでスリップしながらタックルに。切られたが立った。エルキンスなおもタックルに入る。四つで受け止めたピネダ。押し込んでヒザを入れるエルキンス。離れた。残り2分。エルキンスワンツー。ピネダも追い足がない。エルキンスのタックにまたギロチン。しかし足での胴絞めを防いで外したエルキンスが上に。そしてインサイドからヒジ・パウンド。殴るエルキンス。座った体勢から動けないピネダ。タイムアップ。

判定三者29-28でエルキンス勝利。激闘王らしい試合を制した。ピネダも序盤は極めを狙っていったが、エルキンスがギリギリでしのぎ続けた。敗れたピネダは引退を宣言し、グローブを置いて去る。