ニール・マグニー 6.50
カルロス・プラチス 1.13
コーディ・ガーブラント 2.45
マイルズ・ジョーンズ 1.57
ジェラルド・マーシャート 3.40
ライニアー・デ・リダー 1.34
リッキー・トゥルシオス 3.80
ベルナルド・ソパイ 1.28
ルアナ・ピニェーロ 4.20
ジリアン・ロバートソン 1.24
マンスール・アブドゥル・マリク 1.28
ドゥスコ・トドロビッチ 3.80
カロリーナ・コバルケビッチ 4.90
デニーシ・ゴメス 1.19
ガストン・ボラニョス 2.85
コルテイビウス・ロミウス 1.44
エリゼウ・ザレスキ・ドス・サントス -
ザカリー・スコッギン -
マシュー・セメルスバーガー 2.36
チャールズ・ラドキ 1.62
コーディ・ステーマン 3.25
ダモン・ブラックシア 1.36
トレーシアン・ゴア 1.54
アントニオ・トロコリ 2.54
メリッサ・マリンズ 1.41
クラウディア・シグワ 3.00
コロナ禍で無観客で始まったUFC Vegasの100大会目。コロナ対策の無観客開催が終わっても、数十人程度の観客だけを入れて開催が継続している。今大会を最後にAPEXは観客席増加などの改修のため約半年閉鎖されると発表されていたが、来年1月の年明け第1弾となるイベントもAPEXでの開催が予定されている。改修期間が短くなったのか、改修自体がなくなったのかは不明。
メインはウェルター級ランカーのマグニーに、今年2月にUFCデビューしたばかりのプラチスが挑む一戦。プラチスは2月・6月・8月と3試合連続でKO勝ちし、デビューから9ヶ月・4戦目でランキング入りのチャンスを掴んだ。ローカル時代から通算で9試合連続でKO勝ちしているストライカー。特に左のパンチが鋭く、DWCSから奪ったダウンの7回うち、6回が左のパンチによるもの。UFCではグラウンドに持ち込まれておらず、寝技の実力は不明だが、DWCSではテイクダウンされた後、フックスイープで上下を入れ替えて立ち上がっている。
プラチスは198cmと長いリーチが武器になっているが、今回の相手のマグニーは203cmのリーチを持ち、プラチスはUFCで初めて自分より長身で長いリーチの相手との対戦となる。
マグニーはこのところ4勝4敗で、勝ち負けを繰り返している。負けた相手は次期タイトル挑戦者ラフモノフ、元タイトル挑戦者バーンズ、無敗のプロスペクト・ギャリーとモラレス。しかし1月の試合は、UFCデビューから3連続KO勝ちしていたマイク・マロットと対戦し、カーフキックを効かされて絶体絶命となった3R目に、マウントからのパンチ・肘の連打で大逆転勝ちしている。
プラチスはキャリア初期の5敗のうち、3敗が一本負け。穴があるとしたらやはりグラウンド。マグニーがグラウンドに持ち込めるかどうか。
オッズは今大会一番の大差でプラチスがフェイバリット。プラチスKO勝ち。
今大会では、元ONEミドル&ライトヘビー級王者のライニアー・デ・リダーがメインカードでUFCデビューを飾る。オランダ出身で、2019年からONEに参戦。3連勝で翌年アウンラ・ンサンの持つミドル級王座に挑戦すると、1Rチョークで一本勝ち。さらに続く試合で、ンサンがもう一本持っているライトヘビー級王座に挑戦するという、階級を買えて2連続で王座挑戦となるダイレクトリマッチ。この試合でもデ・リダーがテイクダウンからグラウンドで攻め続け、判定勝ちで2階級同時に戴冠した。
その後ミドル級王座を2度防衛したものの、UFCの前日に行われるONEに出場するヘビー級王者マリキンが階級を下げて挑んできたライトヘビー級王座の初防衛戦では、マリキンに1RKO負けし王座から陥落。さらに今年3月にはミドル級でのダイレクトリマッチが組まれ、打撃で一方的に攻められる展開で3RKO負けし、マリキンの3階級同時制覇を許してしまった。その試合を最後にONEを脱北すると、7月にはUAE Warriorsで再起戦を行い1RKO勝ち。9月にUFCとの契約が決まると同時に、今回のマーシャート戦が発表されている。
相手のマーシャートはUFC12勝9敗で、勝利はすべてフィニッシュしての勝利。アグレッシブに極めを狙いに行く一方、雑に極めを仕掛けて逃げられ、不利なポジションをとられがちという欠点がある。そのため戦績が安定せず、中堅クラスにとどまりランキングには入れていない。とはいえデビュー戦の選手がいきなり当てられるレベルではなく、デ・リダーの実力が評価されたマッチメイクになっている。
第1試合開始は10日朝6時から。速報します。