格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

DEEP JEWELS26:メインイベント・前澤智 vs. 富松恵美

女子アトム級タイトルマッチ。

ステップしながらパンチを入れる前澤。プレスしてきた。組んで押し込み。膝を入れる富松。前澤投げを狙うがこらえた富松。入れ替えて押し込むが、前澤がテイクダウンに。正対した富松。ゴング。

2R。ステップからタックルに入った前澤。押し込む。スタンドでバックに回る富松。前澤はバックを取らせてアームロック狙い。そのまま投げてテイクダウン。サイド。前澤マウント!パウンド。腕十字を狙うが察知している富松。バックに回る前澤。チョークを狙うが富松正対。ガードの富松に前澤パウンド。三角を狙う富松だがベースを作って解除した前澤。足をサバいてハーフに。パウンドを入れる前澤。富松凌ぐ。ゴング。

3R。パンチで出る前澤。顔面に入ってケージまで後退する富松。組んで凌ぐ富松だが、前澤シングルレッグからスタンドでバックに回る。富松正対。離れてパンチ連打を入れる前澤。富松逃げ気味のタックル。切ってがぶった前澤がパウンド。反転する富松だが前澤が上をキープ。サイドからハーフにした富松。立ってパウンドを入れる前澤。富松下から三角を仕掛けたが、頭をサバいてパス。バックを狙う。残り30秒。ハーフから潜ろうとした富松だがタイムアップ。

30-27×3、29-28×2の5-0で前澤が王座防衛。

DEEP JEWELS26:セミファイナル・中井りん vs. ダイヤモンドローズ・ザ・ロケット

63kg契約。

昨日の計量でKINGレイナ2.9kgの大幅オーバーにより失格。急遽代役として出場予定のなかった本来フライ級の中井りんにオファーがあり出場が決定。ダイヤモンドローズはプロデビュー戦。

ミドルを蹴るダイヤモンドローズ。しかしローを捕まれ簡単に倒される。足が全く効かずパスされる。頭をまたいで腕を狙う。腕十字。完全に伸びた。タップアウト。

DEEP JEWELS26:第6試合・アム・ザ・ロケット vs. ホン・ユンハ

アトム級5分3R。

RIZINでの浜崎戦以来の試合となるアム。ユンハはプロデビューから4連敗していたが、その後3連勝。ただし相手の戦績は2勝・0勝・1勝。

体格差がある。大きいユンハが組んでテイクダウン。アムはガードから三角を狙う。外したユンハだが腕十字に。ユンハタップ。

DEEP JEWELS26:第5試合・奈部ゆかり vs. ゲオチャイ・ザ・ロケット

フライ級5分2R。

昨年の渡辺華奈との2連戦は0-1ドロー、0-2判定負けだった奈部だが、その後JEWELSで3連勝中。ゲオチャイはMMAのプロデビュー戦。

アップライトのムエタイスタイルで構えるゲオチャイ。パンチを入れたが奈部タックル。テイクダウン。ガードを取るゲオチャイだがパスしてマウント。パウンド。逃げる技術がないゲオチャイ。パウンドを逃げられないままレフェリー止めた。

DEEP JEWELS26:第4試合・パク・ジョンウン vs. 佐藤絵実

アトム級。

4連勝していた佐藤だが3月の試合はアムに秒殺一本負け。ジョンウンはJEWELSでは富松に勝っており、黒部と前澤に判定負け。昨年12月にROAD FCでハム・ソヒのタイトルに挑戦したが判定負け。

テイクダウンしたパク。肩固めへ。決まらないと見てマウントに移行するとパウンド。うつ伏せになった佐藤の体を伸ばしてバックマウントからパウンド連打。動けず殴られ続ける佐藤。レフェリー止めた。

実力差を見せたパク。

DEEP JEWELS26:第3試合・KAI vs. 古瀬美月

49kg契約。

9月のJEWELSはキックルールで元キックボクサーのジェット・イズミに勝利したKAI。格闘代理戦争準優勝の古瀬は6月の試合で富松に敗れており今年は2勝1敗。

ジャブを入れていく古瀬。組んだKAIがケージに押し込むが膠着。ブレイクからKAIが打撃で攻める。そのまま前に出るとまた押し込むが、古瀬首相撲に捕らえて膝。引き剥がしてパンチを入れるKAI。ゴング。

2R。ジャブを入れるKAI。古瀬のパンチがヒットしKAI鼻血。ケージに押し込んでパンチを入れる古瀬。離れた。パンチを入れる古瀬。前蹴り・ハイを打ち込むが、KAIはもらっても出てパンチを入れる。KAIはパンチを貰いながらも左右の連打を続ける。タイムアップ。

判定19-19マスト古瀬×2、19-19マストKAIで古瀬勝利。

DEEP JEWELS26:第2試合・川村虹花 vs. 永尾音波

49kg契約。

先月のJEWELSで組まれていた試合だが、川村が首の負傷で欠場。永尾は今年6月にプロデビュー戦で勝利したが、9月の試合は川村の代役に判定負け。16歳。

いきなり飛び膝を出した永尾。パンチからタックルに入りバックに回ろうとするが川村正対。ケージに押し込みながら膝を入れるがブレイク。再開後また組んでケージに押し込む川村。打撃戦。お互いの右が入るが永尾タックル。切られる。またタックル。ケージに押し込まれる。ブレイク。ハイキックが入り川村ダウン!すぐ立つが永尾がケージに詰めてパンチでラッシュ!川村タックルで凌ぐ。ケージに押し込む。展開なくブレイク。打撃の打ち合いでゴング。

2R。打撃で出られない川村。組んで押し込む。タックルを狙うが脇を差され止められると押し込みで蹴るだけ。ブレイク。また組もうとする川村だが切られる。手数が少ない川村。また組みに行くが脇を差されて押し込むだけに。膝を入れるがローブロー。タイムストップから再開。タックル。テイクダウンからパウンド連打する川村。立った永尾。

ジャッジ3名とも19-19マスト永尾で永尾勝利。

DEEP JEWELS26:第1試合・玉田育子 vs. KOTORI

ミクロ級(44kg)5分2R。

女子最年長52歳の玉田。3月のJEWELSで6年ぶりの勝利。今回の相手はプロ1勝0敗のKOTORI。

玉田いきなりタックルでテイクダウン。パウンドを落としつつハーフ。パスしてサイド。脇腹に膝を入れつつ、残り1分でマウントを奪う。返そうとしたKOTORIだがバックを取られる。バックマウントから鉄槌連打。うつ伏せにしてパウンド。ゴング。

打撃から組み付いたKOTORIだが首投げで投げた玉田。サイド。ハーフにしたが足を抜かれまたサイドに。サイドからアームバー。極まらず。ガードに戻したKOTORIだが、クローズドで下から殴るだけ。上から殴り返される。タイムアップ。

判定20-17、20-18×2の3-0で玉田勝利。

PANCRASE309:メインイベント・ISAO vs. カイル・アグオン

フェザー級KOPタイトルマッチ5分5R。

2年前、当時の王者マレガリエに挑戦予定だったISAOが、マレガリエ欠場のため代役のアグオンと対戦。アグオンのジャブに削られる展開で、パンクラスでは7年ぶり2度目の敗戦を喫した。その後、松嶋との暫定王座決定戦では反則勝ち、翌年のマレガリエとの王座統一戦では接戦を制して判定勝ちで統一王者となった。2日前に誕生日を迎え31歳に。

アグオンは地元のイベント・PXCバンタム級王座を獲得し、PXC消滅後は階級をフェザーに上げてパンクラス参戦。ISAO戦後は松嶋こよみに判定負けしたが、その後は田中半蔵・中島太一にいずれもスプリット判定勝ち。ISAOより1歳若く今年30歳。

カーフキックを入れたISAO。プレスしていく。またカーフ。アグオンはジャブを入れる。アグオンのワンツーをかわしてまたカーフ。アグオンが出てきたところに右を合わせるISAO。またカーフを入れたがアグオン組んでテイクダウンを狙う。ケージに押し込み。離れた。残り1分。出てきたアグオンにまたカウンター。アグオンパンチで飛び込むがかわされた。ホーン。

1R二者ISAO、一者アグオンと割れた。

2R。プレスしてケージを背負わせたところでワンツーを出したISAOだがアグオン組んでケージに押し込む。またプレスしたISAO。右がヒット。アグオンのジャブに左を合わせる。カーフからパンチを入れるISAO。ちょっとカーフを嫌がっているアグオン。ISAOタックルに入るがこれは切られた。ISAOまたタックル。アグオン受け止めた。離れる。ホーン。

オープンスコア三者ISAO

3R。ISAOのローに左を合わせたアグオン。組んで押し込んだISAOは離れ際にバック肘を狙ったが空振り。アグオンが出たところにカウンターを合わせるISAO。アグオン押し込むとシングルレッグ。切ったISAO。逆にプレスするISAO。押し込んで右の肘を入れるISAOISAOタックルから左を打ち込む。また組んで押し込むISAO。アグオン引き剥がした。ホーン。

判定二者ISAO、一者アグオン。

4R。カーフを蹴られバランスを崩したアグオン。タックルに入るががぶるISAO。アグオンのスイッチをかわしバックに回ったISAO。ケージまで移動し反転したアグオンがタックルへ。ケージでこらえるISAO。離れた。パンチを打ち込んだISAOだがアグオンのパンチがヒット。しかしすぐ組んだISAOがボディロックから投げを狙う。こらえたアグオン。離れた。ISAOのバックブローがヒット。アッパーで飛び込むアグオン。ISAOのパンチにアグオンも返した。ホーン。

4R三者ISAO。この時点でアグオンの判定勝ちは10-7とらない限りはない。

5R。ISAOのカーフが入りアグオン後退。ISAO組んで押し込み。膝を入れる。ブレイク。パンチを打ち込むアグオン。ISAOがタックルに入ろうとしたところにヒット。アグオンがパンチで出るがISAOタックル。シングルレッグから四つ組みで投げを狙うがアグオンケージに押し込みタックル狙い。こらえるISAO。時間が過ぎていく。ISAOブラウン肘。残り1分。なおも押し込みテイクダウンを狙うアグオンだが一本を取る時間がどんどんなくなっていく。ISAO投げを狙うと押し込み肘を入れる。アグオン入れ替えてまたテイクダウン狙い。そのままタイムアップ。

48-47アグオン、49-46×2ISAO。スプリットでISAO勝利。

PANCRASE309:セミファイナル・アラン“ヒロ”ヤマニハ vs. 春日井 寒天 たけし

バンタム級5分3R。2位ヤマニハ、4位寒天。1位金太郎と3位瀧澤はいずれも王者シウバに挑戦済みのため、この試合は実質暫定王座決定戦。

ヤマニハは上田・藤井・金太郎に3連敗していたが、7月の試合はTSUNEから2Rにパンチでダウンを奪い、3RスイープからのパウンドでKO勝ちして連敗ストップ。ランキングも急上昇した。

寒天はパンクラスでは3勝0敗1NC(腕十字で一本負けしたが、相手のボントリンが体重オーバーのためノーコンテストに)。最近は日本拳法を学び、5月の福島戦ではパンチでダウンを奪い判定勝ち。

間合いを詰める寒天。ケージまで下がらせる。ヤマニハカーフキック。寒天ワンツー。パンチを打っていくがヤマニハのパンチを貰いダウン!上になったヤマニハ。首を抱えてハーフに。足を抜いてマウント。そのままギロチンで絞める。ギロチンが外れた瞬間にスクランブルで逃げようとする寒天だがヤマニハしっかりいいポジションをキープしバックマウント。しかし寒天反転。インサイドから細かいパウンド連打。一度立ち上がりパウンドを落とす。ホーン。

1R三者ヤマニハ。

2R。寒天プレッシャーをかけていく。ヤマニハのカーフキックをちょっと気にした寒天。しかし右を入れた寒天。ヤマニハが逆にプレスしてきた右フックが入り寒天またダウン!グラウンドに来る瞬間に入れ替えようとした寒天だったがヤマニハが上をキープ。ハーフからフルガードに戻した寒天。腕十字を狙ったがパスされる。スクランブルで返そうとするところにヤマニハバックマウント!チョーク!喉元に入っているがギリギリ凌いだ寒天。さらにスクランブルで脱出し立った寒天。ホーン。

2R三者ヤマニハ。

3R。寒天がむしゃらにパンチを打ち込む。ディフェンスが甘いが玉砕ファイトか。しかしパンチからタックル。テイクダウン。パウンド連打を入れた寒天だがヤマニハハーフから潜って股下から抜けてバックに。寒天また反転。立ち上がりパウンドを落としていく。潜ってスイープしたヤマニハ。バックに回る。離れた寒天。左右のフックを振り回す寒天。かなり大振り。連打からタックル。倒したがヤマニハディープハーフ。ヤマニハタックル。寒天ギロチンに入る。時間がない。タイムアップ。

逆転を狙って猛攻した寒天だが、3R10-8あるかは難しいか。

判定三者29-28でヤマニハ勝利。

寒天、2度のダウンで敗れたが、3Rの猛攻はすごかった。また見たい。