判定が多い試合が続いたメインで、伊澤がきっちり一本勝ち（しかも寝技が強い相手から）。あとの3人は全員完勝だったが、フィニッシュできそうで出来なかった。特に浜崎は1Rを見る限り腹を攻めればすぐ終わりそうだったのに、その後ボディ攻めがなくなったのは、足を痛めたりしたのだろうか。
準決勝は浜崎とRENAが同門で、伊澤と浜崎は直近で2連戦しているので、自動的に伊澤 vs. RENA、浜崎 vs. パク・シウだろう。今日の様子を見る限り、パク・シウの決勝進出も十分可能性がある。
個人的なMVPは武田。武田は急遽試合が決まって、直前で大減量しての出場だったがアップセットを起こした。この勝ちは大きい。逆にケースの出場は先に決まっていたのだろうか。武田に接近戦に持ち込まれ、撃ち合いになると先に消耗してしまった。
他に印象に残ったのは所。負けたが、44歳で現在のトップ選手相手に十分見せ場を作った。所がすごいという思いが半分と、UFCを目指している神龍が圧倒できなかったことにがっかりする思いが半分という試合だった。
女子スーパーアトム級トーナメント1回戦。
浜崎タックル。テイクダウン。ハーフ。固めてコツコツなぐる。アギラーも下から殴る。しかし浜崎立ち上がった。スタンドへ。左を当てた浜崎。浜崎の前蹴りが腹に入り効いたアギラー。すぐに詰める浜崎。コーナーを背負ったアギラーにパンチ連打。アギラーダウンして下になりガードを取る。ホールドして凌ぐアギラー。ゴング。
2R。浜崎またタックル。テイクダウン。ガードを取るアギラー。アギラーガードから四角でクラッチして下から殴る。外して立った浜崎。下から蹴りを入れるアギラー。浜崎は足を蹴る。アギラーの立ち際にパンチを入れた。浜崎組んで内股での投げを狙ったが、アギラー肘を入れて引き剥がす。パンチで出るアギラー。浜崎タックル。組んだが倒せず離れる。ゴング。
3R。浜崎タックル。テイクダウン。ハーフ。押さえ込んでコツコツ殴る。アギラー、下から立つのではなくコツコツ殴り返すのみ。浜崎マウントへ。アギラー全く動けず。下からボディを殴る。コツコツパンチ・肘を入れ続ける浜崎。残り30秒で体を起こした浜崎。ハイマウントでパウンドを入れる。残り数秒で腕十字に行こうとしたがタイムアップ。
判定3-0で浜崎勝利。
57kg契約。
神龍右ハイ。空振り。所右をヒット。神龍タックル。テイクダウン。所すぐに足を狙う。上半身を固めてパウンドを入れる神龍。なおも膝十字を狙う所だが、神龍アメリカーナ。所のカウンターの腕十字を察知し腕を抜いた神龍。また所のガードに入るがすぐハーフにした神龍。強いパウンドを打ち込む。所また足関に。ヒール。しかし膝が抜けていて決まらず。所下から顔面を蹴る。すぐにまたガードに入った神龍。所ラバーガード。こつこつ殴る神龍。ゴング。
2R。左を打ち込んだ神龍。バックについた神龍。所前転してまた足関を狙うが、足を引き抜いて外す神龍。サッカーボールキック。神龍足をサバいてサイド。ハーフに戻した所。神龍キムラ。背中まで腕が回るが防いだ所。神龍バックの体勢だが、所また足関を狙っている。膝十字。極めに行くが、神龍回転して外し上を取る。またハーフで押さえ込んだ。こつこつパウンド。肩固めを狙うが、足を二重絡みされていて体勢に入れない神龍。ボディを殴る神龍。ゴング。
3R。パンチで出た所だが、神龍のパンチがヒットしバランスを崩してスリップダウン。ハーフで押さえ込む神龍。所下から神龍の腕を狙っていく。外れた瞬間に蹴り上げを入れる所だが、神龍またガードに入る。最中越しに腕をアミールで押さえてパウンドを入れる神龍。腕が外れたが、なおも密着したままパウンドを入れる神龍。神龍パウンド。所立ったが神龍放さずジャーマンで投げる。ゴング。
判定3-0で神龍。
しかし44歳の所が常に極めを狙って渡り合っていたのはすごい。
勝った神龍だが、退場時に悔し涙を流す。
72kg契約。
ハイを放ったケース。右。武田もジャブをヒットさせる。出ていく武田。入ってくる武田にパンチを入れるケース。ハイからパンチを打ち込んだケースだが、もらった武田が打ち返す。武田ジャブをもらうが下がらず出ていく。が、ケースのアイポークがありタイムストップ。再開。スタップを繰り返す武田。右が相打ち。突っ込むところに下がってパンチを入れたケース。詰めてパンチをヒットさせたケース。さらにハイ。武田パンチを打ち込むところにケースの右をもらう。また右が相打ち。ゴング。
ヒット数ではケースだが、武田はもらっても下がらず相打ち覚悟で手を出して行っている。
2R。詰めた武田だがワンツーをもらう。武田タックル。逆にテイクダウンを狙ったケースだが、武田が首を抱えて膝を入れる。振りほどいたケース。ケース右ハイ。ブロックした武田。距離を詰めてパンチを入れた武田が組む。四つでクラッチ。放して右を入れる武田。武田詰めていく。ケースのパンチを貰っているが下がらない。当てているケースの方が消耗してきている。四つで組んだ武田がコーナーに押し込む。スタンドバックに回りジャーマンで投げる。立ち際にハイをヒットさせた。また組んでスタンドバック。ケースちょくちょくロープに手を引っ掛ける。膝を着かせた武田。ケースがスイッチを狙ったが下に。武田パウンド。肘。ゴング。
ジョニー・ケースのロープつかみに警告。
3R。武田プレスしていく。右が相打ち。ワンツー。ちょっとバランスを崩した武田。パンチから組もうとした武田だがかわしたケース。パンチから組む武田だが、組ませないようにひきはがすケース。しかし武田離れず追いかけていく。コーナーに押し込んだ。ボディロック。スタンドバックに。座り込んだケース。スクランブルで外そうとしたケースだが武田バックから膝。武田またジャーマン。ロープに腕を掛けて防いだケース。レフェリードント・ムーブ。中央で再開させる。またジャーマンで投げた武田。タイムアップ。
判定3-0で武田がアップセット勝利。
武田「DEEPの佐伯さんに死ぬなよって言われたけど、生きてます」
女子スーパーアトム級トーナメント1回戦。
ロー、前蹴りを出すシウ。右ハイ。浅倉様子見。シウの右がヒットし浅倉下がる。コーナーに詰まった。シウが連打を入れるが離れる浅倉。浅倉タックル。切ったシウ。シウのサミングがありタイムストップ。警告で再開。浅倉タックル。スプロールするシウだが、足がエプロンから外に出ている。離れてまたすぐタックルに入った浅倉だがまた切られた。パンチを入れる浅倉。ボディを打ち込むシウ。浅倉タックル。シングルレッグ。しかし切られた。シウが出てパンチを入れる。ゴング。
2R。ローを蹴るシウ。浅倉タックルに入るが、切っちゃ逆にボディロック。コーナーに押し込むシウ。浅倉シングルレッグ。しかしシウ切って膝を入れる。またコーナーに押し込んだ。押し込みながら膝。足をかけて逆にテイクダウン。サイド。亀になった浅倉。シウギロチンにかかえて膝を頭部に入れる。連打。ゴング。浅倉打つ手なし。
2R。浅倉のタックルを切ったシウが逆にバックに回る。コーナーに押し込んだ。正対した浅倉だがコーナーに押し込んで打撃を入れる。テイクダウンしたシウ。腕十字の体勢。腕が伸びたが体をまたいで外した。初めて上になった浅倉だが、シウ下から顔面を蹴って跳ね飛ばすと先に立つ。またタックルに行く浅倉だが切るシウ。コーナーに詰めてパンチを打ち込むシウ。またタックル。切った。コーナーを背負ったところにまたラッシュするシウ。浅倉のタックルはまたスプロールで切った。残り1分。シウ詰めていく。浅倉また小オーナーに張り付けになり、パンチ・膝をもらう。タックルを切って頭部に膝を入れるシウ。ゴングと同時の右ハイがヒットし浅倉ダウン。ヒットはゴング後か。
判定3-0でパク・シウ完勝。
パク・シウ「パク・シウはこれからです。これからどんどん練習して強くなります。よろしくお願いします」
女子スーパーアトム級トーナメント1回戦。
ローを蹴ったRENA。蹴り返すスヴェッキスカ。パンチ連打からロー。右を打ち込んだRENA。組んだスヴェッキスカが引き込もうとしたがこらえるRENA。コーナーに押し込むと左フックを打ち込んだRENA。スヴェッキスカダウン。RENAサッカーボールキック。パウンド連打。ガードに入ったRENA。スヴェッキスカハイガード。下から肘。立って離れたRENA。前蹴りを入れるRENA。パンチで出るが、スヴェッキスカも打ち返し凌ぐ。ゴング。
2R。RENAパンチで出る。スヴェッキスカも打ち返す。RENAの左がヒット。RENA首相撲に捕らえるとスヴェッキスカ肘で引き剥がす。スヴェッキスカ前蹴り。距離を詰めたRENA。パンチがヒットしぐらついたスヴェッキスカ。組んだスヴェッキスカが強引に首投げを狙うがこらえたRENA。スヴェッキスカ離れる。RENA出て行くが、スヴェッキスカ手数を出して凌ぐ。ゴング。
3R。パンチの手数を出すスヴェッキスカ。RENAもパンチを打ち込む。組み付いてきたスヴェッキスカだが、四つに組めずに離れる。RENAの左フックがヒット。RENAが飛び込もうとすると連打で防ぐスヴェッキスカ。スヴェッキスカの左がヒットしたがRENA特にダメージはなし。左右のパンチを入れたスヴェッキスカだが、RENA打ち返す。残り1分。スヴェッキスカは倒すつもりはなく、距離を取って手数を出していくのみ。RENAが出ていくがサークリングしてかわす。タイムアップ。
判定3-0でRENA勝利。
スヴェッキスカが1Rでダウンした時点で決着が早いかと思ったが、意外と打撃ができて仕留めきれず。しかしグラウンドに持ち込む手段がないので、本来の武器の寝技は活かせず。
太田タックル。切れない元谷だが、倒された瞬間にバタフライガードで浮かせて立った。逆にタックルへ。ギロチンに抱える太田。倒してハーフで固めるが、元谷外すと立ち上がり離れる。タックルに来た太田に蹴りを入れる元谷だが太田タックル。コーナーで膝を着いた元谷だが立って離れる。元谷のパンチがヒット。さらに飛び膝を見せる。太田右オーバーハンド。元谷詰めていく。太田はサークリング。パンチを入れる元谷。タックルに来た太田を受け止めるが、太田入れ替えてコーナーに押し込む。シングルレッグ。テイクダウンしてサイドに着いた太田だが、元谷下から肘を入れる。元谷がガードを取ると立って離れた太田。ジャンピング踏みつけを見せた太田。ゴング。
2R。詰める元谷。タックルを切った。しかし太田またタックル。コーナーでこらえる太田。元谷ギロチン。スピンして外した太田、コーナーに押し込む。肩パンチ。離れた太田またタックル。しかし切って膝を入れた元谷。消耗している太田。元谷が出るとシングルレッグで凌ぐ。しかしがぶった元谷がパウンドを入れていく。太田リフトして逃れてコーナーに押し込むが、元谷入れ替えて蹴りをヒット。タックルを切った元谷がサッカーボールキック。顔面にヒット。太田手が出ない。元谷出ると太田サークリング。コーナーに詰めて、太田のタックルに合わせて膝。しかしそのまま組んでスタンドバックに着いた。投げを狙っているが元谷こらえている。ゴング。
3R。太田タックル。しかし元谷の体がロープから外に出てブレイク。太田がプレスして、コーナーを背負った元谷にタックル。元谷ギロチンにかかえている。結構深い。またスピンして外したが、元谷今度は三角。外れた。ハーフ。しかし今度はキムラ。キムラスイープで上を取り返す。マウント。ハーフに戻したが元谷押さえ込む。肘。立った太田。太田タックル。切られた。また組んだ太田。コーナーに押し込むと放して肘。しかし元谷が打ち返す。パンチで出る元谷。太田の右がヒットしたが、元谷がガードを固めると追撃できない太田。逆に元谷がパンチで出る。タイムアップ。
判定3-0で元谷勝利。
フェザー級だったが佐々木憂流迦欠場で、関が急遽代役出場が決まったため68kg契約。
体が仕上がっていない関。パンチを入れていく中原。関が肘で飛び込もうとするがパンチに阻まれる。中原プレスするが自分から仕掛けない。関が入ってくるタイミングでパンチを合わせる。関飛び膝から組んでコーナーに押し込む。入れ替えて離れた中原。カウンター待ちの中原。ワンツー。ゴング。
2R。中原プレッシャーを掛けてきた。右がヒット。中原飛び込んでボディ・顔面に3連打。中原が先手を取り始めた。飛び込んで左。ジャブ。関鼻血。中原のセコンドは「中原（相手は）見えてないんだよ」とアドバイス。ワンツー。ボディストレート、ミドル。関の打ち終わりにワンツーを入れた中原。ゴング。
3R。関タックルに行くが切られる。パンチを打ち込んでいく中原。3連打がヒット。踏み込んで左を打ち込む。左ボディがヒット。組もうとした関だが引き剥がされる。関タックルから組み付くとコーナーに押し込む。しかし四つで動きなくブレイク。中原の右フックでぐらついた関。さらにパンチをヒットさせ効いている。この試合で初めて会場沸く。中原連打を放つが関もパンチを打ち返しタイムアップ。
判定3-0で中原勝利も大きいインパクトは残せず。
80kg契約。
阿部のパンチをもらったマルコス。マルコスタックル。入ったがコーナーでこらえる阿部。立って引き剥がす。コーナーに詰めてパンチ連打を入れた阿部。マルコスまたタックル。またバックについた。四の字バック。チョークを狙うマルコス。防いでいる阿部だが足のロックが外れない。が、マルコスマウントに。阿部反転して上を取り返す。スタンドから足を蹴る阿部だが、離れて立たせた。疲れが見えるマルコス。ジャブを入れる阿部。マルコスマウスピースを吐き出す。大振りのパンチを出すマルコス。またタックル。スタンドバックに回りテイクダウンしてバックマウントについたが、時間がない。ゴング。
2R。明らかに疲れているマルコスだが、阿部が出たタイミングで組んだ。引き込んでハーフからスイープを狙うマルコス。が、阿部こらえて立つとサッカーボールキック。立って離れブレイク。すぐまたタックル。切った。右を入れる阿部。疲れとダメージでふらつくマルコス。またタックル。潜ろうとするマルコスだが阿部オーバーフックしてこらえる。立った。またブレイク。スタンドで右が入りマルコスダウン！その瞬間にレフェリー割って入りKO！
蹴りをキャッチして組んだケラモフ。テイクダウン。山本ガードから三角を狙うが首を抜いてパスを狙う。足で距離を作り立った山本。スタンド。また蹴りをキャッチして倒したケラモフ。下から仕掛けようとする山本。ハーフで固めて肘。山本下から腕十字を狙うが、先に肘を抜いているケラモフ。肘・パウンドを落とすケラモフ。強烈なパウンド。ゴング。
2R。ケラモフ右オーバーハンド。プレスしてコーナーに下がらせるとまた右オーバーハンド。そのまま組み付くが離れた。山本タックルへ。クラッチさせないケラモフ。パンチを入れて離れた山本。パンチを打ち込んだケラモフ。山本が飛び膝をキャッチされると、そのまま引き込み。ハイガードから仕掛けようとするが、ケラモフ密着して入れせない。肘を落とす。腕十字も先に反応して肘を抜く。横三角を狙ったが外してサッカーボールキックを入れたケラモフ。スタンドに。ゴング。
3R。バック肘を出した山本だがヒットせずバランスを崩す。組んだ山本。スタンドバックに回ったがすぐに正対して引き剥がした。コーナーに詰めたケラモフ。山本の飛び膝は不発。パンチを入れたケラモフ。山本の蹴りをキャッチしてパンチを入れたケラモフ。プレスするケラモフ。山本距離を取り下がる。蹴りをキャッチしてテイクダウンしたケラモフ。肘を落とすケラモフ。下からの仕掛けは読まれている。残り1分。足関を狙った山本だが蹴って抜いたケラモフ。山本上になるが草刈りで倒すケラモフ。山本外ヒールを狙うが外れた。タイムアップ。
判定3-0でケラモフ勝利。
