格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★GP決勝戦組み合わせ決定

[PRIDE GP 2004 準決勝]
小川直也vsエメリヤーエンコ・ヒョードル
アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラvsセルゲイ・ハリトーノフ

[リザーブマッチ]
ケビン・ランデルマンvsロン・ウォーターマン

[スペシャルマッチ]
ミルコ・クロコップvsエメリヤーエンコ・アレキサンダー
ヴァンダレイ・シウバvs近藤有己

注目はやはり小川vsヒョードル。素直にノゲイラとやらせると思ったのだが。横井やヒーリングが善戦できたノゲイラなら、小川も善戦出来たろうし、勝つことだって出来たかもしれないのに。スポナビによれば、ファン投票ではヒョードルvs小川の組み合わせの方が多かったらしい。勝ったものの苦戦続きのノゲイラより、最強幻想がふくらみ続けるヒョードルとの対戦の方が見たいという人が多かったのだろうか。
ノゲイラvs小川は柔術vs柔道だが、ヒョードルvs小川だと、サンボvs柔道ではなく、柔道vs柔道である。今月のゴン格に、柔道にゆかりのある菊田・横井・慧舟会久保代表の3人による小川のGPでの戦いぶりを予想する記事があって、それが結構興味深かった。久保ティーはわりと柔道にきつい所があって、吉田も「寝技はたいしたことない」と低評価だったのだが、案の定、ノゲイラvs小川もノゲイラ勝利を予想していた。ところが、ヒョードルvs小川では、「世界トップまで行った柔道家と、そこまで行けなかった柔道家の対戦」という視点で、小川勝利という予想だった(ちなみに菊田も小川勝利、横井だけがヒョードル勝利予想)。たしかに柔道家としては何枚も格が違うが、ヒョードルの暴虐なパンチは柔道とは関係ないものだし、スタンドでの圧力も考えたら、自分は小川は善戦すらできずにボコボコにされて終わると思う。しかし善戦が予想できるノゲイラ戦よりはずっとスリリングな試合になりそうだ。それとは別に、ノゲイラvs小川もそのうち絶対見たいが。
全然考えてなかったけど、ノゲイラvsハリトーノフハリトーノフが勝つんじゃないだろうか。下からの極めは通用しないだろうし、スピニングチョークもさすがに極まらないだろう。他に新技を用意していればわからないが、テイクダウンで上を取ったハリトーノフが、ヒョードルほどではないけど強烈なパウンドでポイントを稼いで判定勝ちと予想する。そして決勝は「みんな見たくない」(by榊原)ロシア人同士の対戦と。
リザーブマッチは、理由もなくリザーバーからはずされそうになったH2Oマンの復活は嬉しいが、カードとしてはあまり魅力を感じない。戦い方がかぶってるし。若いランデルマンがスタミナ勝ちか。まあ、多分リザーバーの出番はないだろうが。
スペシャルワンマッチのミルコvsアレキは、またリスキーなカードを組んできたという感じ。ここでアレキが勝ってしまったら、ベルトの挑戦者がいなくなってしまうのでは。相手がアレキでは、あまり「仮想ヒョードル」にはならないかもしれないが、ミルコにとっては兄よりも嫌なタイプかもしれない。スタンドですぐ突進してきて組み付かれてテイクダウン、体格差もあって抜け出せないという展開になればアレキ勝利。でも後半スタミナが切れてくればミルコ勝利。
シウバvs近藤にはとにかくすごい試合になることを期待するのみ。