格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★パンクラス5/1横文は明日。

行かないので速報はできないですが。カードはこちら↓
http://www.pancrase.co.jp/tour/2005/0501/card.html
もともと地味目なカードが、欠場者によってさらに地味に。3,5,7月の横文三連戦は(おそらく)3月の文体で挨拶したスポンサーによる買い興行で、パンクラスにとってはチケットが売れなくてもさっぱり困らないんじゃないかと思うが、それにしてもひどすぎる。

(リー監督) 19:時々パンクラスは「不安サービス」をやり、客の不安を喚起させることで次に客を呼ぼうとします(無意味に断言)

不安。不安感謝デーにしたいくらい不安。
パンクラスがもっとも苦しかったのは船木がヒクソンに負けた後だったという。同様に、エースである近藤がPRIDE GPで敗れた直後の今は、パンクラスの危機であるはずなのだが・・・しかし、リングの中心にいるのはパンクラスを通過点としか捉えていない外様戦士たち。
そんな中、パンクラスを背負ってウェルター暫定王者井上克也にいどむのは、ismの成長株アライケンジ。去年はKOの山を築いた。それも、相手の意識を完全に刈り取る戦慄のKOショー。しかし、印象に残っているのはDEEPウェルター級トーナメントでの、中尾になすすべなく敗れた試合なのだが・・・これは相手が悪すぎた。そしてまた、北岡の欠場で急遽組まれた井上戦も、やはり相手が悪すぎる。もうちょっとゆっくり階段を上らせたい選手だった。この挑戦がまわってきたのは、チャンスではなく不運だ。一説には、長谷川戦のオファーに井上陣営が難色を示し、結果このカードになったとも言うが・・・。
ism勢全員に言えることだが、体重が階級に合っていない。先日のPRIDE GPでも近藤が全選手中最軽量だったし、北岡を除くほとんどの選手が減量をしないでリングに上がっている。アライもナチュラルで75kg前後で、80kg以上から落としてくる井上とはパワーの差がありすぎる。アライの体格なら、ひとつ下の69kg級がベストのはず。先日の近藤の試合も、やはりベストの階級で戦って欲しいと思ってしまった。階級にこだわりがあるなら、せめて減量してリミットになるくらいの身体を作ってきて欲しい。
体重のハンデがなかったとしても、井上の優位は動かないだろう。井上は1年以内に75kg級で国内最強の座につけると思う。DOGで菊地戦が実現して勝てば、もうその位置についてしまうが。
メインは最強王者vs2年間無敗で王者に挑む最強のチャレンジャー、1勝1敗での決着戦・・・なのだが・・・どうにも盛り上がらない。この階級は日本人の強豪が多く、日本人同士の対戦も期待できるのだが、マーコートは彼らよりも一段上のレベルにいる。もし竹内に勝ったら(岡見の挑戦がないのであれば)この階級にはしばらく敵なしなので、武士道やUFCに進出するなど、あらたな舞台をターゲットにするのもいいかもしれない。
武士道と言えば、三崎・石川らミドル級の武士道参加候補選手はいまだに武士道の参戦が発表されないが、明日発表があるか?もしなければ、日程的に参戦自体がなくなったと見ていいかもしれない。次回の武士道はちょうどパンクラスの興行がない時期なのに、やや不自然な気がする。
竹内も、もしかしたら武士道参戦を狙ってるかもしれないが、今回負けたら(パンクラスミドル級王者の肩書きがなければ)多分参戦お断りだろう・・・。
他に気になったことをいくつか。「女子の試合を毎回組む」と言っていたのに女子無し。ヤノタクがいるため仕方ないか。MEGATON戦(スーパーヘビー級)もなし。今年に入ってから、野地以外のMEGATON勢がパンクラスに上がらなくなっているように見えるのは気のせいか?(太子郎みたいに上がるレベルに達していない選手もいるが)。
あと、大介vs白井は隠れ好カードになると思う。