格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★ジョルジュ・サンピエールvsジョン・フィッチ

最も負けが想像出来ない二人の対決。フィッチのUFCデビュー以来8連勝というのはUFC記録ではないかと思うが調べていないのでわからない。カナダ人でも王者の人気は絶大。
GSPがいきなりタックル。引き込み気味に下になるフィッチ。ガード。GSPコールに対抗してUSAコールが起こる。パス狙いからパウンドを落としたGSPに対し、起きあがって足を取ろうとするフィッチ。離れたGSP。スタンドへ。スタンドでパンチがフィッチの顔面を捕らえる。フィッチダウン!GSPは追い打ちのパウンド連打。必死にガードで凌ごうとするフィッチ。かなりパウンドをもらいながらも、なんとか凌いだ。亀から立ち上がる。しかしスタンドでまた打ち負け、腰から崩れ落ちる。上になったGSPがインサイドから肘。残り30秒。GSPはパスしてサイドに。マウント。フィッチはすかさずハーフに戻す。ホーン。
GSP圧倒。最後のハーフに戻す動きの当たりはフィッチもまだ余力がありそうだったが、今のところ全く勝機が見えない。
スタンドの打撃戦。GSPのジャブがばしばしヒットする。USAコールとGSPコールが交錯する。たびたびジャブで頭を吹っ飛ばされるフィッチ。距離を詰めてボディにパンチを入れていく。GSPはソバットを見せる余裕も。フィッチのパンチが入り、やや守勢になったGSPだが、それ以上は攻め込ませない。タックルを切って膝を入れるフィッチ。少しずつ盛り返してきた。GSPのパンチをもらいながらも首相撲からの膝。ホーン。
GSPは攻め疲れと言うほどではないが、ちょっとギアを落とした感じ。それでも圧倒。フィッチは何とかくらいついていってる。
カウンターでパンチがヒットしてフィッチダウン。すぐ組み付いていったGSPはバックに回りチョーク。フィッチは抜いて反転し上を取る。インサイドからコツコツパウンド。立ち上がってパンチを落とそうとしたフィッチだが、足をくぐられて上を取り替えされた。GSPがインサイドからパウンド。フィッチは四点ポジションに。離れてスタンドへ。両者さすがにちょっと動きが落ちてきた。GSPがパンチ・膝・ハイをヒットさせる。ギリギリで持ちこたえるフィッチ。GSPがテイクダウンしたところで3R終了。
かなりダメージが蓄積していると思うのだが、フィッチはタフだ。しかしやっぱり全く勝機は見えない・・・。
GSPが目尻をカットして少し血が流れる。あまり影響はなさそう。打撃戦で分が悪いフィッチがテイクダウンを狙うが、即引きはがされる。残り2分でまたシングルレッグ。しつこく倒しに行く。GSPは金網に寄りかかって堪える。結局倒しきれず、逆に下になってしまう。肘を落とすGSP。残りわずかで足関を狙ったGSPだが、すっぽ抜けてホーン。このラウンドは静かな展開。
GSPはまだまだ元気。フィッチも相当ダメージはあるはずだが打ち返していく。GSPがテイクダウン。簡単に下になるフィッチ。ガードを取る。GSPはこつこつパウンドから、立ち上がってかなり強いパンチ。まだKOを狙ってきている。残り2分。立ち上がったフィッチ。GSPがすぐタックルでテイクダウン。ガードから三角を狙おうとするフィッチだが読まれている。残り1分。四点ポジになるフィッチ。GSPは肩口に膝。ホーン。正座して抱き合い、たたえ合う両者。フィッチの顔は腫れとカットでボコボコ。GSPは右眉あたりのカットと右目の下の腫れくらい。
判定3-0でGSP王座防衛。強すぎ。25分間、一切危ない場面がなかった。あれだけの攻撃をもらいながら判定まで持ち込んだフィッチのタフさも称賛に値する。しかしこれでますますGSPの相手がいなくなってしまった・・・と思ったらペン登場。内藤戦の亀田みたいに挑戦表明(でも会場は大盛り上がり)。やっぱり階級を超えた戦いになってしまうのか。確かに見たいが。