格闘技徒然草

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★パンクラシストのVTJ出場はあるか?

修斗・坂本Pが北岡にVTJ出場のラブコールを送り、先日の後楽園大会にはパンクラス勢が大挙来場するなど、にわかに接近している修斗パンクラス修斗VTJの境目がルール的にも曖昧になる中、あえて「VTJならでは」のものを用意するとしたら、普段の修斗には出ていない他プロモの日本人選手参戦というのが一番だろう。中でも修斗に関わる事がないであろうパンクラス勢のVTJ参戦が実現すれば、過去の経緯を知るファンが少なくなったとは言え、明るい話題にはなりそうだ。
なので、パンクラス勢のVTJ出場がありえるかどうか検証してみた。
まずファンから一番需要がある北岡。坂本Pも正直北岡以外のパンクラス選手には出てもらいたいとは思ってないのでは。しかし、北岡は実は11/7戦極第十一陣に出場予定選手として載っている。
http://gbring.com/sokuho/news/2009_09/0924_sengoku.htm

戦極〜第十陣〜」のパンフレット内の大会告知では出場予定選手に戦極初代ライト級王者・北岡悟パンクラスism)の名前もあったが「出てもらいたいという希望はありますが、正式決定ではありません」。

坂本Pは実際にはまだ北岡にオファーはしていないという(交渉に関することなので、していても正直に言うとは限らないが)。復帰するかどうか未定の北岡に対し、VTJへの出場を奨める理由は、「プレッシャーがかからないリングで試合をするのもいい」というものだが、果たしてそうか。出るにしても、楽に復帰戦を飾れるようなイージーな相手なら、わざわざ10年ぶりに復活するVTJでやる意味はない。単なるパンクラス提供試合になってしまう。しかし、北岡のブログを見る限り、まだ本格的な練習を再開したばかりで、10/30どころか11/7の出場も厳しいのではないかと思う。
他の選手は、近藤・金井・アライは10/25パンクラスで試合が組まれている。前田吉朗も同日のDREAM.12に参戦予定。川村は先日の戦極でKOされたばかり。鳥生は拳の骨折で欠場中。伊藤・渡辺は……多分ないと思う。ほら、色々忙しいだろうから。門番とかモンハンとかで。
結果、消去法で残ったのはライト級1位の大石幸史のみ。大石はどうだろうか。出るなら、海外強豪ではなく、シューターとの対戦でないと話題にならないが。迎え撃つ修斗側の選手を見ても、中蔵…欠場中、遠藤・朴…先日の後楽園出場、冨樫・チケリム…すでに試合が組まれている、と、適任者がいない。日本人ランカーで唯一対戦できそうな天突頑丈は、ここ2年間勝ち星が無く、VTJに出られるだけの実績を残していない。
パンクラス王者だと、砂辺・井上・和田…10/25出場、マルロン…11/7戦極出場、真騎士・川村…9/23戦極出場済で、竹内しかいないが、竹内はもともと修斗に出ていたしインパクトがない。真騎士はもしかしたら出場可能かもしれないが、ライト級なので大石と同じで対戦相手の問題がある。
結論として、VTJパンクラス勢が絡むのはあまり期待できないのでは。