ウェストはやや細いが、体の厚みはある菊田。小さくなったようには見えない。身長は榎本とほぼ同じ。
組み付いてきた菊田のボディに膝を入れ鼻荒れる榎本。また組みに来た菊田だが、榎本は首相撲で止める。また離れた。パンチで前に出ていく榎本。菊田がタックルで組み付く。榎本はコーナーを使って堪え離れようとする。しつこくついていった菊田だが、パンチをもらって離される。榎本がパンチでラッシュ。菊田ちょっと疲れたか？サークリングする。榎本は完全にスタンド勝負。ジャブが顔面にヒット。ガードを下げて苦しそう。菊田ピンチ。榎本がパンチで出ていき、菊田が回って下がる展開が続く。残り２分。アッパーがヒットして菊田ダウン。パウンド連打。ガードから亀に。パウンド連打をもらい続ける。レフェリーストップ。
Yasubeiはグラップリングもやっているし、簡単に下になるかと思ったが、グラウンドにならないことを徹底していた。キャリアはわずか６戦だが、しっかり現在MMAに対応出来ている選手だった。ウェルター級GPの残り１枠で見たい。
逆に、菊田のテクニックは完全に一昔前のもの。テイクダウンがまったくできなかった。一度でもテイクダウン出来ていれば展開は変わっていたかもしれないが、テイクダウンのパターンを榎本に完全に研究されていた。保身失敗。この結果で菊田はどうするか。もう失うものがないから、リスクある戦いに打って出るのか。それともこのままフェイドアウトしてしまうのか。
