格闘技徒然草

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★UFC Fight Night「Fight for the Troops」予想と展望

カードはこちら。
http://mmaplanet.jp/archives/1409279.html
一番の注目カードはマーク・ホーミニックvsジョージ・ループのフェザー級戦。勝者が4月に絶対王者ジョゼ・アルドのタイトルに挑戦することが内定している。ホーミニックといえば、現在日沖が巻いているTKOフェザー級のベルトを奪った相手であり、その後リターンマッチでも返り討ちにしている。WECでは現在3連勝中だが、王者アルドが強すぎるだけに、タイトル挑戦はやや時期尚早に思える。4月のUFC129はカナダのロジャース・センターという5万人規模の大会場での開催で、予定していたヘビー級タイトルマッチのヴェラスケスvsドス・サントスが流れたため、代わりの目玉としてカナディアンマンのホーミニックをタイトル戦にねじ込もうということだろう。相手のループは前回“コリアンゾンビ”ジョン・チャンソンをハイキックでKOしているが、WEC戦績は1勝1敗1分けと、まったくタイトルには届かない選手。ループが勝ってしまったらどうするんだろうか。
メインはエヴァン・ダナムvsメルヴィン・ギラード。最近6戦で5勝1敗のギラードと、前回ショーン・シャークに微妙な判定負けで総合初黒星を喫したダナム。二人ともライト級で第2グループで、直接タイトルを狙える位置にはいない。勝った方がタイトル戦線に浮上できるという試合。
ライト級ではコール・ミラーvsマット・ワイマンという小見川に因縁のある二人の対決も。コールはASTRAで小見川に負けたミカ・ミラーの兄で、ワイマンは小見川が前回UFCに出場した際に対戦して判定勝ちし、小見川をリリースに追い込んだ相手。二人とも2連勝中で、前回はTUF優勝者を破っているというのも共通している。
前座では前修斗王者ヴィラミー・シケリムがようやくUFCデビュー。昨年8月にデビュー戦が予定されていたが、ケガで欠場。修斗ウェルター級王者のUFC参戦は宇野・五味に続いて3人目だが、今回は中継がない第3試合に出場で、通常のルーキー扱い。修斗ではタイトルを一度防衛しているが、絶対的な強さを見せてはおらず、23歳という年齢的にも、もうちょっと経験を積んだほうがいいと思われるので、この扱いは逆に良かったか。
追記:Facebookで午前9時より前座4試合を無料中継。
http://www.facebook.com/UFC?v=app_4949752878
(要Facebookでの登録・ログイン)シケリムの試合もオープニングで見られる。
オフィシャルでネットPPVはあるが、明日はライブ中継を見られないので速報はなし。