パンクラスで三崎と対戦しているという共通点がある両者の対戦。シールズはドロー、ハーマンは肩固めでの一本負け。
UFCウェルター級で2勝2敗の戦績を残し、前回は秋山を完封したシールズだったが、ウェルター級では本領を発揮することが出来ず、今回からStrikeforce時代のミドル級に復帰。チーム・クエストのハーマンはUFC戦績7勝5敗のベテラン。最近はTKO・ヒールホールド・チョークと3連続一本勝ち中。チーム・クエスト所属だが柔術の黒帯も持っていて、20勝のうち判定はわずかに2試合。
パンチから組みついたハーマン。金網に押し付けるが、シールズが内股で投げる。ハーマン立ち上がりまた金網押し付け。また内股で投げてテイクダウン成功。そのままバックに付く。が、反転して向き合うハーマン。膝を入れる。押し付けながら細かい打撃の入れ合い。テイクダウンを狙うシールズ。バックを狙うが倒せない。またハーマンが押し付ける体勢に。ギロチンも何度も狙うシールズ。時間がない。ホーン。
微差だがテイクダウンした分、シールズのラウンドか。
組みついたハーマンだが、シールズが外掛けテイクダウン。ハーフ。パス成功。キムラ！外れた。マウントを狙いつつ、肘やパウンドを入れていくシールズ。ディフェンスで精一杯のハーマン、どうにかガードに戻す。シールズはこつこつパウンド。ノンストップで攻め続ける。ハーマンだいぶ消耗してきた。残り30秒。ハーフからパウンドを入れ続けるシールズ。ホーン。
2Rもシールズ。シールズらしい地味展開。
3R。シールズのタックルは切られる。ハーマンが金網押し付け。四つから投げを狙ったシールズだが潰される。しかしすぐに立った。パンチを入れてまたタックル。今度はテイクダウン成功。サイドについている。ハーフに戻したハーマンだが、抜かれてマウントへ。残り2分。パウンドで削る。ハーマン、ガードに戻すがそこまで。シールズがこつこつパウンドで削り続ける。ホーン。
3Rもシールズ。会場からはブーイング。
29-28、30-27☓2でシールズ勝利。Strikeforce時代の地味でねちっこいシールズが帰ってきた。しかしUFCミドル級のトップ選手相手にあの攻めが通用するかどうか。もうワンランク上の相手との試合が見たい。
