格闘技徒然草

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★UFC152:エヴァン・ダナム vs. TJ・グラント #mmajp

ライト級。
レスリング+柔術ファイターのグラントは、UFCデビュー戦の長南戦以来、○●○●○●と勝ち負けを繰り返してきたが、前々回にライト級に転向すると初の連勝。対するはかつてのライジングスター・エヴァン・ダナム。総合無敗でUFCでも4連勝し、一気にタイトルまでたどり着くかと思われたが、元王者のショーン・シャークに微妙すぎる判定負けで初黒星を喫すると、メルヴィン・ギラードに1RTKOで敗れて連敗。すっかり前座が定位置の中堅ファイターになってしまった。
前に出るグラント。お互い殺傷能力が高そうなパンチを叩きこんでいく。グラントは金網に追い込んで距離を詰めるとクリンチアッパー。さらにボディへ膝。ダナムもパンチを打ち返す。目尻をカットしているダナム。密着して肘も出すグラント。残り40秒でテイクダウンしたダナム。しかしインサイドで動けない。下から蹴り離すグラント。ホーン。1Rはグラント。
2R。激しい打ち合い。手数が五分になってきた。ダナム、今度は眉間をカット。流血しながらもパンチを出していく。しかしややガードが下がり気味。パンチの打ち合い。打ち勝ったのはグラントか。打たれながらも雄叫びを上げてパンチを打ち返すダナム。気合では負けていない。残り1分でタックルに。テイクダウン成功。しかし立たれる。ホーン。
2Rは微妙。前半はグラントのヒットが上だったが、後半ダナムも盛り返してきた。
インターバル中にキアーイを入れるダナム。3R。お互い手を止めない。グラントはとにかく下がらず打ち続ける。ボディに飛び膝。ダナムのタックルを切ったグラント。しかしお互いやや疲れているか。手は出し続けている。残り40秒でダナムテイクダウン。密着したままパウンド。タイムアップ。
3Rも微妙だったが、これはややダナム。1,2Rも絶対グラントというほどのラウンドではなかった。
29-28、30-27、29-28でグラント勝利。
3試合とも1R決着だったFacebookマッチに比べて、FXマッチになってからは3連続判定だが、互角の攻防が続いてむしろこっちの方が面白い。