ライトヘビー級。
聴覚障害を持つ「サイレントファイター」ハミル。5連勝でタイトル挑戦者決定戦に出場したこともあるが、決定戦でランペイジに敗れ、次の試合でグスタフソンに完敗すると引退を宣言。しかし、1年半ぶりに復帰。対戦相手はUFCデビュー戦のホレット。地元カナダ人で唯一のメインカード出場。
両手を広げて威嚇しながら前に出ていくハミル。背は低いが体の厚みがあるホレット。腕が太くパンチも重そう。プレッシャーを受けながらも単発のパンチで流れを引き戻す。ハミルタックルでテイクダウンすると亀で止まるホレット。パウンドをもらい続ける。ガードを固めるだけで逃げられない。残り30秒。凌いだ。残り10秒で立ち上がると攻め疲れのハミルに逆襲。ホーン。
ハミル、帰るコーナーを間違える。パウンド連打でかなり疲れたか。パウンド連打をもらい続けたホレットだがダメージはなさそう。
動きが落ちたハミル。重いパンチをボディに入れるホレットだが、膝にタックルを合わされテイクダウンを奪われる。クロスガードで固めるホレット。ハミルはインサイドから細かいパンチを入れる。蹴り離して立ったホレット。ハミルすっかりガス欠。タックルも全くスピードがない。しかしホレットの打撃も相変わらず単発。見合いが続く。残り10秒でホレットのバックブローをかわしてバックに付いたハミルが投げてパウンド。ホーン。
このラウンドもテイクダウンを取ったハミルだがスタンドでの打撃でホレットが上回った。が、最後の攻防で引っくり返った可能性も。
ハミルは距離を詰めてタックルを狙うが惚れっとに引き剥がされる。が、ダブルレッグでテイクダウン。ホレット、この倒され方はちょっといただけない。また亀に。ハミルパウンド。パンチを耐えるだけのホレット。ハミルのパウンドも弱く止められる程ではない。巻き込んで上を取ろうとしたホレットだが潰されハーフで抑えられる。また亀に。立って脱出。残り2分。ハミルレッグダイブ。簡単に倒されるホレット。ガードに戻すホレットだがハミルは体を起こさずキープ。しかしブレイクがかかる。残り50秒。組み付いてテイクダウン。ホレットのテイクダウン耐性ゼロ。そのままタイムアップ。
ひどい試合。ハミルはブランクの影響か、スタミナ切れが早かった。ホレットはUFCレベルではなかった。
29-28，30-27☓2のユナニマスでハミル勝利。でも次は前座か。
