格闘技徒然草

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★UFC154:第9試合・マーク・ボセック vs. ハファエル・ドス・アンジョス #mmajp

ライト級。
UFCではこれが12戦目となるボセックだが、うち半分がカナダ大会で、ご当地選手扱いになっている。現在7勝4敗で、負けた相手はベンヘン、ジム・ミラー、マック・ダンジグ、フランク・エドガーと、ダンジグを除けば強豪ぞろいだが、7勝した相手のうち、今もUFCにいるのはニック・レンツのみ。やや緩めの相手があてがわれている印象。ただし、負けた現王者のベンヘン戦やミラー戦は判定まで持ち込み、内容もわりと接戦だった。テイクダウンも強い柔術ファイター。柔術はジョン・ホーキから黒帯を授かっている。
RDAはEvolve所属のブラジリアン柔術家。Evolveではタイ人からムエタイの技術を学んでいる。UFC6勝4敗。ジョージ・ソティロポロスを1R59秒でKOした試合が印象に残る。
アッパーを入れて組みついたRDA。しかしボセックが押し返して金網に押しこむ。離れた。RDAの右ミドルに合わせて組み付いたボセック。金網まで押し込んでテイクダウン狙い。シングル・ダブルレッグで倒そうとするが、RDAはこらえて首相撲から膝。離れた。スタンドでRDAのアッパーがヒットする。ボセックも首相撲に捕らえる。押し込んでまたテイクダウン狙い。こらえて離れたRDA。またタックルに入るボセックだが、首相撲で凌がれる。シングルで倒そうとするが倒せない。離れてパンチを入れるRDA。肘・膝。ホーン。
1RはRDA。
2R。RDAがローブローをもらい、5分間のインターバルを与えられるが、早めに再開。RDAがタックル。シングルで倒そうとした所にボセックがキムラを狙うが倒されパスされる。上四方から十字を狙おうとしたがボセックがクリア。押し込んでタックルを狙うボセックだが、RDAは堪えてバックに回りパウンド。立つボセック。離れた。RDAがタックルを切ると、パンチから逆にダブルレッグに入ってテイクダウン。亀のボセックにパウンド。残り1分。立ったボセックだが、RDAはリフトしてまたテイクダウン。バックからパンチ。立ち際に肘も入れる。最後はスタンドの攻防でホーン。
2RもRDA。
3R。アッパーからまたシングルレッグに入ったRDAだが、ボセックは切って上を狙う。上は取れなかったがタックルに入る。しかし倒せず。逆にRDAが両足を抱えてリフトアップしてテイクダウン。サイドについてアームロックを狙っている。外れた。ボセックが逆にアームロックを仕掛けるが、離れるRDA。またタックルに入るボセックだが、金網でこらえたRDAが首相撲からボディに膝を入れて堪える。ブレイク。残り1分。パンチ・肘を入れるRDA。前蹴り・飛び膝。余裕を見せるRDA。ホーン。
ジャッジ三者ともフルマークでRDA勝利。
完勝で3連勝。一度は上位の壁に阻まれたRDAだが、力をつけて帰ってきた。