格闘技徒然草

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★UFC on FOX12:第7試合・カイル・キングスベリー vs. パトリック・カミンズ

ライトヘビー級。
ラシャド・エヴァンスの代役として、MMA5戦目にしていきなりUFCと契約しPPVイベントのセミファイナルに登場するというシンデレラ・ストーリーを体現したカミンズだが、コーミエ戦は一方的な内容で敗戦。2戦目は第1試合まで降格されたが、UFCデビュー戦のロジャー・ナルバエス相手にテイクダウンからのパウンドで勝利。今回は2ヶ月連続での試合となる。
2ヶ月連続で試合をするカミンズに対し、1年10ヶ月ぶりの試合となるのがキングスベリー。UFC4連勝の後3連敗し、前回のジミ・マヌワ戦では左目の眼窩底骨折を負い長期欠場に追い込まれた。復帰戦だが同時にリリースがかかる試合。地元サンノゼの選手。
シングルレッグに入ったカミンズ。テイクダウン。立とうとしたキングスベリーの足を払って寝かせる。しかしまた立ったキングスベリー。ダブルアンダーフック。押し込んで膝。カミンズがカンヌキから大内刈りでテイクダウン。ハーフからギロチンを狙うが立たれる。しかまた大内でテイクダウン。スタンドでレスリングでは圧倒。立ったキングスベリーが打撃を打っていくが、カミンズタックルで押し込み。パンチを入れて離れる。ダブルレッグでテイクダウン。ハーフからヒジを入れる。キングスベリーは耐えるのみ。立って離れた。ホーン。
1Rはカミンズが圧倒。
2R。打撃に活路を見出したいキングスベリーだがカミンズのテイクダウンはスベリ知らず。タックルを合わせてテイクダウン。しかしそこからはたいして攻めがなく立たれる。またテイクダウン。パウンド。立ったキングスベリー。ダブルレッグで投げてパウンド。ヒジ。今度は立てないキングスベリー。削られていく。パウンドでフルボッコ。ホーン。
2Rもカミンズ。もはやKOされないことで精一杯のキングスベリー。
3R。ニータップで簡単にテイクダウンしたカミンズ。地元キングスベリーを応援する観客も諦め気味。なんとか立つが、すぐにテイクダウンを奪われる。結局、テイクダウンされる→立つを繰り返すだけのキングスベリー。タイムアップ。
判定30-27、30-25、30-24でカミンズ。30-24なんて滅多に見ない。全ラウンド10-8までの差はなかったと思うが。
レスリングゲームで圧倒したカミンズだが、あそこまで圧倒するなら仕留めて欲しかった所。