格闘技徒然草

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★UFC on FOX14:第10試合・フィル・デイヴィス vs. ライアン・ベイダー

ライトヘビー級。5位デイヴィス、7位ベイダー。
デイヴィスはメインに登場するジョンソンに敗れてタイトル戦線から大きく後退。しかし前回はタイトル挑戦経験もあるグローバーテイシェイラからスタンドでバックを奪い削り続けて勝利。レスリングの強さを見せつけた。トップランカーの実力があることは確かだが、王者JJとの相性を考えると、今のままだとタイトル奪取のイメージが湧いてこない。
相手のベイダーはテイシェイラには1RKO負けしている。その後は下位ランカー・ランク外との試合が続き、現在3連勝中だがいずれも判定。危なげないが極める気配もないという内容だった。3戦ともレスリングで勝てる相手で、テイクダウンから抑えこんでの勝利だった。
どちらのレスリングが上回るという試合になるか、両者ともレスリングは封印しての打撃戦になるか。
両者まずは打撃戦。パンチの打ち合い。半身に構えてジャブを打っていくデイヴィス。タックルに入ったが受け止めたベイダー。離れる。ベイダーのパンチにカウンターのタックル。切られたがそこにパンチを入れてヒットさせるデイヴィス。お互い踏み込めない。遠い間合いからパンチの打ち合い。デイヴィスは時折タックルも織り交ぜるが、本気で倒しに来てはいない。会場からはブーイングも。ホーン。
ほぼ互角のラウンド。先手を取って仕掛けているのはデイヴィスだが、タックルが全部切られているのはどう評価されるか。Sherdogは2者ベイダー、1者10-10。
2R。インターバル中の指示なのか、キックを増やしてきたデイヴィス。ベイダーのジャブ連打にタックルを合わせるが、ベイダーギロチン。早めに外したデイヴィス。四つになるがどちらも倒せず。デイヴィスの左ハイがヒット。またタックル。四つに組んだ。膝を入れるがベイダーがシングルレッグ。倒しに来たところでデイヴィスカウンターのタックル。投げで凌ごうとしたベイダーのバックを狙うが、ベイダーは正対に成功。しかし押し込みながら膝を入れていくデイヴィス。ホーン。
2Rはデイヴィス。
3R。ミドルを蹴ってくるベイダー。2R落としたと見たのか勝負に来ている。パンチを入れてタックルに入ったデイヴィスだががぶられた。ベイダーはボディに膝。デイヴィス前蹴り。デイヴィスは距離を取ってローを入れていく。ジャブ&ローに切り替えた。ベイダーはパンチで出る。時間がない。デイヴィスタックルで突っ込むがバックを取られた。キムラを狙うデイヴィスに対し、後方にスープレックス。関節の取り合い。タイムアップ。
微妙な内容…。どっちになるかわからない。明確に取れたのは2Rのデイヴィスのみ。
案の定割れた。29-28、28-29、29-28の2-1でライアン・ベイダー勝利。
ベイダーは勝ったものの、5位デイヴィス相手でギリギリの状態。負けたデイヴィスともども挑戦一歩手前から進むのは難しい。