ミドル級。ダンヘンはライトヘビー級の9位、ムサシはミドル級8位。
ナチュラルでライトヘビー級リミットの93kg以下のダンヘン。体格的にはミドル級がベストなのではないかと思われるが、ミドル級での戦績はあまり良くない。UFC復帰2戦目のアンデウソンにチョークで完敗、その後トキーニョに判定勝ちしたが、ジェイク・シールズには塩漬けにされて通算1勝2敗。また、ダンヘンはTRT補充療法を受けていたが、前回から補充療法が認められなくなっている。前回のコーミエ戦の完敗はその影響かはわからないが、今回も完敗するようだと、もうかつての実力は戻ってこないとみなされ引退勧告を受ける可能性もある。
ミドルとライトヘビーを行ったり来たりしているという点ではムサシも同じ。ミドルに戻した初戦のLYOTO戦はスタンドでLYOTOの間合いを崩せず判定負け。2戦目はレスラーのムニョス相手にタックルを潰してのチョークで圧勝。実力者ムニョスに圧勝したのは現王者ワイドマンとLYOTOくらいなので、期待したものの次戦ではジャカレイにテイクダウンから削られ最後はギロチンで一本負け。勝つ時は強いが負ける時は力を出し切れない試合になってしまう。今回のダンヘンは相性が良く、力は出しきれそうだが。
ダンヘンはいつもの構え。ジャブを入れていくムサシ。ムサシが出て行くとダンヘンが右を打ち込む素振りを見せる。ダンヘン前に出て右を打ち込むが、カウンターでムサシの右がこめかみにヒットしダウン！パウンド！レフェリー止めた！止められたのに気が付かずテイクダウンに行くダンヘン。ダンヘンはストップに不満で抗議しているが、レフェリーが止めていなかったらムサシのパウンドがもっと入っていただろうし、ストップは至って妥当。
ダンヘンは左目にパンチを貰ったため目がよく見えない状態だったとのこと。
