- ファイト・オブ・ザ・ナイト：ロバート・ウィテカー vs. デレック・ブランソン
- パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト：ロバート・ウィテカー、タイソン・ペドロ
もともとイマイチのカードの上に、盛り上がらない試合が続いてしまったが、メインで救った。
第1・2試合はレベルが低いがまあ面白かったものの、中盤以降は倒すという気持ちが感じられない試合ばかりが続いてしまった。ハム・ソヒに勝ったテイラーは、2Rはまあ理解したとしても、逃げてるだけで打撃のヒット数でも負けている1Rまでテイラーに入れるジャッジはどうなのか。裁いたのがアジアオセアニア限定のジャッジだから普段と違うのかもしれないが。メディアスコアはほぼ29-28でソヒを支持していただけに、ソヒには気の毒。
粕谷はいいところなく完敗。序盤にテイクダウンを奪った時には行けると思ったのだが、それ以降はテイクダウンの攻防で諦めて下を選択する場面が増えた。足関狙いは悪手だったが、それ以外に勝てるイメージがなかったのか。2連敗でこのままリリースが濃厚だが、フェザー級適正の相手にこの内容では、遅かれ早かれUFCで戦い続けるのは難しかっただろう。
ウィテカーは勝って6連勝。しかし、上位ランカーに勝てるかどうかというと、これまでの試合内容からは未知数。ランキング的にはタイトル挑戦してもおかしくないところまで来ているが、ミドル級はロメロ・ジャカレイ・ムサシに加え前王者ロックホールドと挑戦者候補が渋滞しており、この中の誰かが次期挑戦者となり、ウィテカーは選に漏れた相手と次々期挑戦者決定戦でのチャンスが回ってくればいい方か。相性的にはムサシ戦が見てみたい。
