格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★UFN121:第4試合・ダミアン・ブラウン vs. フランク・カマチョ

ライト級。
地元のブラウンはUFC2勝2敗。代役でUFC出場したが、その時点での戦績が15勝8敗と、UFC参戦選手としてはかなり悪い戦績。ローカル時代は安藤晃司や粕谷優介に敗れている。禅道会で格闘技をはじめて黒帯を取得。

カマチョはローカル時代からライト級に落とすと体重オーバーを繰り返してきたが、今回もまた体重オーバー。重いパンチが武器だが、代役でUFCデビューした前回はウェルター級でリー・ジンリャンに打撃で真っ向勝負を挑み、ファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞したが判定負け。

パンチを打ち込むカマチョ。ブラウンタックル。受け止めたカマチョが逆に押し込む。四つから投げてバックを狙ったカマチョだがブラウン堪えてタックル。ブラウンにブラウン肘を入れるカマチョ。スタンドでバックに回ったブラウン。投げてテイクダウンを狙うがカマチョこらえるとまた押し込み。カマチョテイクダウン。すぐパスしてサイドに回ったが、ブラウン脇を差して立つとタックルに。ケージ際でポジションを入れ替えアウトブラウンが外掛けテイクダウン。倒されたカマチョ、背中を向けて立とうとしたところをバックマウントに。ブラウンチョーク!喉元に入っているが、引き手を掴んでなんとか耐えるカマチョ。反転して上になったところでホーン。

1Rブラウン。

2R。打撃戦。ジャブを打ち込むカマチョ。左ボディ。ケージまで後退したブラウンに前蹴り。ブラウンも右を打ち込むがプレスしてパンチを入れていくカマチョ。右アッパー。左がヒット。タックルに入ったブラウンだが切られる。また右を打ち込む。右ボディ。ブラウンもパンチを打ち返した。激しい打撃戦だがカマチョのワンツーが顔面を捕らえるなどカマチョ優勢。ブラウン守りに入らず打ち返していく。若干口が開き気味のカマチョ。組みついてきたブラウンだが受け止めると押し込み。肘を入れて引き剥がすカマチョ。残り1分。ブラウンパンチで出るがカマチョのワンツーをもらう。両者足を止めて打ち合い。カマチョ雄叫びを上げ、試合中に健闘を称え合う両者。ホーン。

2Rカマチョ。しかしちょっと減量苦もあってスタミナが切れてきたか。

3R。カマチョまたパンチで出る。激しい打ち合い。右を入れたブラウン。ワンツー。肘。ブラウンのパンチをかわして右を打ち込んだカマチョ。ケージ際まで詰めてボディを打つカマチョ。ワンツー。クリーンヒットしているが、カマチョちょっとパンチのスピードが落ちてきた。顔面に何発ももらっている割にはブラウンタフ。打ち返していく。カマチョケージに詰めるとラッシュ。ブラウンさすがにふらついてきたがそれでも打ち返す。タックル。切られた。アッパーを入れたブラウン。残り15秒で両者足を止めて激しい打ち合い。会場大盛り上がり。タイムアップ。

判定29-28ブラウン、30-27カマチョ、29-28カマチョ。スプリットでカマチョ勝利。
手が合った両者。カマチョは得意のボクシングの展開になったので持ち味が出た。またもファイト・オブ・ザ・ナイト級の盛り上がりだが、体重オーバーしているのでどうなるか。カマチョは体格的にライトが無理というほどには大きくないので、階級が合ってないというよりは減量方法に問題があるのでは。ウェルターよりもできればちゃんと体重を落とした上でのライトでの試合が見たいので根本的な改善を望む。