格闘技徒然草

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UFC on FOX27:第3試合・ヴィンチ・ピチェル vs. ジョアキム・シウバ

ライト級。

ピチェルはUFCデビュー戦でルスタン・ハビロフにジャーマンでKOされMMA初黒星を喫したが、その後3連勝。前回は約3年の長期欠場からの復帰戦でKO勝ち。MMA10勝中、8試合がKO勝利。まだキャリア11戦だがすでに35歳。

シウバはMMA10戦全勝、UFCでも3戦全勝と、前座のみだがいい戦績になってきた。UFC契約前は全試合1R勝利していたが、UFCでは1試合のみ秒殺KO勝利があるものの、残りの2勝はスプリット判定。ローカルでは一本勝ちも多かったが、UFCでは打撃はともかく寝技は通用していない。

ピチェルがスタンドでプレスしていく。入ってくる所にパンチを合わせるシウバ。お互い警戒して間合いに入っていかない展開が続く。パンチからミドルを入れるシウバ。シウバが間合いを詰めだすとピチェルが後退。右を打ち込んだシウバ。ピチェルはケージ際をサークリング。右ミドル。残り1分になって急に距離を取り出すシウバ。ハイキックでバランスを崩して倒れた。すぐ立ったがそこにタックルに入るピチェル。ケージでこらえるシウバ。ホーン。

1Rかなり微妙。両者手数が少なかった。

2R。ピチェルが間合いを詰める。ケージを背にしたシウバにパンチで飛び込むとそのままタックル。こらえて肘を入れ離れるシウバ。シウバがローリングソバットを打ち込むがピチェルパンチで打ち返す。また両者警戒して間合いに入らない展開に。残りわずかでピチェルがパンチからロー。ホーン。

2Rもほぼ差なし。どう考えても僅差なので、両者とも「自分が負けているかも」と思って攻めてくれればいいが、こういう展開だとたいてい両者とも自分が勝っていると思っていて攻めないという展開になってしまう。

3R。シウバ間合いを詰めてミドルを入れる。飛び膝。アグレッシブに攻めていく。足を引っ掛けて倒したピチェルが上になるが、シウバすぐ立った。またプレスするシウバ。間合いを詰めていくシウバだがピチェルのローをもらう。ケージを背負わせてはいるが手が出てない。むしろプレスされているピチェルの方が手が出ている。ピチェル残り30秒でタックル。切ったシウバ。離れ際のパンチ貰ってバランスを崩すピチェルだがすぐ立つ。タイムアップ。

三者29-28でピチェル勝利。