格闘技徒然草

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TUF28フィナーレ:第9試合・ダレン・スチュワート vs. エドメン・シャバージアン

ミドル級。

イギリスのスチュワートは初戦ノーコンテストの後4連敗。リリースされるのが普通だが、6度目のチャンスを与えられるとKO勝ちでボーナス獲得。さらに前回もKOで勝利し2連続KO勝ち。テコンドー黒帯で、9勝中7つのKOがある。

7月のコンテンダーシリーズで勝利しUFCとの契約を果たした“ゴールデンボーイ”シャバージアンは7戦全勝全1Rフィニッシュというパーフェクトレコードを持つ。先月21歳になったばかり。コンテンダーシリーズでの試合では、開始からダーティボクシングでラッシュし続け、勢いに押された相手がダウンしたところでパウンドを打ち込みわずか40秒でKO勝ち。実力の底がまだ見えない。デビュー戦でいきなりメインカードという辺りにUFCの期待度が伺える。

打撃からシャバージアンタックルに。ボディロックしてテイクダウンを狙う。ケージでこらえるスチュワート。膝を入れたシャバージアン。スタンドでバックに回る。膝を入れながらテイクダウン狙い。ダブルレッグに切り替えて尻餅をつかせる。バックを取らせて立ったスチュワート。シャバージアンはハイキックを入れて離れた。すぐにまた組んだシャバージアン。ケージに押し込む。離した。パンチでプレスして詰めるとまた組んだシャバージアン。押し込む。残り1分でまた離れた。左ハイを入れたシャバージアン。キャッチするとシャバージアン離して後退。距離を取るシャバージアンを追いかけてパンチを入れるスチュワート。シャバージアンカウンターのタックルで尻餅をつかせた。ホーン。

シャバージアンは初の2Rに。コンテンダーシリーズの時のような怖いもの知らずの攻めではなく、慎重。テイクダウンを取ったし攻めてはいたが、特にダメージは与えていない。

2R。シャバージアン疲れてる?ワンツーを放った。タックル。高速のシングルレッグからダブルレッグにつなげた。両足を束ねて尻もちをつかせると、背中を向けたスチュワートのバックに回る。立ったスチュワートに対し、ギロチンに抱えてがぶりに。膝を入れるシャバージアン。シャバージアンバックに回り膝を入れるがまた正対される。ボディロックからテイクダウン狙い。倒せない展開が続き、レフェリーから攻めろと注意が入る。投げて膝をつかせた。両足フックしてバックマウント完成。残り1分。チョークを狙うが顎の上。パームトゥパームで絞めるがそれほど力が入ってない。スチュワートが立つと足のフックを解除して着地。バックから膝を入れる。ホーン。

2Rシャバージアン。

3R。スチュワートが打撃でプレッシャーをかける。パンチを打ち込んだがシャバージアンタックル。テイクダウンしたが寝かせられず立たれた。肘を打ち込んだスチュワート。しつこくタックルに行くシャバージアンだが引き剥がされる。シャバージアン後退。右を打ち込むスチュワート。フックの連打。シャバージアンタックルで凌いだ。テイクダウンしたがまたすぐ立たれる。押し込んでいるシャバージアンだがブレイク。プレスしていくスチュワート。テイクダウンを狙ったが足が踏ん張れずに下になったシャバージアン。スチュワートパウンド。疲れでふらつきながら亀になったシャバージアンにパウンド。前転して足関を狙うが入れず。またパウンドを打たれる。亀から立ったシャバージアン。パンチで攻めるスチュワートにタックル。疲れていてもタックルの切れ味はある。しかしバックを取っても立たれる。シングルレッグで倒したシャバージアン。抑え込めずに立たれた。タイムアップ。

3Rはスチュワート。1R次第。

29-28シャバージアン、29-28スチュワート、29-28シャバージアン。スプリットでシャバージアン勝利。

しかしタックルのみでなんとか勝ちを拾ったという内容。1Rフィニッシュも途切れた。スチュワート相手にこれでは上位相手には通用しない。まだ21歳だし、体の線も細いのでこれから先伸びしろはかなりあると思うが。