格闘技徒然草

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UFC248:第2試合・ギガ・チカゼ vs. ジャマール・エマース

フェザー級

ジョージアのチカゼはキックで40戦以上のキャリアがある。2018年のコンテンダーシリーズで敗れたがその後連勝し昨年9月にUFCデビューし判定勝ち。パウンドは強烈だが、簡単にテイクダウンを取られすぎるという穴がある。本来はモフサル・エフロエフが出場する予定だったが、10日前に交通事故で欠場となり、代役としてチカゼの出場が決まった。

エマースもまたダグラス・アンドラジの代役での出場。これがUFCデビュー戦。2018年にコンテンダーシリーズでジュリアン・エロサと対戦しKO負けしたが、それからローカルで4連勝している。

飛び込んでエマースにチカゼのカウンターのパンチがヒットしちょっとぐらつく。ミドルを入れるチカゼ。エマースなかなか間合いに入れない。ワンツーを打ち込むが距離が遠くヒットせず。距離を詰めてワンツーからミドルを入れたチカゼ。カーフキック。ラウンド終了と同時に浴びせ蹴りを放ったチカゼ。ホーン。

1Rチカゼ。まだ苦手なグラウンドの展開にはなっていない。

2R。飛び膝を放ったエマースだが空振り。前に出てワンツー。エマース出てきた。チカゼも前に出てパンチを打ち込むが、出てきたところにタックルを合わせたエマース。テイクダウン。上体を固めたエマースだが、足を抜いてハーフからマウントに移行する瞬間にチカゼがブリッジで反転して上に。パウンドを打ち込む。エマース下から蹴り離して立つ。立ったところにパンチを入れたチカゼだが、アイポークがありタイムストップ。再開。同時にタックルに入るエマースだが切られる。チカゼの左が入りぐらついたエマースだが、追い打ちに来たところで組み付きダブルアンダーフック。ケージまで移動しこらえるチカゼ。差し替えして引き剥がした。打撃戦でホーン。

2Rチカゼ。

3R。エマース出ていく。チカゼちょっと動きが落ちている。左を入れるチカゼ。エマース下がらず出る。ジャブ。手数で上回るエマース。チカゼも打ち返しているが、パンチのスピードがない。距離を取るチカゼ。逃げ切りモードに。残り1分。パンチで出たチカゼだがエマースのタックルで倒される。クローズドガード。エマースパウンドを入れるが、下から蹴って抵抗するチカゼ。タイムアップ。

2Rは微妙なだけに、割れる可能性もあるか。

29-28エマース、29-28チカゼ、29-28チカゼ。スプリットでチカゼ勝利。

デビュー戦に続いてスプリット判定を拾ったチカゼ。テイクダウンディフェンスに難があるだけに、まだ打撃の強さを活かしけれていない。