バンタム級暫定王座決定戦5分5R。ヤン1位、サンドヘイゲン3位。
不要な暫定王座が増えがちのUFCだが、今回は王者スターリングが欠場したのでやむを得ず。
ヤンは初防衛戦で優勢だった4Rに、なぜか膝をついたスターリングの顔面に膝を打ち込む反則をやらかして反則負け。UFCで唯一の反則負けによるタイトル陥落の記録を残してしまった。レスリングの強さと重いパンチが武器。
元キック世界王者のサンドヘイゲンは、昨年6月にスターリングには1Rテイクダウンを奪われすぐにチョークで攻められ一本負け。まるで力を出させてもらえなかった。そこからマルロン・モラエスとフランク・エドガーをKOしたが、前戦では2年の出場停止開けとなるTJ・ディラショーに何度も組み付かれてスタンドでバックを取られる展開となり、打撃で攻めきれず、スプリットでの判定負け。しかし勝ったディラショーが試合後に手術で長期欠場することになったため、初の王座挑戦のチャンスが巡ってきた。
間合いを詰めていくヤン。距離をキープして回るサンドヘイゲン。ローの打ち合い。スイッチしてジャブを入れるサンドヘイゲン。右。さらにミドル。またロー。ヤンはパンチの間合いに入れない。サンドヘイゲン左ボディ。ヤンミドル、関節蹴り。サンドヘイゲンまたボディを入れる。サンドヘイゲンの左。サンドヘイゲンがタックル。スタンドでバックに回った。正対したヤンにパンチを入れる。また左ボディを入れるサンドヘイゲン。ヤンの左。サンドヘイゲン手数を出していく。ワンツーから膝。前蹴り。サンドヘイゲンワンツー。残り30秒でシングルレッグ。放した。ヤンのローでサンドヘイゲン足が流れたが飛び膝に。ホーン。
1Rサンドヘイゲン。
2R。距離を取り蹴りを入れるサンドヘイゲン。ヤンがミドルから出ていく。サンドヘイゲンも右オーバーハンドを返す。サンドヘイゲン間合いを詰めて左ボディ。ヤンは右ミドル。飛び込んで右。また左ボディ。執拗に左ボディを打ち込むサンドヘイゲン。ワンツー。サンドヘイゲン高速ジャブ連打。ヤンここまで効いた様子は見せないが相当ボディをもらっている。飛び込んできたサンドヘイゲンに左フックを引っ掛ける。左が相打ち。また左ボディ。ヤンバックブローからそのまま左フック。ヤン手数を増やしてきた。サンドヘイゲンまたタックル。がぶったヤン。残り1分。四つから肘を入れ離れる。サンドヘイゲン飛び膝。ブロックしたヤン。詰めていくヤンだがまた距離を取るサンドヘイゲン。ヤンの右は空振り。
2Rも手数でサンドヘイゲン。
3R。サンドヘイゲンがヤンのローにパンチを合わせる。バランスを崩したヤン。ヤンのパンチは空振りが多い。ヤン間合いを詰め左ボディ。左右にステップするサンドヘイゲン。ヤンが右をヒットさせたが、すぐにサンドヘイゲンが連打を入れ取り返す。連打を放つヤンだがサンドヘイゲンステップでかわす。ヤンパンチで飛び込むがヒットしていない。間合いを詰めたヤン。左がヒット。さらに右。サンドヘイゲンもパンチを返すが、ヤン左フックからそのまま回転してバックブロー、さらにもう一回転して左を打ち込みサンドヘイゲンダウン!ヤンパウンド。足をサバいてパス。足を掴むサンドヘイゲン。バックを狙うヤン。スイッチで上になりパウンド。サンドヘイゲン立った。ホーン。
3Rヤン。サンドヘイゲンダウン後は動きが落ちたが戻るか。
4R。詰めるヤン。左がヒット。さらにもう一発左。さっきまで空振っていたパンチが当たりだしている。左右のパンチから右ミドル。また左がヒット。サンドヘイゲン、ケージにつまり出した。サンドヘイゲンタックル。テイクダウンしたがヤン外ヒール。サンドヘイゲンもヒールを狙う。ヤン先に足を抜いて立った。また出ていく。ワンツースリーがヒット。ケージを背負ったサンドヘイゲンに強烈なボディ!パンチの空振りがほとんどなくなっているヤン。ワンツーヒット。サンドヘイゲンまたタックル。切ったヤン。リバースクルスフィックス。立ち際にパンチを入れる。ヤンのワンツー。ホーン。
4Rヤン。
5R。ステップが戻ったサンドヘイゲン。ヤン詰めていく。左の連打。ロー。サンドヘイゲン飛び膝。ガードした。ヤンのワンツーがヒット。サイドステップするサンドヘイゲンを追っていくヤン。サンドヘイゲンはポイントアウト狙いか。パンチで飛び込んだヤンをかわす。ヤンがタックル。受け止めたサンドヘイゲンだが離れ際に右を入れるヤン。ヤン左ハイ。ヤンのワンツーをかわしたサンドヘイゲンだが3発目がヒット。サイドステップしつづけるサンドヘイゲンだがヤンがワンツーを当てる。軽いジャブで手数を稼ぐサンドヘイゲン。前蹴り。ヤンパンチからバックブロー。サンドヘイゲン飛び膝。ヤンバックキック。サンドヘイゲンまた飛び膝。パンチを返すヤンだがタイムアップ。
三者49-46でヤンが勝利!2R微妙だったがヤンだったか。サンドヘイゲンも最終ラウンドなんとか手数で勝ちを拾おうとしていたが、その時点ですでに判定勝ちはなかった。
ヤンはけっこう前半にヒット数の差でラウンドを落とすことがあるが、攻め続けて結局は圧倒してしまう。