格闘技徒然草

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UFC289:セミファイナル・チャールズ・オリベイラ vs. ベニール・ダリウシュ

ライト級。オリベイラ1位、ダリウシュ4位。

来月に2位ポイエー・3位ゲイジーの対戦が組まれており、どちらかの勝者がイスラム・マカチェフのタイトルに挑戦することが確実。内容でも負けられない試合となる。

前王者オリベイラ。ハビブ・ヌルマゴメドフが返上したタイトルをマイケル・チャンドラーと争い2RKO勝ちで戴冠。来月対戦するポイエーとゲイジーには、いずれもダウンを喫したところから復活してきてチョークで一本勝ち。が、昨年10月の前戦は、ハビブの同門・マカチェフに肩固めで一本負け。ゲイジー戦の体重オーバーで失ったベルトの奪還はならなかった。打撃が向上していてゲイジーからもダウンを奪うほどだが、一方で打たれ弱く、ここ最近はダウンを喫することも多い。33歳。

ダリウシュはライト級では王者マカチェフの11連勝に次ぐ8連勝中。昨年2月には王座挑戦前のマカチェフとの対戦が組まれていたが負傷欠場している。前戦はクレベル・コイケにも勝ったマテウス・ガムロと対戦。ガムロのタックルを切って打撃を入れていく展開で、3Rにはダウンも奪い完勝。連勝してもなかなか上位に入れなかったが、ようやくトップ5ランク入りを果たした。が、上位4人の中では最も地味なのもまた事実。グラップラーで、組んでの地味な展開が多い。しかし最近は打撃も著しく向上しており、KO勝ちも増えてきているが、不用意に打撃をもらうこともまたよくある。34歳。

パンチで出るオリベイラ。四つに組んだ。オリベイラ四つでクラッチすると投げを狙う。潰したダリウシュだが、オリベイラ半ば引き込んで下に。インサイドからパウンドを入れるダリウシュ。オリベイラデラヒーバを狙う。外してパウンドを打ち込んでいくダリウシュ。オリベイラディープハーフ。足関。またガードに戻すダリウシュ。インサイドからパウンドを打ち込んでいく。オリベイラ下から蹴って距離を作ると立ち上がった。さすがに下では不利と見たか。離れたオリベイラ。右ハイ。左フック。パンチで出る。パンチを貰って効いたか、ダリウシュがシングルレッグへ。オリベイラ切ってバックを狙う。正対したダリウシュだが、オリベイラハーフからガンガンパウンドを打ち込んでいく。頭部にもらって効いているダリウシュ。オリベイラアゴにパウンドを入れると意識が朦朧としているダリウシュ。レフェリー止めた!

オリベイラ1Rフィニッシュで完勝。圧勝で再起を果たしたが、昨年10月にマカチェフに完敗しているだけに、ポイエー vs. ゲイジーの勝者が優先されそうな気もする。