格闘技徒然草

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ONE166:第7試合・ジャレッド・ブルックス vs. ジョシュア・パシオ

ストロー級タイトルマッチ5分5R。

ストロー級世界最強のブルックス。ONEデビュー以来4連勝。UFCではフライ級に上げて戦っていたが、後の王者デイブソン・フィゲイレード相手に互角以上に戦っていた。UFCではフライ級廃止騒動でリリースされ、RIZINではDEEP王者越智に完勝するも、その後ストロー級の試合は組まれずに、21年からONEに参戦。3連勝でパシオのタイトルに挑戦。テイクダウンを防がれたものの、打撃を入れる展開で判定勝ちした。昨年は防衛戦が組まれず、グラップリングフライ級王者マイキー・ムスメシの王座に挑戦したが、三角十字で一本負けした。30歳。

フィリピンのパシオは2018年に内藤のび太を破って王座を獲得。翌年猿田に敗れて王座から陥落したが、3か月後のダイレクトリマッチでKO勝ち。その後3度防衛に成功し、猿田との再戦では1RでKO勝ちしている。しかしブルックス戦では思うように攻められず判定負け。昨年10月の再起戦ではロシアのチマラエフ相手にテイクダウンを許す展開から、タックルに合わせたギロチンくらいしか見せ場がなかったものの、それがニアフィニッシュとされたのかは不明だが疑問の残る判定勝ちで、再挑戦のチャンスを作った。28歳。

パシオのローに合わせて組み付いたブルックス。スタンドバック。パシオはキムラを狙ったが、ブルックスがバックから持ち上げて投げた。頭から落ちたパシオが失神!パウンドを入れるブルックスをレフェリーが分ける。

ブルックス、頭から落とす投げの反則による反則負け。ONEルールが頭に入っていなかったのか、完全な反則。失格となり、パシオが王座戴冠。グラウンド膝やトータルジャッジ、尿比重と並んで、ONEの特徴的なルールの一つなので、これをわかっていないのはいただけない。

頭から叩きつけられ首が曲がって落ちたパシオ、叩きつけられた瞬間に意識が飛んでいた。中継の間に起き上がってくる様子が映されなかったので心配。

追記:その後意識が戻って病院に行ったとのこと。