格闘技徒然草

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PANCRASE344:セミファイナル・上田将年 vs. 眞藤源太

フライ級。

上田は本名に戻してから初となるパンクラス参戦で、1年半ぶり。昨年11月には地元九州で開催されたBLOOM FCで元GLADIATOR王者のアルギルマーの従兄弟・オトコンバヤル相手にポジションを奪っての判定勝ち。今年2月にはRIZIN佐賀大会にご当地選手として出場したが、伊藤裕樹相手に組みで勝負をしたが組み負ける展開で判定負けした。36歳。

眞藤は2022年にNEXUSでプロデビューしてからまだ2年。昨年のネオブラでパンクラスに初参戦すると、2連続1Rフィニッシュで決勝まで勝ち上がったが、BRAVE山崎に組まれてテイクダウンを奪われる展開で判定負けし準優勝。その後、所プラスの梅原にはタックルを切ってすぐバックに回りチョークで1Rフィニッシュしたが、今年3月の前戦はCAVEの大塚にテイクダウンされる展開で、下からの仕掛けも2Rは以降は読まれてしまい判定負け。23歳。

両者オーソドックス。上田のタックルを切った眞藤。カーフキックをもらって回転した上田に組み付いた。ケージに押し込むが、離れた眞藤。飛び込んで左を打ち込んだ眞藤。残り1分半で上田タックルへ。切りきれず下になった眞藤。下からホールドする眞藤。下からの仕掛けを密着して防いでいる上田。ホーン。

1R一者眞藤、二者上田。

2R。眞藤詰めて飛びヒザ!しかしヒットせずかわした上田が上に。首をギロチンに抱えた眞藤。ギロチン。引き込んで絞める。かなりタイトに入っているように見えるがパンチで抵抗する上田。反転してマウントになる眞藤だが、さらに反転して上田がまた上に。ギロチンが緩んでいる。外れた。かなり力を使った眞藤。上の上田だが、上にいるだけで攻撃が出ていない。セコンドからもダメージを与えるようにとの指示が出る。立たせないように固めるが、時間が過ぎていく。上田が上のままでホーン。

2R一者上田、二者眞藤。上田に入る要素はないと思ったが…。

3R。上田タックル。四つでケージに押し込む。ボディロックで組んだ上田だが、そこでレフェリーブレイク。時間を掛けすぎたか?眞藤がプレスするが手が出ない。上田のタックル。切った。パンチがヒットしてバランスを崩し下になる上田。ガードに入って上になる眞藤。立って離れた。ブレイクしてスタンドに。眞藤の右がヒット。上田タックル。眞藤の右足に絡みついたが、眞藤こらえてパンチを入れる。しがみついたままの上田。残りわずかで立った上田を払い腰で投げる眞藤。最後にマウントからパウンド。タイムアップ。

29-28上田、30-27眞藤、29-28眞藤。スプリットで眞藤勝利。

2Rにギロチンを凌いで上を取った上田だったが、そこから押さえ込むだった。パウンドで攻めていれば判定は判らなかったが。