格闘技徒然草

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PANCRASE345:第2試合・渡邉ショーン vs. 武者孝大郎

ウェルター級。

村山の弟子ショーンはK太郎の弟子・佐藤生虎との対戦で昨年9月にプロデビューしたが、1Rにパンチでダウンを喫してパウンドアウトされわずか35秒でKO負け。今回が再起戦。26歳。

マスタージャパンの武者は柔道・空道がバックボーン。これがプロデビュー戦。2022年のアマチュアMMA全日本選手権では佐藤生虎に判定負け。25歳。

サウスポーの渡邉に武者はオーソドックス。武者いきなりシングルレッグに。片足でこらえる渡邉。ケージに押し込むと離してパンチを入れる渡邉。入れ替えて離れた武者。ワンツーを入れる渡邉。左ハイ。右ローから左ハイ。武者はシングルレッグへ。ケージに押し込むとシングルレッグで持ち上げてテイクダウンを狙ったが倒せず。離れ際にヒジを入れる武者。ホーン。

1R一者渡邉、二者武者。

2R。渡邉左ハイから前蹴り。武者シングルレッグに行くが、引き込んで下に。パウンドを入れる渡邉だが、武者が下から組み付いてバックに回った。ショーンはバックを取られた体勢からキムラ。そのまま反転して上に。武者またタックル。シングルレッグ。放してパンチを入れるとダブルレッグへ。テイクダウン。レッグマウントに。足を抜いて立ちに行く渡邉だが、武者がスタンドバック。残り1分。クラッチを切れない渡邉。武者のバックの体勢が続く。残りわずかで正対。ホーン。

2R一者渡邉、二者武者。

3R。武者のタックルのタイミングで渡邉の左ハイがヒット。しかしそのままタックルへ。テイクダウン。ケージを使って立つ渡邉。武者はまたシングルレッグからリフトしてのテイクダウンを狙うが倒せず。左ミドルを入れる渡邉。キャッチした武者がテイクダウン。すぐに立つ渡邉だが、また持ち上げてテイクダウンするとバックに回った武者。両足をフックして四の字バックに。仰向けにしてバックから殴る武者。KOするような打撃ではないが、渡邉動けず。残り1分。武者チョークに。アゴの上。残りわずかで腕十字を仕掛けたがタイムアップ。

判定29-28×2、30-27の3-0で武者勝利。

タックルが得意で、リフトしてのテイクダウンを何度も狙っていった武者。きれいに倒せた場面はなかったが、残りわずかまでフィニッシュを狙いに行ったのは良かった。

蹴りが得意な渡邉だが、武者にポジションを取られた後に動きが止まってしまい、不利なポジションのまま終わってしまった。