格闘技徒然草

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GLADIATOR 029:第18試合・ダギースレン・チャグナードルジ vs. パン・ジェヒョク

当初はフェザー級挑戦者決定トーナメントの決勝戦だったが、王者河名マストのタイトル返上により王座決定戦に。

両者は2023年に王座決定トーナメント決勝戦で対戦したが、ダギースレンの計量失敗により王者はジェヒョクに。キャッチウェイトワンマッチとなった試合では、計量失敗の減点2に加えてジェヒョクが勝った場合のみ公式戦となるルールで、ジェヒョクが打撃を入れる展開となり三者30-25のフルマークの勝利。

ダギースレンは挑戦者決定トーナメントでフィリピンのアドニス・セビジェーノにスプリット判定勝ち、ヅッキーニョスにチョークで一本勝ちして勝ち上がった。ジェヒョク戦がキャリア唯一の黒星で8勝1敗。25歳。

ジェヒョクはパンクラスでは王者透暉鷹、亀井相手にいずれも追い込んでのスプリット判定負けで強さを印象付けた。王座決定トーナメント準決勝では川名マストに勝利しているが、王者になった後の初防衛戦では1Rにダウンを奪ったものの、レスリングで盛り返した河名に判定負けで王座から陥落。今回の挑戦者決定トーナメントは石田拓穂と水野翔に勝って決勝進出している。14勝9敗の26歳。

左右のハイを打ち込むダギースレン。さらに右ストレートをヒット。カーフキック。左右のパンチを振るが、かわしたジェヒョク。タックルを見せたダギースレンだが、ジェヒョクが切るとスリップして下に。ガードに入ったジェヒョク。しかしダギースレンは足で距離を作り立った。ダギースレンのジャブがヒット。バックスピンキック。ジェヒョクワンツー。さらにジャブを入れた。残り1分。ダギースレンまたタックル。ケージに押し込む。押し込みながらヒザ。太もも、腹にヒザを入れていく。ゴング。

1R終盤の押し込みからの攻めでダギースレンのラウンドか。

2R。間合いを詰めてきたダギースレン。パンチで出る。ジェヒョクバックスピンキックをボディにヒット。ダギースレン前蹴り。また詰めるダギースレン。右がヒットしている。そこからシングルレッグに入るダギースレンだが放した。ジェヒョクがジャブ、ボディジャブをヒット。プレッシャーをかけるのはジェヒョク。ケージを背負うダギースレン。左右のパンチを入れたジェヒョクだが、終盤ダギースレンもパンチを打ち返した。ゴング。

2Rは微妙。

3R。ダギースレン左右のハイ。ジェヒョクワンツー。ジャブがヒット。ダギースレンまたシングルレッグに。片足でこらえるジェヒョク。ケージに押し込んだダギースレン。ダブルレッグに切り替えるが、ケージでこらえるジェヒョク。逆にボディロックからバックを狙う。ダギースレン正対したがジェヒョクダブルアンダーフック。離れた。右を入れるジェヒョク。ダギースレンまたタックル。ダブルレッグからシングルレッグに切り替えるが、片足でこらえながらヒジを入れるジェヒョク。離れた。残り1分。ジェヒョクの右がヒット。ハイ。ジェヒョクの蹴りがローブローになり、残り37秒でストップ。再開。お互いジャブをヒット。残りわずかで左右のパンチを入れたダギースレン。タイムアップ。

判定29-28×3でジェヒョクが2度目の王座戴冠。