ミドル級。
キックから転向のアウメイダ。ライトヘビー級王者アレックス・ペレイラとはキック時代に3度対戦して1度勝利している。キックをやりながらのMMAでの試合では3試合連続1RKO勝利だったが、相手のレベルが低く、MMA本格転向初戦がDWCSでの試合。勝利して昨年4月にUFCデビューすると、テイクダウンをケージでこらえて打撃を入れてKO勝ち。が、2戦目は前の試合に出たロマン・コプィロフに簡単にテイクダウンを奪われ、下になるとリカバリーできないというMMAキャリアが浅い選手にありがちな弱点が明らかとなりスプリット判定負けで初黒星。前戦は第7試合に出場したポティエリアとの対戦で判定勝ち。ケージ際ではテイクダウンを防げたが、ケージ中央だと簡単に倒されてしまっていた。36歳という年齢から考えても、ゆっくり成長を待っている時間はない。
ガーナの柔道エリート・ラザクはキャリア12勝すべてがKO勝ち、うち11試合が1Rフィニッシュ。しかし2R以降にもつれた場合の戦績は1勝5敗で、序盤の爆発的な攻めを凌がれると失速してしまう。前戦はコーディ・ブランデージに1Rわずか37秒、タックルをこらえて打ち込んだヒジが後頭部に入ってしまいノーコンテストとなっている。バックボーンの柔道では国際大会出場経験もある。10月にジョシュ・フレムド戦が組まれていたが、フレムドが計量で3ポンドオーバーして試合が消滅していた。39歳。
両者オーソドックス。アウメイダがプレッシャーを掛ける。ロー。ラザク飛び込んでフックを打ち込む。さらに飛び込むとタックルへ。四つで組んでケージに押し込んだが、離れるアウメイダ。ミドル。ラザク右オーバーハンド。アウメイダ左ミドル。腹にヒット。アウメイダワンツーからヒザ。ラザクまた左右のフックを打ち込む。サウスポーにスイッチしたラザクに右ミドル。ラザクタックルへ。ケージに押し込んだ。ヒザを打ち合う。入れ替えて離れたアウメイダ。カーフ。ラザクの飛び込んでの右でアウメイダダウン!パウンドに行くラザク。バックに回り右のパウンドを打ち込む。アウメイダ立った。ケージを背負うアウメイダになおも右フック。が、アウメイダの左がビッグヒットし、ラザク仰向けに倒れて失神KO!アウメイダ大逆転勝利!