格闘技徒然草

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PANCRASE353:第7試合・大塚智貴 vs. 浜本“キャット”雄大

フライ級。大塚4位、浜本9位。

大塚は7勝5敗の30歳。CAVE所属。2021年にストロー級でネオブラを制覇。ネオブラ後からはフライ級に転向。昨年は眞藤源太に判定勝ち、6月の山﨑聖哉戦ではキャリア初となるKO勝ちで大会ベストKO賞を受賞。11月のベテラン秋葉太樹との対戦では消極的な展開で判定負けし、中継の解説を務めていた兄弟子の石渡伸太郎からは苦言を呈されていた。

浜本は6勝5敗の35歳。クロスポイント大泉&TEAM CAT所属。元キックボクサーで、30歳でMMAに転向し、Fighting NEXUSでは第3代フライ級王者になっている。昨年5月のパンクラス初参戦ではグァムのジョセフ・カマチョにテイクダウンを許さずにヒザ・ヒジを入れる展開で判定勝ち。しかし昨年11月の前戦では大塚に敗れている眞藤にケージに押し込まれる展開で判定負けしている。

両者オーソドックス。インローで牽制する大塚。バックブローを狙った浜本に大塚が右をヒットさせると浜本ダウン!すかさずバックに回った大塚だが、浜本立ち上がりスタンドバックに。正対しようとしたところで大塚が投げてテイクダウン。首を抱えてがぶると、バックに回ろうとしたが、回らせずに立った浜本。正対して離れる。大塚がパンチと前蹴りで出るが、浜本は右フック・左ボディを打ち込む。大塚はタックルに。切った浜本。浜本が間合いを詰めてボディにヒザを入れると、大塚は四つでケージに押し込んでシングルレッグ。抱えあげてテイクダウンを奪った。がぶりからバックに回る大塚だが、浜本は立って正対。離れ際にパンチを入れた浜本。大塚もパンチを返し1R終了。

1Rはジャッジ三者大塚。

2R。浜本が左フックをヒットさせると、一瞬腰が落ちた大塚。ジャブを入れる浜本に対し大塚がダブルレッグでテイクダウン。すぐに立ち上がり離れた浜本。首相撲からヒザを入れる。大塚は離れ際に右フックをヒット。大塚シングルレッグに。ケージでこらえた浜本に対し、大塚はダブルレッグへ。四つで受け止めた浜本がヒザを出したがローブローとなりタイムストップ。スタンドで離れた状態から再開。大塚がパンチを打ち込むも、浜本はすぐ首相撲に捕らえてヒザを入れる。大塚は四つでケージに押し込むと膝を着いてタックルへ。入れ替えてケージに押し込んだ浜本がヒジ・ヒザを入れたが、離れ際にパンチをヒットさせる大塚。2R終了。

2Rのオープンスコアも三者大塚。

3R。タックルに入った大塚だが、切られると立ち上がらず引き込み。浜本がガードに入りパウンドを入れていく。打ち込みながら大塚の右足を超えてハーフに。パウンドを入れる浜本。ガードに戻す大塚だが、口が開き気味で消耗が見える。セコンドからは「立てるなら立て」と指示が飛ぶが、浜本はハーフにしてパウンドを入れる。膝で押して離した大塚はその瞬間に立った。残り1分半。浜本は組んでケージに押し込むtお膝を入れていく。シングルレッグに入る大塚の側頭部にヒジを連打する浜本。シングルレッグで担いでテイクダウンした大塚。残りわずかでバックマウントを取りリアネイキドチョーク。防いで正対した浜本に上からパウンドを入れてタイムアップ。

判定三者29-28で大塚が逃げ切った。