格闘技徒然草

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海外:井上直樹が2月16日のCFFCでUFCリリース後の初戦。フライ級では最後の試合に。

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UFCファイターの井上直樹が2月16日のケージ・フューリー・ファイティング・チャンピオンシップ(CFFC)に出場し、ショーン・サンテラと対戦する。

井上直樹UFCフライ級で1勝1敗だったものの、フライ級廃止にともないリリース。昨年6月のUFCシンガポール大会でマット・シュネルにスプリット判定負けしたのが最後の試合となっている。

相手のショーン・サンテラはMMA20勝7敗1分け1NC。2017年12月にフライ級タイトルマッチで勝利しタイトルを獲得している現王者だが、井上戦は防衛戦ではない模様。

サンテラは2016年のUFC201でUFCデビュー予定だったが、試合前のメディカルチェックで許可が降りずにキャンセルとなり、そのままリリースされている。また、2015年にはVTJ沖縄で松根良太戦が組まれていたが、来日したものの減量中に腎不全となり、やはり直前で欠場している。所属はジム・ミラー&ダン・ミラー兄弟が主催のミラー・ブラザーズMMAヒカルド・アルメイダの黒帯で、20勝中一4の一本勝ちがあるグラップラー

CFFCはアメリカ・ニュージャージーのローカルMMAプロモーションで、アンソニー・スミスやジム・ミラーなど、UFCとの契約を勝ち取っていった選手も多い。また、試合はUFC FightPassで視聴可能。

井上直樹はこの試合がフライ級での最後の試合となるとのこと。

UFC復帰を目指すのか、現在ともにニューヨークでトレーニングしている佐々木憂流迦と同じくRIZIN出場を目指しているのか、いずれにしても今後の階級はバンタムか。

2019年1月のMMAイベント&視聴環境まとめ

日時はすべて日本時間。基本的に、「日本のどこでもリアルタイムで見られる」ものを優先して紹介。
※1.4Update

1日 PFL 2018 #11

開催地:アメリカ・ニューオリンズ
第1試合開始時間:9時 メインカード開始時間:未定
放送媒体:Facebook
主な対戦カード

  • 6回級トーナメント決勝戦

19日 ONE Championship:ETERNAL GLORY

開催地:インドネシアジャカルタ
第1試合開始時間:20時30分 メインカード開始時間:22時30分
放送媒体:twitter(プレリムのみ)、AbemaTV、ONEアプリ
主な対戦カード

20日 UFC on ESPN+1

開催地:アメリカ・
第1試合開始時間:8時30分 メインカード開始時間:12時
放送媒体:ファイトパス、DAZN(メインカードのみ)
主な対戦カード

  • フライ級タイトルマッチ:ヘンリー・セフード vs. TJ・ディラショー
  • ヘビー級:グレッグ・ハーディ vs. アレン・クラウダー
  • フェザー級:グレゴール・ギレスピー vs. ヤンシー・メデイロス

25日 ONE Championship:HERO'S ASCENT

開催地:フィリピン・マニラ
第1試合開始時間:20時 メインカード開始時間:21時30分
放送媒体:twitter(プレリムのみ)、AbemaTV、ONEアプリ
主な対戦カード

27日 Bellator214

開催地:アメリカ・カリフォルニア
第1試合開始時間:9時 メインカード開始時間:11時
放送媒体:公式サイト(プレリムのみ)、DAZN(メインカードのみ)
主な対戦カード

27日 修斗:SHOOTO 30th ANNIVERSARY TOUR 開幕戦

開催地:東京・後楽園ホール
第1試合開始時間:18時 メインカード開始時間:未定
放送媒体:AbemaTV、SAMURAI TV
主な対戦カード

  • 環太平洋バンタム級タイトルマッチ5分3R:祖根寿麻 vs. 岡田遼
  • フライ級5分3R:前田吉朗 vs. 清水清
  • ライト級5分3R:川名雄生 vs. 岡野裕城

・その他(MMA以外の格闘技や当日中継未定のものなど)

16日 ROAD TO KNOCK OUT vol.3

開催地:東京・渋谷 TSUTAYA O-East
第1試合開始時間:16時 メインカード開始時間:未定
放送媒体:twitter(Periscope)
主な対戦カード

  • 63.5kg契約:橋本悟 vs. 北川“ハチマキ”和裕
  • 51.5kg契約:大崎孔稀 vs. タネ♡ヨシキ

26日 Krush.97

開催地:東京・後楽園ホール
第1試合開始時間:18時 メインカード開始時間:未定
放送媒体:AbemaTV、GAORA
主な対戦カード

  • フェザー級(57.5kg)タイトルマッチ:西京春馬 vs. 江川優生
  • スーパー・ライト級(65kg)王座決定戦:松下大紀 vs. 鈴木勇人
  • バンタム級(53kg)王座決定戦:萩原秀斗 vs. 晃貴

RIZIN.14:総評

メインは一方的な内容に。メイウェザーは腹回りを見てもマクレガー戦との準備の差は明らかで、本気には見えなかった。が、100%から程遠いコンディションでも簡単に倒してしまった。最初の天心の左ストレートもヒットしたかに見えたが、リプレイで見てみるとスリッピングアウェイで受け流しており、クリーンヒットしていなかった。体重差だけでなく、技術でも相当な差があった。この汚名を返上するチャンスが与えられるわけでもなく、天心の価値を落とすだけで終わった。

レーニングの時点では練習した関係者は試合を盛り上げるために「通用する」「数戦で世界王者になれる」「今でも日本王者より上」と調子が良いことを言っていたが、実際のところ同階級の選手が相手だとどのレベルの相手なら互角にやれるのかは興味がある。今回の結果でボクシングへの挑戦は遠のくかもしれないが。

セミは堀口が逆転勝利。この試合も実際のところ体格差はある試合だったが、UFCでもフライ級は廃止となる以上、メジャー階級の下限はバンタムと思ってやるしかない。コールドウェルのレスリングに苦しめられたものの、最後のギロチンだけでなく打撃もいいものを当てる場面があった。コールドウェルはユニファイドではグラウンドとなる立ち際の状態で顔面に膝を入れていくなど、短いながらもRIZINルールを研究してはいたが、リングに慣れていなかったのは否めない。

浅倉は思ったよりタックルに行けず。以前練習していた時に、よほど寝技に実力差があって行けなかったのか。逆に浜崎が柔道の足技などでテイクダウンを奪っていった。RIZINデビュー戦では苦戦して評価を落としてしまった浜崎だが、実績から言えば堀口と同等。日本人が相手だと実力が抜けている。浜崎に合わせて強豪を連れてくるようになれば、女子スーパーアトム級のレベルも上がっていくが、今後はどうなるか。

他は元谷とムサエフが良かった。元谷はテイクダウンは取られたものの、下から極めの強さを見せて一本勝ち。単純比較はできないが、内容ではUFCでの佐々木 vs. スコッギンスよりも上だった。ムサエフは相手がRIZIN初参戦の大尊ということで、圧倒したとしてもどれだけ実力が伝わるか不安だったが、強烈なパウンドでインパクトを残した。

RIZIN.14:メインイベント・フロイド・メイウェザー vs. 那須川天心

ボクシングエキシビション66.7kg契約3分3R。

笑っているメイウェザー。ジャブ、ストレート。ガードを固めて出る。出てきたメイウェザーに天心の左がヒット。さらに出るメイウェザー。左を顔面に当てると返しの右をボディに入れたメイウェザー。天心もんどり打って倒れる。ダウン。間合いを詰めたメイウェザー。全然いつもとスタイルが違う。ガードを固めて出てパンチを打ち込む。顔面にもらって天心またダウン。ふらつきながらも立つ。また出ていくメイウェザー。パンチが入る。天心3度目のダウン。立とうとしたが足がもつれている。レフェリー止めた。KO。

倒しに来たメイウェザー。余裕綽々でKO勝ち。

RIZIN.14:セミファイナル・堀口恭司 vs. ダリオン・コールドウェル

RIZINバンタム級初代王座決定戦。61kg契約でこの試合は肘なし。

踏み込んできた堀口に飛び膝を合わせようとしたコールドゥル。シングルレッグ。そこからボディロックしてテイクダウンに行くがロープの間から落ちそうになる。中に戻して再開。崩して上になるコールドウェル。パウンドを入れる。完全にバックについていない状態でチョークを狙う。堀口がバックに回るが桜庭ロック。そのまま転がり腕を極めにいく。キムラスイープで上になるが外れた。堀口立って脱出。飛び込んで左フックを一発当てた堀口。残り1分。堀口がプレスしていく。前蹴りをボディに入れた堀口。コールドウェルスリップダウンしたがすぐ立つ。コールドウェルが飛び込んでアンクルピック。堀口こかされたが転がってロープから外に出た。上になろうとしたコールドウェルだがブレイク。ゴング。

2R。コールドウェルが飛び込んでタックル。テイクダウン。立った堀口だがコールドウェルが立ち際に膝。ボディロックしてなおもテイクダウンを狙うコールドウェル。足を払って倒した。堀口背を向けてバックを取られた状態に。反転して正対したがサバ折りで潰すコールドウェル。堀口立つがなおもボディロックされてる。脇を抜けてバックに回る。堀口立たせてもらえない。コールドウェルも腰を抱えてコントロールするだけ。堀口が細かいパンチを入れる。終了間際に立った。ゴング。

3R。飛び込んでミドルを入れた堀口。飛び蹴りからタックルにつなげたコールドウェルだが堀口下がってかわした。ボディにパンチを入れた堀口。スタンドでプレスしている。しかしコールドウェル飛び込んでアンクルピックで倒した。立とうとした堀口をまた腰を抱えてコントロール。堀口コールドウェルの首を抱えてギロチンに。クローズドガードで絞める。コールドウェルタップ!

ほぼ負けていたところから逆転勝ち!

RIZIN.14:第12試合・浅倉カンナ vs. 浜崎朱加

女子スーパーアトム級王座決定戦。

ジャブを出す浅倉だが浜崎がワンツーをヒットさせた。浅倉のアイポークがありタイムストップ。右目を気にしている浜崎。結構長いインターバルが取られる。再開。右目が赤い浜崎。浜崎強引に組付首投げを狙う。倒したがタックルに入り立った浅倉。パンチで出る浜崎。ジャブが当たっている。タックルに行かない浅倉。入った!内股で返そうとした浜崎だが、投げきれず亀に。バックに付く浅倉だが、浜崎瞬時に立つと、バックの浜崎の腕を桜庭ロックに捕らえる。振りほどいた浅倉だが浜崎が正対して離れることに成功。ゴング。

2R。足をすくって倒した浜崎。浅倉すぐ立つが立ち際に膝を入れた浜崎。浜崎の右ハイがヒット。ジャブを入れる浜崎。浅倉が距離を詰めると大振りのパンチを振る。前に出てワンツー。ジャブ。ロープ際に追い詰めてタックルに入った浅倉だが、浜崎はコーナーで耐える。足払いで倒した浜崎。サイド。アメリカーナから腕十字へ!クラッチする浅倉だがクラッチを切って伸ばした!回転して逃れたかに見えた浅倉だが浜崎完全に腕を伸ばしてタップアウト!

浜崎まったく危なげなく完勝。

RIZIN.14:第11試合・イリー・プロハースカ vs. ブランドン・ホールジー

93kg契約1R10分・2R5分。

ホールジータックル。シングルレッグで足首に絡みついてバックに回る。ハーフバックから鉄槌を打ち込むホールジー。プロハースカ仰向けになりハーフガード。下からホールディング。ホールジー足を抜いてサイドに。プロハースカ亀になりシングルレッグに行こうとしたが、ホールジーが首をギロチンに抱えて上に。マウント。ギロチンは外れたが亀になったプロハースカ。バックマウントを狙ったホールジーだが前に落とした。プロハースカパウンド。ホールジー立とうとしたが、足がロープに絡まり場外に落ちてブレイク。プロハースカの飛び膝をキャッチしてテイクダウンを狙うホールジーだが、プロハースカが振りほどいて投げるとロープの間からリング外に落ちてしまう。腰を押さえるホールジーだが、リプレイで見ると自分で落ちている気も…。

レフェリーは故意に場外に出たとみなしてイエローカードを出す。

再開。タックルに入るホールジー。かわされて体制を崩したホールジーがまたロープの間から外に出る。再開。飛び込んだホールジーが右を当ててそのままタックルに。しかし受け止めたプロハースカがギロチン。仕掛けられたホールジーがロープの間から落ちそうになるのをサブレフェリーが押さえる。中に入ったが、スッポ抜けて亀になったプロハースカのバックからパウンドを打ち込むとチョーク!バックマウントで絞める。が、プロハースカ反転し外れた。逆に亀になったホールジーにパウンド。ホールジータップ。

場外に出るあたりからホールジーは心が折れ気味だった。直前の試合決定でコンディションも良くなかったのかもしれないが。

RIZIN.14:第10試合・ギャビ・ガルシア vs. バーバラ・ネポムセーノ

102.5kg契約5分3R。

バーバラが右オーバーハンドを打ち込んでいく。前に出てロボコンパンチを打ち込むギャビ。組んで膝。離れた。また組むとテイクダウン。サイド。アメリカーナ。タップアウト。

寝かされたら一方的。

試合後神取が登場。スタッフが止めてるけど、しっかりマイク持ってるし茶番というかコント感。マイクで対戦要求。

RIZIN.14:第9試合・ダロン・クルックシャンク vs. ダミアン・ブラウン

70kg契約5分3R。

フットワークからパンチを入れたクルックシャンク。組み付いたが離れ際にハイ。飛び込んで右を入れたブラウン。クルックシャンクのバックブローがヒットし後退。コーナーまで追い詰めると組んで膝を入れていく。バック肘を入れて離れた。ブラウンがじわじわ出るがクルックシャンクボディストレート。足払いで倒したブラウンだがクルックシャンクすぐ立つ。逆にクルックシャンクが足払いで倒すと即顔面にサカボ。がぶって頭部に膝を入れるクルックシャンクだがブラウン振りほどいた。クルックシャンクバックブロー。バックスピンキック。ブラウンが出ていくがクルックシャンクの右がヒット。クルックシャンクタックル。ブラウンギロチン。抜けずにクルックシャンクタップ!

タックルに入ったところでギロチンに捕まってしまったクルックシャンク。ブラウン打撃では圧されていたが逆転勝ち。

RIZIN.14:第8試合・長野美香 vs. 山本美憂

51kg契約5分3R。この試合は顔面への肘なし。

パンチで出る山本。飛び込んで右をヒットさせた。長野シングルレッグへ。潰してパウンドを入れる山本。顔面に膝。腕を巻き込んで返そうとする長野だが変えさせずにこつこつ殴っていく山本。体制を変えられないまま殴られ続ける長野。残りわずかで脇を差してボディロックした長野だが、山本はオーバーフックして固定し殴る。ゴング。

1R何もできなかったが、パウンドのダメージはなさそうな長野。

2R。開始1分間、両者見合って間合いに入らない。また長野がタックルに入るが切られてがぶられ膝をもらう。今度は仰向けになりガードを取る長野。山本は密着したまま。ラバーガード。レフェリーブレイク。スタンドではまた見合い。ジャブを入れる山本。長野も打撃で出られない。残りわずかで山本がパンチで出るとコーナーに押し込みながら殴る。山本が大内テイクダウンしたところでゴング。

3R。両者やはり間合いの外で牽制を続ける。長野が左をヒットさせる。山本もジャブを入れる。長野またタックル。ここまでタックルから不利になっているだけの長野だが、今回もまた切られてがぶられ膝をもらう。ハーフ。密着したままこつこつパウンドを入れる山本。ガードまで戻した。ラバーガード。しかしホールドしているだけ。レフェリー残り20秒でブレイク。打撃を打ち合ったがタイムアップ。

判定三者とも山本。

RIZIN.14:第7試合・宮田和幸 vs. 山本アーセン

65kg契約5分3R。

いきなり飛び膝を狙った宮田だが、受け止めたアーセン。ボディロックから投げを狙う。テイクダウン。クローズドガード。宮田三角。クロン戦のように持ち上げるアーセン。外してスラム。インサイドからパウンドを狙うアーセンだが、宮田がフックスイープ狙い。返せなかったがまた三角。アーセンまたスラムで外す。宮田今度はキムラ。キムラを極めたままスイープ。ストレートアームバー。自分の足の間に腕を挟んで耐えるアーセン。極めに行く宮田だがスッポ抜けて外れてアーセン立つ。両者スタンドで様子見でゴング。

2R。ローを蹴るアーセン。宮田がパンチで出る。アーセンのパンチを貰ったが出ていく。アーセンがパンチで飛び込むとそのまま倒してパウンド連打。宮田正対しガードを取る。インサイドから肘を入れたアーセン。背中越しにアーセンの左腕をつかみアームロックを極める宮田。腕が背中側で反対方向まで曲がり、アーセンタップ!

レスラーの宮田がガードからの多彩な関節技を見せて勝利。MMAのキャリアの差を見せた。

RIZIN.14:第6試合・矢地祐介 vs. ジョニー・ケース

70kg契約5分3R。この試合は肘なし。

ケースのパンチでバランスを崩した矢地。立ち上がるがケースが組み付いてすぐにテイクダウン。ハーフ。ガードに戻した矢地。起き上がり立った矢地。離れた。矢地がミドルを入れる。ミドルを入れた矢地だがワンツーをもらった。ローで足を払った矢地だがケースが組み付いてコーナーに押し込む。膝を入れて引き剥がす矢地。ケースが右ハイから前に出る。間合いを詰めてフックを打ち込む矢地。ケースも返す。ケースの右をもらった矢地。ゴング。

右目を腫らしている矢地。2R開始前にドクターチェックが入るが続行。

2R。パンチで出るケース。3連打。矢地は左ハイを入れる。出ていく矢地だがケースのタックルでテイクダウンされる。押さえ込むケース。バタフライで浮かせようとする矢地だがケースは体を起こさず密着。矢地が三角を仕掛けたが、ケースは外して担ぎパスを狙う。ガードに戻す矢地。立ち上がったケースだが矢地が下から蹴り上げる。サッカーボールキックを放ったケースだが矢地立ってスタンドに。矢地がハイを打ち込むがケースのワンツーをもらう。コーナーに追い込まれた矢地だがケースの左をもらい、左目から出血。レフェリーが止めてドクターチェックに。ドクターストップ。

ケースKO勝ち。止めなくてもケースの勝ちは動かなかっただろう。