格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

UFC on ESPN53:第3試合・モンツェラート・レンドン vs. ダリヤ・ジェレズニャコバ

女子バンタム級

メキシコのレンドンは20歳を過ぎてから柔術を始め、31歳の遅いMMAデビューから3年未満でUFCデビュー。ローカル戦績5戦全勝で、UFCデビュー戦はUFC1勝0敗のタミレス・ビダルと対戦。カーフを蹴られてダメージを負ったものの、蹴り足を掴んで倒して上からパウンドで攻め、僅差でスプリット判定勝ち。35歳。

ロシアのジェレズニャコバはUFCデビュー戦。コンテンダーシリーズを経ないでUFCと直接契約した。ボクシングやキックのキャリアがあり、8勝中KOが5つある。現在はフランスのMMAファクトリー所属。昨年UFCデビューしたメリッサ・ディクソンにキャリア唯一の黒星を喫している。28歳。

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UFC on ESPN53:第2試合・イーゴル・セベリーノ vs. アンドレ・リマ

フライ級。

ブラジルのセベリーノは昨年9月のコンテンダーシリーズでUFCとの契約をゲットしてこれがデビュー戦。コンテンダーシリーズではパンチをブンブン振り回し、フックでダウンを奪った後に鉄槌・パウンドをラッシュしてKO勝ちした(コンテンダーシリーズ用のファイトスタイルだった可能性もあるが)。キャリア8戦全勝全フィニッシュ(4KO・4一本勝ち)。現契約選手ではロザスJr.の次に若い20歳。

リマもブラジルで、同じようにコンテンダーシリーズで勝ってからのUFCデビュー戦。こちらも無敗(7戦全勝)。コンテンダーシリーズではひたすらサークリングを続ける相手にフィニッシュを狙って攻め続け、仕留めきれなかったものの判定勝ち。キックボクシングでブラジル王者になっているストライカーで、7勝中5KO勝ち。25歳。

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UFC on ESPN53:第1試合・モハメド・ウスマン vs. ミック・パーキン

ヘビー級。

TUFウィナーのウスマン弟。ヘビー級下位にありがちな、大きいだけで動きが遅くテクニックもない選手だが、底辺クラスで現在3連勝中。34歳。

イギリスのパーキンはローカル全フィニッシュでUFCと契約し、UFC契約後は判定だがここまで2連勝中。しかしパーキンもスピードがなく、前戦のカイオ・マシャド戦も終盤両者スタミナ切れで、これといって見せ場のないままの判定勝ち。28歳。

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修斗240323:メインイベント・エフェヴィガ雄志 vs. キム・ミンヒュン

ライト級。

オーソドックスのミンヒュンに対し、サウスポーのエフェヴィガがミドルを入れるとパンチで出る。ケージまで下がったミンヒュンが組み付くと、エフェヴィガも四つからテイクダウンを狙う。ミンヒュンが入れ替えたが、エフェヴィガが四つから外掛けでテイクダウン。ハーフからヒジを入れるエフェヴィガ。ガードに戻したミンヒュン。エフェヴィガは腹に鉄槌を入れる。ミンヒュンがガードから十字・三角を狙うが足を掴んでディフェンスするエフェヴィガ。再び鉄槌を入れるとミンヒュン背中を向けた。エフェヴィガが両足をフックしてバックマウントの体勢に。そのまま背負って立ち上がったミンヒュンだが、エフェヴィガは背負われたままチョーク!ミンヒュン立ったままタップ!

1R3分21秒、エフェヴィガ一本勝ち。

修斗240323:セミファイナル・結城大樹 vs. 椿飛鳥

フェザー級5分3R。

両者オーソドックスでローおの蹴り合い。椿のカーフキックで足が流れた結城だが、タックルに入りケージに押し込むと両脇を差して背中でクラッチする。押し込みながら肩パンチを入れる結城。右脇を差し返した椿に対し、結城は椿の右足へのシングルレッグから、左足も掴んでテイクダウンを狙いながらスタンドでバックに回る。ケージを使って向き直った椿。結城離れた。パンチで出ていく椿だが、再び結城が組み付いてケージに押し込むと、椿の右足を抱えてテイクダウンを狙う。離して四つで押し込むが、椿が首相撲を狙うと離れる。椿がカーフキックをヒット。蹴られてその場で一回転した結城。椿がジャブから右ストレート、左ボディを打ち込む。さらにカーフキック。足が流れた結城。椿がさらにカーフを蹴ると、明らかに効いた様子を見せて距離を取る。追いかけてカーフを蹴ると結城は自ら倒れ込みダウン。立たせた椿。1R終了のホーン。

2R。結城はすぐにタックルに入るとスタンドでバックに回った。背中に乗った結城が四の字でロックすると、背負われた体勢でチョークを狙う。椿は結城の左腕を掴んでディフェンスするが、結城は右腕で殴りながら首に手を巻いていく。足のクラッチが外れて降りた結城だが、すぐにタックルへ。またバックに回ったが、椿は正対すると引き剥がし離れた。距離を詰める椿に結城がタックル。椿が首をギロチンに捕らえると、結城は自ら下になり外す。椿がハーフから鉄槌・ヒジを入れる。結城は下からホールドしてしのごうとする。拮抗した2Rが終了。

3R。椿がプレッシャーをかけるとケージ際まで下がった結城。椿は結城のパンチの間合いの外からインロー、カーフを蹴る。ジャブを出す結城だがカーフを効かされた左足の踏み込みがなく届いていない。タックルに入るが切られた。椿カーフキック。ジャブを放つ結城に対し、顔を叩いて殴ってこいと挑発する椿。結城またタックルに入るが、がぶった椿が首をギロチンに抱える。結城自ら下になり外した。ハーフで押さえ込む椿。結城はバックを取らせて立ち上がるとケージ際で正対したが、椿が外掛けでテイクダウン。ハーフで固めた椿。タイムアップ。

判定三者29-28で椿判定勝ち。

世界ランキング1位の結城を破った椿は試合後のマイクでタイトルマッチを要求。

修斗240323:第5試合・平川智也 vs. 川北晏生

バンタム級5分3R。

サウスポーの平川に対し川北はオーソドックス。ジャブで距離を測る平川。上背で上回る川北だが、平川は慎重に距離を取り、飛び込んでパンチを打ち込む。飛び込んだところで川北のパンチがヒット。川北がプレッシャーを強める。平川カーフキック。右を入れた川北。組みに行く。四つでケージに押し込もうとしたが、入れ替えて押し込んだのは平川。押し込んで頭を付けながらヒザを入れる平川。川北は押し返して引き剥がし離れる。残り30秒。踏み込んでヒザを腹に打ち込んだ平川だが、打ち終わりに川北の右フックをもらいバランスを崩した。1R終了のホーン。

2R。すぐにタックルに入る川北だが、入れ替えた平川が金網に押し込む。ダブルレッグを狙ったが、川北がダースチョークに抱えて後方に投げる。クラッチしたまま平川の体をまたいでマウントの体勢で絞める。レフェリーがチェックすると平川が落ちておりストップ!

2R1分2秒、川北のテクニカル一本勝ち。

修斗240323:エキシビションマッチ・上原平 vs. リオン武

スペシャルエキシビジョンマッチ3分1R。

間合いを詰めたリオンがパンチをヒット。上原もパンチを打ち込むが、リオンはバッティングをアピールし観客から笑いが起こる。上原が出した手がリオンの右目付近に当たり、リオンは右まぶたからカットし流血。両手を合わせて謝罪する上原。リオンがパンチで出ると足払いを見せる。残り30秒でパンチで出てきた上原を組み止めてまた足払いを見せたリオン。タイムアップ。

リオンはマイクを取り、「話が来たのは一昨日の深夜、寝ようと思っていた時だった。上原とは2年くらい一緒に練習してきて絆があったので受けようと思った。上原のおかけでまた後楽園ホールの景色を見ることができました。上原ありがとう」とコメント。

上原もマイクを取り、絶対に環太平洋のベルトを取って世界王者のSASUKEに挑戦するとコメント。

RIZIN LANDMARK9:メインイベント・ホベルト・サトシ・ソウザ vs. 中村K太郎

ライト級。

サトシの右ハイでぐらついたK太郎。尻もちをついたところでシングルレッグに入るが、サトシ切ってパウンド連打!さらにサッカーボールキック!レフェリー止めてもいいが流している。立ったK太郎だがなおもパンチでラッシュするサトシ。打たれるK太郎を見てサブレフェリーからバトンが投げ込まれKO!

修斗240323:第4試合・児山佳宏 vs. 松浦真実也

68kg契約5分2R。

両者オーソドックスの構え。低く構えている松浦。児山タックルへ。足首を掴んで倒そうとするが、足を引き抜いた松浦がバックに回る。向き直りまたタックルに入る児山だが、松浦は立ち上がり切ってスタンドへ。ジャブで牽制する松浦。左ハイがヒット。タックルのフェイントをかける児山だが、また松浦の左ハイがヒットし効いた!その場で膝をつき動きが止まった児山にパンチを打ち込む松浦。亀になり打たれる児山を見てレフェリーストップ!

1R2分12秒、松浦KO勝ち。

 

RIZIN LANDMARK9:セミファイナル・武田光司 vs. 萩原京平

フェザー級

プレスする萩原。サークリングする武田。前に出ない。足に触るフェイントを見せた武田。なかなかコンタクトがない。飛び込んで左を一発入れた武田。飛び込みながらパンチを入れるが、間合いを詰めるのは萩原。萩原カーフ。ワンツーを出した。残り1分20秒で初めて組み付いた武田。ケージに押し込むが、萩原のヒザがローブローに。萩原にイエローカードで20%の減点が出て再開。四つの体勢からの再開となり、スタンドバックに回る武田。正対に戻した萩原だが、残り10秒でまたスタンドバックに回った武田。ゴング。

2R。萩原のヒザが腹にヒット。下がった武田だがタックルで組み付く。四つでクラッチした武田。ケージに押し込む武田だがブレイクがかかる。萩原がパンチで出ると武田シングルレッグから押し込む。押し込みながらパンチを入れるが、入れ替えて離れる萩原。右をヒットさせた萩原だが武田タックルへ。ダブルレッグからバックに回った。正対しようとする萩原だがさせない。リフトして投げた武田。片膝をついた萩原をコントロールしつつヒザを入れる。また持ち上げて投げた。なおもコントロールしながらヒザ。ゴング。

3R。ニータップを切った萩原だが、ケージを背負ったところで武田が組み付いて押し込む。またボディロックからスタンドバックに。正対しようとする萩原を後方に倒し、またバックコントロールの体勢に。武田バックコントロール地獄。正対しようとするところでダブルレッグを狙い、またバックに回る。バックからコントロールしている武田だが、残り1分10秒でレフェリー謎ブレイク。タックルで飛び込んだ武田を投げた萩原だが、そのまま回転してがぶって上になった武田。またバックに回る。チョーク。離したがまたバックコントロールへ。タイムアップ。

判定3-0で武田勝利。

武田 vs. 萩原ジャッジ

三者とも武田のコントロールを取ってジェネラルシップを武田につけている。

修斗240323:第3試合・片山将宏 vs. 大竹陽

57.25kg契約5分2R。体重オーバーの片山は毎ラウンド減点1が与えられる。

両者サウスポー。片山タックル。切られて引き込んだが、大竹は離れてグラウンドには付き合わない。片山がまたタックルに入るが、間合いが遠く切られる。タックルの動きを繰り返す片山に対し、大竹は足に触らせずに切る。パンチで牽制する大竹。右ミドルを入れた。そのタイミングでタックルに入る片山。大竹バックステップで切った。大竹のカーフキックで右足を蹴られた片山。足を引きずっている。さらに蹴られるとスリップダウン。立たせる大竹。立ち上がるとまたカーフでダウンする片山。シッティングガードのまま出ていくが、大竹は距離を取りながらパンチを入れる。立ち上がる片山。また大竹のカーフキックで倒れた片山。立ち上がるがまっすぐ立てない。さらに大竹がカーフキックを入れてダウンしたところでレフェリーが止めた。

1R4分22秒、大竹TKO勝ち。