格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

PANCRASE343:メインイベント・葛西和希 vs. 丸山数馬

ライト級。葛西4位、丸山9位。

葛西はプロデビュー2戦目からパンクラスに参戦し、ここまで8勝3敗。ライト級に上げてから負けた相手はトップランカーの粕谷と松本。高校時代は柔道で100kg級の選手だったが、MMA転向時に大幅減量した。松岡・ 木村俊也に連勝中。28歳。

丸山はパンクラスライト級常連選手だったが、昨年Road To UFCの一般公募に申し込み出場。しかし一回戦でキム・サンウクに一本負け。11月のパンクラス復帰戦では、ランカーの平信一に2Rダウンを奪われたが、スタミナ切れした平を3Rテイクダウンし判定勝ちした。31歳。

スイッチしながら詰めてジャブを入れる葛西。右。丸山タックル。テイクダウンケージを使って立つ葛西だが、丸山ボディロックしてなおもテイクダウンを狙う。差し返す葛西。ケージに押し込む丸山。入れ替えさせない。ブレイク。葛西詰めて左ミドル。丸山左ハイ。またタックルに入るが、今度は受け止めた葛西がクラッチしてテイクダウン。バックからパウンド。正対して立った丸山にヒザ。入れ替えてまた押し込む丸山。また投げた葛西。立とうとする丸山にパンチを入れる。立って入れ替える丸山だが、葛西放してラッシュ!丸山がタックルを狙ったが、反応して切った。ホーン。

1R三者葛西。

2R。ジャブを打っていく葛西。右を入れた丸山。カーフキック。また右がヒット。打撃戦に。葛西もカーフを入れた。ミドル。丸山組んでケージに押し込む。入れ替えてヒザを入れる葛西だが、丸山また入れ替えた。四つからヒザを入れていく葛西。ヒザの連打から投げてテイクダウン。うつ伏せになった丸山。がぶろうとした葛西だが丸山立つことに成功。しかしまたテイクダウン。倒された際に立とうとした丸山から即バックに回りチョーク!がっちり入ってる。なんとか外そうともがいていた丸山だがタップ!

初メインの葛西だったが、アグレッシブかつフィニッシュへの意識が高い戦いぶりできっちりとメインを締めた。

試合後のマイクでは「久米さんや天弥くんとやりたい」と、ランキング1位の久米だけでなく、下位ランカーで上り調子のプロスペクト・天弥も指名。

PANCRASE343:セミファイナル・押忍マン洸太 vs. 村山暁洋

ウェルター級。押忍マン2位、村山5位。

ハードパンチャーの押忍マンは勝っても負けてもフィニッシュ決着。パンクラス4勝4敗。前戦は地元九州で行われたRIZIN LANDMARK8に出場したが、阿部大治に1RKO負け。30歳。

村山は元修斗環太平洋王者、パンクラス第9代王者。パンクラスでタイトルを獲得したのは2016年。その後、佐藤天・手塚・菊入・木下と、海外に飛び出していった選手たちと対戦し、踏み台になってしまっている。2022年12月の長岡とのベテラン対決で判定勝ちし、昨年6月に林源平と王座決定戦が組まれたが、序盤からパンチを効かされ、組んでもテイクダウンを奪えない展開で三者50-45の大差で判定負けし、7年ぶりの王座戴冠ならず。44歳。

右を打ち込んだ押忍マン。ヒット。ジャブ。伸びてくる。村山のタックルは切る。プレスしてきた押すマン。またジャブ。ローキック。村山ちょっと目を気にしている。左ミドル・右ボディを入れた押忍マン。また左ミドル。右。ケージ際に詰められている村山。インローをキャッチした押忍マン。テイクダウン。上になるとインサイドからパウンドを入れる。ホーン。

1R三者押忍マン。

2R。ジャブを入れた押忍マン。村山ステップして組み付く隙を伺っているが、ジャブ・右・カーフキックを打たれる。またカーフ。押忍マンの左をかわして右を入れた村山だが、またカーフをもらう。またカーフ。村山もジャブを入れるが押忍マンが左を返す。組み付けないまま残り1分半。手数は少ないが、一発一発が重くどれもヒットしている押忍マン。ボディからカーフキック。右で飛び込んだ村山。さらに出るところに押忍マンの右。それをかいくぐってタックルに入った村山。シングルレッグ。しかし切られた。ミドルを入れる押忍マン。ホーン。

2R三者押忍マン。

3R。村山パンチで出る。下がった押忍マンを追ってパンチを打ち込む。押忍マン離れた。また詰めた村山。組むと大外刈りでテイクダウン。すぐにマウント!が、押忍マンに反転され下に。ガードで背中を付けてしまっている村山。上で動かない押忍マン。フックスイープを狙った村山だが、返せずハーフに。残り1分。下からキムラ。そのままスイープで上を取り返した。なおもキムラを狙う。残り30秒。バックに回り腕十字を狙った村山だが時間がない。タイムアップ。

30-27×2、29-28の3-0で押忍マン勝利。

PANCRASE343:第14試合・浜本“キャット”雄大 vs. ジョセフ・カマチョ

フライ級。

NEXUSフライ級王者浜本がパンクラス初参戦。2017年にRIZINで行われた那須川天心出場のキックトーナメントに出場し、一回戦で天心にKO負け。2020年にZSTMMAデビューすると、2022年11月に平井聡一朗に勝利してフライ級王座を獲得。2023年5月には、欠場選手の代役として、MMARIZIN参戦を果たしたが、ラマザン・テミロフにパンチでダウンを奪われ、パウンドでKO負け。前戦は2023年8月で、元パンクラスランカーの荻窪祐輔とノンタイトル戦で対戦し判定負けしている。MMA5勝4敗の34歳。

カマチョは昨年7月にパンクラス初参戦。グァムのスパイク22所属。昨年7月は前田浩平と対戦し、僅差の展開から3Rにテイクダウンを奪っての判定勝ちだったが、計量で体重オーバーしている。パンクラス出場後、昨年10月にLFAに出場したが、肩固めで一本負けした。32歳。

パンクラスデビュー戦でセミ前・国際戦が組まれた浜本だが、期待に応えられるか。

右を打ち込んだ浜本。カマチョ詰めてきた。サークリングする浜本。カマチョの蹴り足を掴んでちょつに組んだ。しかし浜本のヒザがローブローに。再開。ミドルを入れる浜本。またミドル。詰めてきたカマチョ。ケージまで下がらせてタックル。テイクダウンしたgあすぐに立つ浜本。ヒザを入れた浜本だが、両足を畳んでテイクダウンするカマチョ。またすぐに立つ浜本。腹にヒザの連打。離れたカマチョ。浜本ボディを打ち込む。パンチから腹にテンカオ。効いている。膝を着いたカマチョにパンチを入れる浜本。立ったカマチョがタックルに入るが切った浜本。カマチョ組んでボディロック。しかし正対してまた腹にヒザを入れていく。嫌がる様子を見せるカマチョ。しつこくヒザ。カマチョ組んでしのごうとする。ヒザ・ヒジを打ち込む浜本。ホーン。

1R三者浜本。

2R。カマチョタックルからテイクダウンするが、すぐにケージを使って立った浜本がテンカオを入れる。がぶった浜本。カマチョヒザを嫌がって離れるが、追っていき首相撲からヒザを打ち込む浜本。前かがみになるカマチョをケージに押し込んでヒザ。入れ替えてテイクダウンしたカマチョ足を引いてバックを取るが、浜本正対するとまたヒザ!パンチを返すカマチョだがまたヒザをもらう。テイクダウンをこらえてひたすらヒザ。離れようとするカマチョを追いかけてヒザを入れる。ホーン。

2R三者浜本。

3R。パンチで出るカマチョ。左右のラッシュ。もらった浜本だが組んでケージに押し込みまたヒザを入れていく。入れ替えたカマチョだが、引き剥がさずに追っていってまたヒザを入れる浜本。カマチョダブルレッグからテイクダウン。立とうとした浜本にギロチンを狙ったがディフェンスする浜本。カマチョバックに回る。浜本立つとクラッチを切って正対。また押し込んで腹にヒザ。カマチョテイクダウンするとパウンドを入れるが、浜本はすぐに立ってまたヒザを入れ始める。今度は顔面にもヒザを入れる浜本。残り1分。タックルに入りテイクダウンしたカマチョ。初めて背中を付けて寝かせた。ハーフで固める。カマチョハーフから首を抱えてギロチンを狙ったが時間がない。タイムアップ。

30-27×2、29-28の3-0で浜本がパンクラスデビュー戦勝利。

ヒザを効かされたカマチョが予想外に粘ったが、レスラーのカマチョに最後のテイクダウンまでは寝かされることなく対応して勝利。

PANCRASE343:第13試合・合島大樹 vs. 小原統哉

バンタム級

かつてのランカー・合島は5年半ぶりの復帰戦。TSUNE・清水俊一・河村康博、金太郎に4連敗していたが、原田惟紘にKO勝ちして復活してのが2018年11月。所属をガッツマンから佐藤ルミナのROOTSに移して、37歳での復帰戦となる。ROOTS所属選手のパンクラス出場は初。

相手は昨年のネオブラ準優勝・THE BLACKBELT JAPANの19歳小原。ネオブラ後は上野に判定勝ち、ダイレクトリマッチで組まれた今年2月の上野戦では1R36秒、フロントチョークで勝利し完全決着。今回から名前を漢字に戻しての出場する。バックボーンは極真空手・柔道。

合島が間合いを詰めていくとインローを蹴る小原。ケージまで下がった小原だが、パンチ・インローで出る。関節蹴り。下がらない合島。詰めたところにすぐ手を打s知恵行く小原だが、ケージに詰まった。合島ジャブ。腹はも左を返す。またジャブを入れた合島。小原の出るタイミングで左フックを引っ掛ける。左ボディ。テンカオを腹に入れる合島。いつになく圧されている小原。ジャブ・ボディアッパーを入れる。小原パンチを振ってケージから出た。合島右ボディ。投げた小原だが、合島倒された後に反転して上を取り返す。小原キムラに捕らえた。後方に倒れて手首を背中まで回したが、外した合島が立った。ブレイクがかかってスタンドに。また出てくる合島。残り1分。ジャブを当てた小原。また右が入りぐらついた合島。ジャブから左を打ち込んだ小原。シングルレッグでテイクダウンする。倒され際に起き上がってシングルレッグに入る合島にまたキムラ。合島カウンターの腕十字を狙ったが防ぐ小原。ホーン。

1R三者小原。序盤は合島が優勢だったが、カウンターのキムラと右を効かせて形勢逆転。

2R。小原インロー。また詰めてきた合島だが、そこにジャブを当てる小原。左フックからインロー。出ていく合島だが手が出ていない。小原シングルレッグ。こらえる合島だが、ケージに押し込んだ小原。投げを狙ったがこらえて離れる合島。また杖mテイク合島。小原タックルに入ったが切った。右ボディを入れた合島だが、小原の左をもらい効いた!ふらついている合島に左右のパンチを打ち込む小原。小原もちょっと消耗しているか。合島また出てくる。左ボディから左右のラッシュ。右をもらった。小原のタックルを切って左右のパンチを打ち込む。オアh等シングルレッグでしのごうとするが、切ってパンチを入れる合島。離れた小原にパンチを打ち込むと小原ダウン!パウンド!KO!

合島、打たれて危なっかしい場面もありながら、圧をかけていって逆転KO勝ち。

小原も1R後半に盛り返したかと思われたが、先に消耗してしまった。

PANCRASE343:第12試合・原田直人 vs. 鈴木悠斗

ネオブラライト級決勝戦

コブライースト・原田は2月の一回戦がプロデビュー戦。テイクダウンからバックキープすると、マウントに移行して、腕十字を狙いながらのパウンドで1RKO勝ちして勝ち上がった。25歳。

パラ八の鈴木は18歳。ここまでパンクラスで3連勝中。原田が勝った上田には昨年11月に対戦し57秒でKO勝ち。ネオブラ一回戦はプロデビュー戦のクリスをスタンドでのパンチラッシュで1RKO勝ち。

カーフを蹴る原田だが、鈴木が左右のパンチを打ち込むとぐらついた!さらに右を打ち込むと原田前のめりにダウンしKO!

鈴木圧勝。

今日初のマイク。「これから自分世界に行くんで、応援よろしくお願いします」

PANCRASE343:第11試合・織部修也 vs. 船田侃志

ネオブラストロー級勝戦

CAVE織部はプロデビューの昨年は1勝1敗。今年の初戦は昨年のネオブラ一回戦負けの秋吉に1Rチョークで一本勝ち。29歳。

HEARTS船田は2月のネオブラ一回戦がプロデビュー戦で、テイクダウンを奪ってバックマウントで体を伸ばしてのパウンド連打で1RKO勝ち。4月に誕生日を迎えて20歳になったばかり。

出た織部だが船田タックルに。切ってケージに押し込もうとする織部。なおもタックルに来た船田だが、足に触れさせない織部。しかし船田が右足に組み付くことに成功。ケージに押し込みながらボディロック。織部はオーバーフックから投げを狙う倒してバックに回った船田。四の字ロック。フェイスロック。外れた。前に落とそうとした織部だが、船田がバックキープを続ける。残りわずかで腕十字に移行しようとしたがホーン。

1R三者船田。

2R。織部カーフキック。背中を向けた船田に組みに行くが、織部スピンして逆にタックルに入る。織部正対してケージに押し込む。離れた。右フックからタックルに入る船田。オーバーフックして投げを狙う織部に。船田ディープハーフからスイープへ。脇の下から抜けて上になった船田。バックに回りまた四の字バック。チョーク。引手を掴んでディフェンスすると、背負ったまま立った織部。揺すって落とそうとするが、船田は背中に乗ったまま。しかしフックの位置が下がり降りた。すぐタックルに入る船田。織部切るとがぶりながらパンチを入れる。船田またタックルに入りボディロックへ。織部オーバーフックで投げを入れてこらえる。両足を後ろに投げ出してこらえながらパンチを入れる織部。ホーン。

2Rも三者船田。

3R。パンチで出た織部に船田タックル。織部スプロールするが、そこからさらに押し込んだ船田がテイクダウン。ハーフ。押さえ込まれている織部。背中を向けて立とうとするが、両足フックされ仰向けで四の字バック。殴っていく船田。織部落とそうとするが落とせない。背負ったまま立ち上がりタイムアップ。

判定三者30-27で船溜勝利。3Rともタックルからバックを奪っての勝利。

PANCRASE343:第10試合・敢流 vs. 沢木純也

ネオブラフェザー級準決勝。

稲垣組の敢流(いさな)は2月のネオブラ一回戦でプロデビュー戦の山中のタックルを切って強いパンチを打ち込んでのKO勝ち。20歳。

SUBMIT MMA所属沢木は2月のネオブラ一回戦がプロデビュー戦。相手もプロデビューの山田浩平で、2Rまで打撃で優勢な展開から、3R引き込んだ山田にインサイドからのヒジを打ち込みTKO勝ち。25歳。

ローを蹴る敢流。足が流れた沢木。タックルを見せた敢流。沢木のパンチに合わせて組み付いた敢流が投げてテイクダウン。すぐにハーフにする。立った沢木からバックを取り投げてまたテイクダウン。サイドを取った。起き上がりタックルに入ろうとする沢木の首を抱えるが、沢木立って振りほどき離れる。腹にヒザを入れて離れた沢木。沢木の左が入り敢流ダウン!パウンドに来た沢木だが、敢流すぐに起き上がり脇を差す。ケージ際でスタンドバックに回る。ホーン。

1R三者沢木。

2R。パンチで出る敢流。カーフキック。ジャブ。右フックがヒット。ミドルを入れた敢流がそこからタックルに入りスタンドバック。サバ折りでテイクダウン。倒すとマウント!返そうとする沢木に腕十字を合わせたが、ディフェンスして外した沢木。立った。パンチが交錯し膝を着いた敢流。沢木上になるが、敢流上を取る。肩固め。が、首を抜いて外した沢木。バックを取る。敢流立って正対すると沢木離れ際に右ハイ。離れたが敢流タックル。両足を束ねてテイクダウンするとインサイドからパウンドを打ちながら担ぎパス。サイドに出た。パウンド・肘を入れる敢流。ケージを蹴って返そうとする沢木だが返せず。沢木消耗したか。敢流マウント!パウンド連打。亀になる沢木。レフェリーをチラチラ見る敢流だが和田レフェリー止めない。残り時間を考慮しているか。ホーン。

2R三者敢流。

3R。敢流タックル。ヒザを入れた沢木だが、敢流すぐバックに回り、膝を着かせると両足をフック。沢木疲れたのか、反応が遅い。四の字バック。バックキープで休んでいる敢流。沢木動いて脱出しようとするが返せず。パウンドを入れていく敢流。敢流マウントにしてパウンドラッシュ!レフェリー今度はすぐ止めた。

敢流、2度のダウンのピンチを乗り越えて勝利。打撃の強さだけでなく、組みでも攻められる引き出しを見せた。

PANCRASE343:第9試合・望月貴史 vs. 石塚将也

ネオブラフェザー級準決勝。

BRAVE望月はパンクラス3年目で、昨年までは中堅クラスの相手と当てられることが多く1勝3敗。今年ネオブラに初出場すると、一回戦はプロデビュー戦のパラエストラ札幌松藤からテイクダウンを奪い、バックマウントでうつ伏せにしてのパウンド連打でKO勝ち。25歳。

DIARIO所属石塚は伝統派空手がバックボーン。2021年のNEXUSでプロデビューし、3勝1敗の戦績で今年2月のネオブラでパンクラス初参戦。和術慧舟會AKZA所属小野と対戦し、1Rからパンチとテイクダウンで優勢に攻め、3Rにパウンド連打でKO勝ちした。30歳。

望月シングルレッグ。そのままケージ際で寝かせようとする。望月の頭を押してこらえる石塚。ブラウン肘。テイクダウンして尻餅をつかせた望月が足をまたいでレッグマウントに。体を起こして足を引いた石塚が立ちに行く。立ったが放さない望月がなおもテイクダウンを狙う。まあシングルレッグに切り替える。首をギロチンに抱える石塚だが、望月ダブルレッグでテイクダウン。バックを取られた体勢でアームロックを狙うが、両足をフックされる。バックからングル望月。ホーン。

1R三者望月。

2R。望月またシングルレッグ。またケージまで押し込む。片足でこらえてブラウン肘を入れる望月。またダブルレッグに切り替えてテイクダウン。石塚ケージで立つが、立った瞬間にまた倒された。またレッグマウントを狙う望月。寝かせて首を抱えた望月。が、反転されて下に。石塚パウンドに行くが、下から抱えられ手が出せない。残り1分。立ち上がった石塚だがすぐにタックルに入る望月。しつこく組み付いていく。ホーン。

2R三者望月。

3R。すぐに望月がタックル。振りほどこうとする石塚にしがみついていく。ギロチンに抱えた石塚だがテイクダウンされた。望月がぶってアナコンダを狙ったが、外れてバックを取った石塚。が、足のロックを外して反転して上を取り返す望月。密着したままパウンド。ボディロックパスを狙う。ハーフに。下で動けない石塚。肩固めを狙うがガードに戻され外す。しかし残り時間パウンド連打で攻め続けた。タイムアップ。

判定30-27の3-0で望月勝利。ひたすらタックル→テイクダウンをやりきった。

PANCRASE343:第8試合・山口怜臣 vs. 宮下将

ネオブラバンタム級準決勝。

アマMMAのIMMAFで2年連続世界Jr準優勝(優勝はムハンマドモカエフ)の山口。IMMAF制覇を目指しアマチュアで続けてきたが、昨年9月に満を持してプロデビュー。しかし同じプロデビュー戦の安藤に対し、手数が少ない展開で、3Rにテイクダウンを奪われ下になったのが響いてスプリット判定負け。今年はネオブラから出場となる。初戦は相手の欠場により不戦勝で勝ち上がった。24歳。

宮下はK太郎のUNITED GYM TOKYO所属。バックボーンは柔道。昨年11月のプロデビュー戦はタックルを切られてスタミナを消耗する展開で判定負け。今年2月のネオブラ一回戦では、払腰で投げて腕十字を決め、1R一本勝ちでプロ初勝利を挙げている。21歳。

詰める山口。パンチがヒット!組んだ宮下。ケージに押し込む。入れ替えた山口。両脇を差す。首を抱えた宮下。ギロチンに抱えながらヒザを入れる。タックルに入ろうとする山口だが、がぶってバックに回る宮下。四の字バック。ローリングして逃れようとする山口だが外れない。バックから殴る宮下。けっこう強いパンチを入れている宮下。山口は背中の宮下を殴ることしか出来ない。ホーン。

1R三者宮下。

2R。パンチを入れる山口。宮下もらってタックルに入るががぶる山口。がぶりながらパンチを入れる。ガードを取った宮下。一度放した宮下が蹴り上げを入れるが、山口が足をサバいてパス。下からバギーチョークを狙う宮下だが入らず。残り20秒でスイープした宮下。ヒジを入れる。ホーン。

2R三者山口。

2R。また詰めた山口のパンチを貰い、宮下逃げ気味のタックルを切られて引き込み。山口立って離れた。宮下タックルで飛び込むが切った山口。また宮下が引き込むが、山口ボディロックパス。サイドに出た。ヒジを入れていく。マウント!ハーフに戻した宮下だが、山口上からパウンド。残り1分。サイドに出た山口。宮下が反転しようとするも上をキープしパウンド。宮下が下から蹴り上げると距離を取る。タイムアップ。

判定29-28×3で山口勝利。

PANCRASE343:第7試合・宮城成歩滝 vs. 寺本雄輝

ネオブラバンタム級二回戦。

宮城は昨年11月のプロデビュー戦、今年2月のネオブラ一回戦はいずれも1RKO勝ち。いずれもパンチでダウンを奪って勝利している。26歳。

寺本は昨年のネオブラは初戦1RKO勝ちしたが、二回戦で優勝した菅にカーフを効かされ、タックルを切られてのパウンドで1RKO負け。今年のネオブラ一回戦は2Rまでテイクダウンを奪われフィニッシュするしかなくなった3Rに右フックを打ち込み逆転KO勝ち。32歳。

ローを蹴る寺本に宮城がカーフキックを返す。タックルに入る寺本。クラッチして外掛けテイクダウン。寝かされないようにこらえる宮城。細かいパンチを入れる。寺本上にいるが動きがない。立とうとする宮城をまた倒した寺本。宮城下からキムラを狙う。ボディを殴る寺本。宮城が立つと逆にテイクダウンを狙う。ホーン。

1R二者寺本、一者宮城。

2R。宮城が積極的に打撃を出していく。寺本もパンチを返す。寺本の右がヒット。宮城パンチからタックルにつなげてケージに押し込むが、寺本がパンチを入れて引き剥がす。宮城アッパー。打撃の手数を増やしてきた。宮城野右がヒットし効いた!さらにパンチ連打で追い打ち!棒立ちになってパンチを貰う寺本を見てレフェリーストップ!

宮城は3試合連続でパンチでのKO勝ち。

PANCRASE343:第6試合・白井誠司 vs. 梅原規祥

ネオブラバンタム級二回戦。

鹿児島の和心會所属白井。昨年地元の鹿児島で行われた試合でプロデビューし、48秒KO勝ち。今年2月のネオブラ一回戦がプロデビュー戦で、HEARTSのタカリンダマンに1Rずつを取り合った3Rにパンチでダウンを奪い、バックからのパウンド連打でKO勝ちした。22歳。

所プラス梅原は、師匠譲りの積極的に極めを狙っていくスタイル。昨年はネオブラ準決勝で優勝した山崎に判定負け。ネオブラ後の饒平名戦は極めを狙ったところでポジションを失っての判定負け。 眞藤戦はタックルを切られてバックに回られチョークで一本負け。今年のネオブラから階級をバンタムに上げると、2Rにバックを取らせた体勢からのアームロック→横三角で一本勝ち。25歳。

お互い間合いに入れない。牽制の打撃もヒットしない間合い。梅原タックル。しかし受け止めた白井。離れる梅原。飛び込んだ梅原だが組ませず引き剥がした白井。なおも両者間合いに入れず見合う状態が続く。単発のジャブを入れた白井。組んだ梅原。ケージに押し込んで肩パンチを入れる。ホーン。

ジャッジ三者とも白井。

2R。梅原タックルに。ボディロックからバックに回った。白井は桜庭ロックを狙いつつこらえる。正対した。両脇を差した白井だが離れた。ローを入れる。また組んだ梅原。白井のヒザがローブローになりタイムストップ。再開。梅原すぐタックル。首を抱えた白井。差し返して離れた。梅原またタックルから四つに組む。離れ際に左を入れた白井。間合いを詰める梅原。残り30秒でまたタックルに入るが、テイクダウン出来ずホーン。

2R二者白井、一者梅原。

3R。梅原タックル。脇を差してこらえた白井。ヒザを入れる。テイクダウンを狙う梅原だが倒せず離れた。またタックル。ギロチンに捕らえた白井。離れて外した梅原。またタックル。テイクダウンしたが白井下からギロチン。けっこう入っている。外したが時間がない。立とうとする白井を押さえ込もうとした梅原だがタイムアップ。

30-27×2、29-28の3-0で白井勝利。

PANCRASE343:第5試合・荒田大輝 vs. 目怒頑丈

ネオブラバンタム級二回戦。

パラ八の荒田は今年2月のネオブラ一回戦がプロデビュー戦で、プロ1勝1敗の嶺から腕十字で一本勝ち。パラ八らしい手足の長いグラップラー。まだ20歳。

T-BLOOD目怒も2月のネオブラ一回戦でプロデビュー。3Rとも開始直後から組み付いていくスタイルでスプリット判定勝ち。29歳。

目怒今回もいきなり飛び込んでいきタックルに。ケージに押し込んでテイクダウン狙い。切り替えしてテイクダウンを狙ったが、上になった荒田がキムラから腕十字へ。スパイダーウェブ。外して上になった目怒。下から殴る荒田。ニーシールドで距離を作ろうとするが、目怒がボディロックからパスを狙う。立とうとした荒田をボディロックを放さないままテイクダウンした目怒。足で距離を作り立った荒田だが、すぐに詰めて離さない目怒。しかし荒田大腰で豪快に投げてテイクダウン。バックに回った。ハーフバックから殴る。目怒立ったがホーン。

1R二者荒田、一者目怒。

2R。また飛び込んでいく目怒。シングルレッグからケージ押し込み。ヒジを入れる。テイクダウン。また投げを狙った荒田だがこらえた目怒。しかしダブルアンダーフックでクラッチした荒田がテイクダウンを狙っていく。ボディロックから投げ狙いスタンドバックに回った。投げてテイクダウンすると足をフックしバックマウント。チョーク。喉元に入ってタップアウト!

荒田2試合連続一本勝ち。