もうビッグイベントの全カード決定が1週間前までずれ込むのは珍しくも何ともなくなってしまった。が、今回は追加カードがなく、試合順が決まっただけ。良かったのか悪かったのか。
以下予想。
＜第１試合 ワンマッチ＞
桜庭和志（高田道場）
ニーノ・“エルビス”・シェンブリ（シュートボクセ・アカデミー）
桜庭は体調十分ではないだろうけど、大晦日のホジェリオ戦を見ると、やっぱり自力はある選手。ニーノの打撃が上手くなっていたとしても、桜庭を脅かすには至らない。煽りVで浜中のことに触れるかどうかに注目。
＜第２試合 ワンマッチ＞
クイントン・“ランペイジ”・ジャクソン（チーム・オオヤマ）
ヒカルド・アローナ（ブラジリアン・トップ・チーム）
アローナ、今までの試合ではテイクダウンしての押さえ込みで勝ってきているけど、ランペイジをテイクダウンするのは難しいだろう。アローナの勝機は隙をついての関節一本だが、極めの強さがないだけに厳しい。ランペイジがKO。
＜第３試合 ＧＰトーナメント２回戦＞
セーム・シュルト（ゴールデン・グローリー）
セルゲイ・ハリトーノフ（ロシアン・トップ・チーム）
シュルトのレンガパンチvsハリトーノフのテレビで見てやってみたらできたパンチ。でもハリトーノフがあっさりテイクダウンしてすぐ極めに行ってしまいそうな。シュルトもうちょっとスタンドレスリングをやらないと。でも4月の1回戦を見る限り、期待薄か。
それでもシュルト勝利を予想。ほぼ100％、予想というより期待だが。
＜第４試合 ＧＰトーナメント２回戦＞
小川直也（ＵＦＯ）
ジャイアント・シルバ（フリー）
小川がどういう攻めをするかに注目したい。普通にテイクダウンして勝つだけなら楽に出来るだろう。そういうアマチュアのような戦いをするのか否か。勝つのは当然小川だろうが。
＜第５試合 ワンマッチ＞
吉田秀彦（吉田道場）
マーク・ハント（リバプール・キックボクシングジム）
吉田もアマチュア的な戦い方をすればあっさり勝つだろう。でもシウバや田村相手に打撃勝負をした吉田だけに、何かやるんじゃないかとちょっと期待。
＜第６試合 ＧＰトーナメント２回戦＞
アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ（ブラジリアン・トップ・チーム）
ヒース・ヒーリング（ゴールデン・グローリー）
横井戦でノゲイラの強さと弱さが見えた。強さはパンチの巧さ。ヒーリングも打撃では相手にならないだろう。弱さは相変わらずのテイクダウンの拙さと、下からの極めが通用しなくなってきていること。グラウンドでも上を取らないと、一本勝ちは難しいと思う。
最近のヒーリングでは番狂わせの期待は出来ないが・・・。
＜第７試合 ＧＰトーナメント２回戦＞
エメリヤーエンコ・ヒョードル（レッドデビル）
ケビン・ランデルマン（ハンマーハウス）
ヒョードルの、前戦で見せたレスリング系に対する不利な展開と、見事なグラウンドでの極め。ランデルマンは同じ攻めが出来るだろうし、同じ極めにはかからないだろう。多分。ミルコに勝って勢い最高潮のランデルマンだけに、何かをやってくれるような期待感はあるかもしれない。
しかし・・・それでもヒョードルの勝ちは動かないだろう。
今回、フジが「オールスター戦」と呼ぶほどメンツは豪華なのだが、ちょっと結果が見えてしまってるカードが多い。果たして、番狂わせは起きるのか。
