格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★PRIDE最大の危機!!・・・って何?

http://blog.livedoor.jp/nhbnews/archives/50678741.html

気になる内容は……大晦日よりもっと大変なことが起こっている!
【全世界MMAウォーズ開戦間近!! FINAL COUNT DOWN2006大特集!】
☆巻頭は……年の瀬に衝撃のインタビュー、ついに来た決断のとき!!
PRIDEに最大の危機到来! DSE榊原信行代表がすべてを語る!!

オチから言うと、「UFC(アメリカ)の驚異」なわけだが。想像もしていなかったUFCの急激な成長によりMMA界の勢力図が変わってきているとのこと。それでもはや日本では太刀打ち出来ないとか何とか。でも、本当にそうか?UFCではPPVのインセンティブも含めるとファイトマネーが1試合1億円になることもあると言うが、去年の男祭りで組まれた吉田vs小川は二人で5億円という話ではなかったか。地上波さえあればギャラでは対抗できたのだから、結局「最大の危機」というのは地上波が無くなったことだろう。インタビューでは地上波が復活すれば「スポーツ紙の1面全部で扱われる」ほどのインパクト(がある選手の参戦?)になったと語っているが、つまりは「ビッグインパクト」の参戦はなくなったということか。まあこの時期になって発表されない時点で薄々気がついてはいたが。
で、今が本当に危機なのか。確かに資金力では圧倒的な差がある。しかし、UFCがアメリカ人以外のトップ選手をどれだけ集める気があるのか良くわからない。kamiproでは「今までアメリカ人にしか興味がなかったズッファが、PRIDEベガス大会でヒョードルへの大声援を見て考え直したらしい」という説が載っていたが、ベガス大会の客層と、シウバがオクタゴンに入ってもノーリアクションでティトvsケンシャムの3回目なんかがメインに組まれて盛り上がっているUFCの客層では、あまり重なっていないのではないか。レベルが上がったらTUF出身者なんかが活躍しにくくなるし、高い金を出してもあまりメリットはなさそうだが。
まあ階級によってはマンネリ化しているところや層の薄さが顕著なところもあるし、多少の引き抜きはあるかもしれないが。