本日でPRIDE10周年。10年前の僕らは胸を痛めてヒクソンvs高田なんて見ていた。10年の間で、PRIDEを会場まで行って見たのは唯一このPRIDE-1のみ。でもそれ以外ほとんど（武士道も含めて）PPVでリアルタイム観戦している。リアルタイムで見られなかったのは４〜５回くらい。今まで格闘技観戦をするには、地方在住だとチケット代以上に高い交通費を使わなければ行けなかったものが、たった2000円（初期の値段）で見られるというのも嬉しかった。
ちなみに当時は断然ヒクソンの応援。高田が勝っていたら、２０世紀は終わらなかっただろうけど、総合格闘技は終わっていただろう（少なくとも日本では）。当時格闘技を中心に見ていた自分にとってはなんとしてもヒクソンに勝ってもらいたかった（ちなみに、高田が負けてもプロレスは終わらなかった。ショックは大きかっただろうけど、致命傷ではなかった）。その後のPRIDEの隆盛があるのも、あそこでヒクソンが勝っていたから。それを考えると、ヒクソンにもっと感謝してもいいはず。
当時はPRIDEというイベント自体に思い入れを持つ人間なんか皆無。それどころか、胡散臭いイベントとしてプロレス側からも格闘技側からも嫌われていた。まさか１０年も続くと思わなかったし、地上波ゴールデンで放送されるとも思っていなかった。そのやり方には賛否両論あったが（焼き畑だのなんだの）、地道にやっている団体では地上波ゴールデンは実現してなかっただろう。総合格闘技というものを広く周知させたというのがPRIDE最大の功績だと思う。
罪の側面もあるが、今日はこの辺で。
