格闘技徒然草

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★UFN62:第1試合・ベントリー・サイラー vs. フレディー・セラーノ

フライ級。
TUFラテンアメリカのチームメイトで、ともにバンタム級トーナメント1回戦負け。
ボリビアのサイラーはMMA5戦全勝。ただしレベルは不明。バックボーンはキックでATT所属の32歳。
相手のセラーノはコロンビアの2008年北京五輪レスリングフリースタイル55kg以下級代表。ちなみに、同階級ではヘンリー・セフードが金メダルを獲得している。プロMMA戦績は1勝0敗(自己申告では3戦とのこと)。昨年、RFAと8試合契約を結んだと報じられたものの、試合に出ることなくTUFに参加。TUFでは1回戦で優勝したアレファンドロ・ペレスと対戦。タックルでテイクダウンを奪う場面もあり、接戦だったものの、本来の階級より上のバンタムで体格の不利もあり判定負けした。すでに35歳。
セラーノの右が入りいきなりダウンするサイラーだがすぐ立った。距離を取って蹴っていくサイラー。セラーノはタックルのフェイントからパンチ連打を叩き込むとバックスピンハイキック。ヒットしなかったがきれいなフォームで放った。さらにかかと落としと多彩な蹴り技を見せる。パンチ連打で前に出てから左ハイを打ち込んだセラーノ。さらに前に出るとタックル。しかし切られた。プレッシャーを掛けるサイラー。ワンツーがヒットしちょっとぐらついたセラーノ。タックルで凌ごうとするも切られる。両者派手な蹴り技を放つ。残り30秒でレッグダイブからセラーノテイクダウン。ハーフで固める。ホーン。
1Rは最初のダウン以外は打撃では五分かややサイラー優勢だったが、最後のテイクダウンもありセラーノのラウンドか。
2R。またプレッシャーを掛けてくるサイラー。セラーノはサークリングしながら蹴って距離を外す。タックルも狙っているがサイラーに防がれる。攻めあぐねるセラーノだが、サイラーもプレッシャーを掛けるだけでヒットは少ない。多少ブーイングが飛ぶ。タックルを切られたセラーノ。出てきたサイラーにバックブロー。蹴るセラーノだがサイラーがパンチをヒットさせる。ホーン。
2Rは僅差。ヒット数で少し上回り、タックルをすべて切ったサイラーのラウンドか。
3R。セラーノいきなりタックルでテイクダウン。ケージまで移動して立ったサイラー。離れる。サイラーの右目のカットからの出血がひどくなりドクターチェック。再開。打撃戦でセラーノのアッパーが入り、サイラーは糸が切れたようにダウン!完全に失神したサイラーにセラーノがおまけのパウンドを落とすとレフェリーストップ。
快勝したセラーノだが、ローカルTUF1回戦負けレベルのサイラー相手に互角の内容だったし、35歳では上位ランクまで勝ち上がるのは厳しいか。