格闘技徒然草

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Bellator232:メインイベント・ローリー・マクドナルド vs. ドゥグラス・リマ

ウェルター級タイトルマッチ&トーナメント決勝戦5分5R。

一回戦は元WSOF王者のジョン・フィッチ相手に苦戦し、判定0-1ドローで辛くも(トーナメントルールにより)勝ち上がったマクドナルド。準決勝はネイマン・グレイシーを相手に4Rまでテイクダウンを防ぎきり、5Rは下になったものの逃げ切って判定勝ちで決勝進出。トーナメントは王座防衛戦でもあったため、2度の防衛に成功しており、今回が3度目の防衛戦。

マクドナルドに敗れてタイトルを明け渡したリマは、トーナメント初戦は過去2度対戦し1勝1敗のアンドレイ・コレシュコフにチョークで勝利し完全決着。準決勝では無敗のトリッキーファイター・マイケル・ペイジを完全KOしてマクドナルドとの再戦の機会を得た。前回は敗れたものの、ローのダメージを蓄積させてKO寸前まで追い込んでいる。

トーナメント優勝賞金は100万ドル。

打撃戦。ステップを使い距離をキープするマクドナルドに対し、じわじわと間合いを詰めていくリマ。見合いが続いてブーイングが飛ぶ。ローリー突然飛び込んでシングルレッグ。ケージを背負いこらえたリマ。脇の差し合い。外掛けテイクダウンを狙ったローリーだがリマこらえた。しかしボディロック。なおもテイクダウンを狙うが倒せず。膠着になりまたブーイング。ゴング。

1Rローリー。

2R。ステップしてまた距離を取るローリー。リマは単発のローを時折入れる。距離を取り続ける展開にブーイング。ローリーがワンツーをヒットさせる。距離を詰めたリマにタックル。受け止めたリマだがローリーはケージに押し込む。離れた。1R以上に攻防がない。リマが踏み込みワンツーを打ち込む。ジャブをもらい首がのけぞるローリー。右で飛び込んだリマだがかわされた。ゴング。

2Rリマ。

3R。リマのローにタックルを合わせたローリーだが切られた。ローリーシングルレッグ。リマの右足をキャッチしたが、リマはパンチを打ち込むとケージを背負って耐える。ローリーはダブルアンダーフックでクラッチするが、リマが差し替えして離れた。リマのジャブがヒット。パンチで出たリマにまたタックル。リマ止めると肘で引き剥がす。残りわずかで前に出てきたローリー。タックルは止められたがパンチ・前蹴りを入れる。ゴング。

3Rリマ。

4R。ローリーすぐタックルから押し込むが、引き剥がして離れたリマ。カーフキック。ぐらついたローリー。ローリーのタックルを切ってアッパーを入れたリマ。またカーフキック。タックルを切られると引き込むローリー。リマはローリーの左足を蹴る。立ち際にまたカーフキック。ローリー組んで押し込むとダブルアンダーフックからテイクダウン狙い。離れた。間合いを詰めるローリーだが単発の打撃しか出ない。ゴング。

4Rリマ。微妙なラウンドもあるが、ローリーが判定勝ち出来ない可能性も高くなった。

5R。ワンツーを入れたローリー。タックルからアンクルピックではじめてテイクダウンしたが、リマはスクランブルで上を取り返す。下からホールディングするローリー。ローリーガードから腕十字。スラムで叩きつけて外したリマ。ローリー今度は足に絡んで足関。リマがパウンドを打ち込む。亀になったローリー。パウンドをもらうとガードを取る。リマインサイドからパウンド。ローリーハイガード。また腕十字。オモプラッタに移行したが外れたが、レッグドラッグから上を取ったローリー。残り1分切っている。リマのガードに入っていくがリマはクローズドでディフェンスするとホールディング。ローリー密着したままがむしゃらにパウンドを入れるが効果的なヒットなし。タイムアップ。

49-46、50-45×2の3-0でリマがトーナメント優勝&王座返り咲き。

ローリーは前回勝っているが大ダメージを受けた相手に対して踏み込めなかった。気持ちが後ろ向きだったように見えた。