格闘技徒然草

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UFC on ESPN+33:メインイベント・アンソニー・スミス vs. アレクサンダル・ラキッチ

ライトヘビー級5分3R。スミス5位、ラキッチ8位。

ミドル級から3連勝で一気にタイトル挑戦を決めたスミスだが、JJ戦は内容で完敗の上に試合も盛り上がらず。次戦でアレクサンダー・グスタフソンに押され気味の展開から4Rにグラウンドに持ち込んだワンチャンスを活かしチョークで一本勝ち。前戦はグローバーテイシェイラ相手に3RにKO寸前というか普通ならKOにされるほど打たれ続け、レフェリーもスルーし続けて5Rまで殴られ続けての完敗。

オーストリア初のUFCランカー・ラキッチはティーンエイジにボクシングとキックでキャリアを積み、19歳でMMAに転向。デビュー戦は一本負けしたが、そこから8連続フィニッシュでUFCと契約するとUFCでも4連勝。前戦はコーミエのタイトルに挑戦したこともあるオーズデミアと対戦し、スタンドの手数では上回っていたが微妙な判定負けでローカルからの12連勝がストップした。

カーフキックを入れるラキッチ。早くも嫌がっているスミスだが、自らもカーフキックを返す。右を打ち込んだラキッチ。またカーフキック。連打をもらいダウン気味に倒れたスミス。そのままタックルに入るが、ラキッチがぶる。シングルレッグから一気に背中に乗ったスミスだが、前に落とされた。なおもタックルに行くがラキッチがぶって押し倒して上に。ガードを取るスミス。上から攻めあぐねているラキッチ。ラバーガードを仕掛けるスミスだが密着して外したラキッチ。残り1分。ラキッチ上をキープしこつこつパウンドを入れていく。ハーフから潜ろうとするところを潰してパウンド。ホーン。

1Rラキッチ。

2R。ラキッチまたカーフキック。スミスが組んでくると首相撲から膝。そして左ミドル。スミス前に出てケージに押し込んだが、投げを狙うも踏ん張りが効かず自ら下に。スミスのガード。三角を狙うが外された。ラキッチ、ガードでは密着したまま下からの仕掛けを潰してこつこつ殴る。ケージを蹴って腕十字を狙ったスミスだが読まれている。上をとっているラキッチだが安全策。密着したまま打撃を入れ続ける。スミス立とうとするが上から押さえつけられ立てず。ホーン。

2Rラキッチ。

3R。またカーフキックをもらったスミス。ラキッチハイキック。効いた。連打。しかしスミス組んでスタンドでバックを取る。そのままグラウンドに引き込もうとするが、やはり足が踏ん張れないのか下になってしまう。グラウンドでは密着したまま打撃を入れていくラキッチ。スミス亀に。脇腹に膝を入れるラキッチ。スミス亀のまま、逃げるでもなく凌いでいるだけ。立とうとしたが倒されて背中を付けるスミス。残り1分。またガードに戻り、こつこつ殴り続けるラキッチ。残りわずかで立つと勝利アピール。スミスもう攻める力がない。タイムアップ。

30-26、30-27×2の3-0でラキッチ勝利。