ウェルター級。ローラー13位、マグニー14位。
19歳でプロデビューし20年目となる元ミドル級王者ローラー。最初にUFCに出場した時は爪痕を残せずリリース、Strikeforceを経てUFCと再契約し、階級をウェルターに落とすと激闘王として大ブレイクし、タイトルも獲得。初防衛戦でGSPの後継者とも言われたローリー・マクドナルドとの死闘は語り草となっている。が、現在3連敗中。ウェルター級ランカーでは次戦での引退を表明しているデミアン・マイアに続いての年長となる。
一時期ハイペースで試合をしていたマグニー。昨年はUSADAの出場停止（後に解除）があったため試合なしに終わったが、3月に復帰すると半年でこれが3戦目。過去には元暫定王者コンディット、元王者ジョニヘンに勝利しているが、2人とも今はランキングにいない。一時ランキングを外れていたが、リー・ジンリャン、ロコ・マーティンらもうすぐランクインファイターに連勝して再びランカーに。
ミドルを入れたマグニー。じわじわ出たローラーが左をボディに打ち込む。飛び込んでパンチを打ち込むとタックルへ。がぶったマグニー。そのままバックを狙う。立ったローラーのバックを取りテイクダウン狙い。倒れてグラウンドに引き込んだが、ローラーが反転して上になる。立ったマグニーにパンチを打ち込むローラー。マグニーが首相撲から膝・肘を入れるとタックルへ。尻クラッチしてテイクダウン。またがぶったマグニー。残り1分。がぶったままボディを殴るマグニー。ローラー亀のまま動けず。ホーン。
1Rマグニー。
2R。パンチで出るローラー。ミドルを入れたマグニーがタックルへ。また尻クラッチからテイクダウン。押さえ込む。亀になったローラーからバックマウント。ハーフバックになるがバックをキープしているマグニー。足のフックをツイスターフックにしたマグニーだがさすがにツイスターには入れず。バックキープし続けるマグニー。ローラー抜け出せない。残り1分でようやく立ったが、立ち際に首相撲に捕らえたマグニーが膝を入れる。離れた。リーチを活かして遠い間合いからジャブを入れるマグニー。ローラー距離を詰めるが手が出ない。ホーン。
2Rマグニー。ローラーのヒットした打撃は3発のみ。
3R。パンチを打ち込んだローラーだが、腕を掴んだマグニーはなんと引き込み。3Rを捨てて判定勝ちを狙うにしても早すぎないか。マグニー、ガードでホールディング。ブレイク。スタンドに戻ると再びローラーがパンチで攻める。マグニーも蹴りを返すとパンチで出てタックルへ。バックについて倒した。ローラー、またバックを取られた体勢になるが、立って正対。マグニーは首相撲から膝。離れた。すぐ出るローラー。マグニージャブからテンカオ。間合いを詰めるローラーだが手が出ない。距離を詰めたが首相撲に捕まった。肘・膝を入れるマグニー。放してパンチを打ち込む。ローラーも打ち返して出るが残り30秒。パンチを入れるのはマグニー。ジャブがヒット。ローラーのハイは届かず。タイムアップ。
三者フルマークでマグニー勝利。
ローラー、これで4連敗。3Rになってようやく攻めたが、逆転する気配がなかった。
