格闘技徒然草

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UFC on ESPN36:第8試合・ケイトリン・チューケイギアン vs. アマンダ・ヒバス

女子フライ級。チューケイギアン1位、ヒバスはストロー級の11位。

2020年にヴァレンチーナ・シェフチェンコのタイトルに挑戦し、3RKO負けで完敗したチューケイギアン。その後、ストロー級から上げてきたジェシカ・アンドラジにもボディブローからのパンチのラッシュでKO負け。そこからシンシア・カルヴィーヨ、ヴィヴィアニ・アロージョ、ジェニファー・マイアと下位ランカーの挑戦を跳ねのけて3連勝。UFCとの契約が切れてフリーエージェントとなっていたが、試合後に再契約。

ヒバスは先週のUFC274でミッシェレ・ウォーターソン戦が組まれていたが、3月中旬にウォーターソンが負傷し消滅。フライ級でランキング1位のチューケイギアン戦が組まれたために、階級を上げてのチャレンジを選択した。勝てばタイトル挑戦の可能性もあるので断る理由はなかったとのこと。ここまで5勝1敗で、マリーナ・ホドリゲスにはKO負け。しかし、ペイジ・ヴァンザント戦はフライ級戦で勝利している。今回はそれ以来2度目のフライ級での試合。柔道ベースで、首投げ→袈裟固めでの攻めが得意。

チューケイギアンは階級下が相手とはいえ、ランキング1位で4連勝すれば、来月のシェフチェンコ vs. タイラ・サントスの勝者への挑戦が濃厚…と言いたいところだが、シェフチェンコが負けた場合はダイレクトリマッチとなる可能性もあるので予断を許さない。

すぐ詰めていくヒバス。チューケイギアンはサイドキック。パンチから四つに組む。チューケイギアンが脇を差してきたところで首投げ。テイクダウン。袈裟固めからサイドに移行。下から足を絡めようとするチューケイギアンだが足のフックを外してサイドをキープ。しかし下から足を絡めたチューケイギアン。逆ハーフの体勢。返したチューケイギアン。押さえ込まれる間に立つヒバス。ワンツーを入れるチューケイギアン。遠い間合いからパンチを打ち込む。ヒバスも打ち返す。チューケイギアンはワンツーを繰り返す。ホーン。

1R前半は上になっていたヒバスだが押さえ込んでいただけ、その後はチューケイギアンが打撃を当てていたのでチューケイギアンのラウンド。

2R。チューケイギアンのワンツーをもらいぐらついたヒバス。ヒバスも打ち返したがまたもらった。パンチからタックルで組みついたヒバス、思い切って首投げ。テイクダウン。袈裟固めからまた足を絡まれそうになりサイドに移行しようとするが、チューケイギアンガードに。しかしすぐ担ぎパス。またガードに戻すチューケイギアン。ヒバスパウンド。打ちながら担ぎパスするが、チューケイギアン立った。スタンドバックから正対。離れた。チューケイギアンワンツー。ボディ。ヒバス打ち返しているが、やはり距離が合わず届かない。チューケイギアンの右がヒット。パンチからスタンドバックへ。ホーン。

2Rチューケイギアン。

3R。打撃戦でバランスを崩したチューケイギアンのバックを狙ったヒバスだがチューケイギアン離れた。ヒバスバックキックから組もうとしたが引きはがされる。打撃戦が続く。ヒット数ではチューケイギアンが優勢。残り1分でヒバスタックル。テイクダウン。しかし寝かせる前に立たれた。引き剥がして離れるチューケイギアン。パンチで出るヒバス。倒すしかないヒバスが気合を入れながらパントィお打ち込んでいく。チューケイギアンも打ち返しタイムアップ。

29-28ヒバス、29-28チューケイギアン、29-28チューケイギアン。スプリットでチューケイギアン勝利。

1R・2Rはヒバスの押さえ込みを取ったジャッジもいたのか。